大根の葉は注意!どうやって食べる?あく抜き・保存方法、漬物レシピもご紹介

大根の葉は「食べ過ぎ」と「食べる前によく洗う」の2点に注意!

 

どうやって食べるのかは「加熱」でも「生のまま」でもOK。

 

あく抜きは、熱湯で2~3分塩ゆでしてください。

 

保存方法は「生のまま野菜室で立てておく」か「茹でてからジッパー付保存袋で冷蔵・冷凍する」かの2通り。

 

漬物レシピは、30分~1時間寝かせるだけで簡単に作れる方法をご紹介。

 

これから「大根の葉は注意!どうやって食べる?あく抜き・保存方法、漬物レシピもご紹介」について詳しくご説明します!

 

大根の葉の注意点

大根の葉の注意点

大根の葉の注意点は、「食べ過ぎないこと」と「食べる前によく洗うこと」の2つ。

 

注意点① 食べ過ぎない

大根の葉にはナトリウムが多く含まれているため、食べ過ぎ注意です。

 

厚生労働省によると、ナトリウムの摂りすぎはむくみや高血圧につながるリスクがあると言われています。

 

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」に示されている、1日あたりの塩分摂取量の目安はこちら。

 

  • 成人男性:7.5g未満
  • 成人女性:6.5g未満

 

大根の葉100g(1束分)に含まれるナトリウム量は約48mgです。

 

よって、いちどに10束以上食べないかぎり1日の摂取量を超えることはありませんが、普段の食事で塩分を摂りすぎている人は要注意。

 

大根の葉を漬物などにして食べるときにも、塩分を摂りすぎないよう注意が必要ですね。

 

注意点② 食べる前によく洗う

普段、捨てられることが多い葉の部分には、農薬がたくさん付着している場合があります。

 

食べる前にはしっかりと水洗いすることを心がけましょう。

 

大根の葉には毒があると聞いたことがあります。

 

実際にはどうなのか調べてみたところ、毒があるという根拠は見つかりませんでした。

 

葉に残った農薬が体に悪影響を及ぼす恐れから、毒があるといわれることがあるようです。

 

きちんと洗えば、安心して食べてOK。

 

大根の葉には、ビタミンや鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれています。

 

洗えば食べられる部分ですので、ぜひ捨てずに活用したいですね。

 

大根の葉を食べるときには「①食べ過ぎに注意」して「②しっかり洗って」から使いましょう。

 

どうやって食べる?

どうやって食べる?

どうやって食べるのかは、加熱しても生のままでもOK。

 

一般的に、大根の葉は硬くてアクが強いため、茹でてあく抜きしてから食べることが推奨されています。

 

しかし、加熱によって減少してしまう成分もあるため、栄養を効率良く摂取したいなら生のまま食べてもOK。

 

生のまま食べる場合は、細かく刻んで塩もみすると食べやすくなりますよ。

 

小ネギのように味噌汁に散らしたり、サラダにまぜたりするのもおすすめです。

 

食べやすさを重視するなら「加熱」し、栄養を損なわず食べたい場合は「生のまま」食べると良いでしょう。

 

生のまま食べる場合の注意点

生のまま食べる場合は、食べ過ぎに注意。

 

生の状態の大根の葉には「シュウ酸」が含まれています。

 

シュウ酸は、ほうれん草やたけのこなどにも含まれるアクの成分。

 

摂りすぎると尿路結石などの原因になるといわれています。

 

熱に弱い成分のため、加熱すれば心配は要りません。

 

生のまま食べるときだけ、シュウ酸の摂りすぎに注意しましょう。

 

あく抜き方法

あく抜き方法

あく抜き方法は、塩を入れて2~3分茹でるだけ。

 

詳しい手順は以下の通りです。

 

  1. 大根の葉をよく洗う
  2. 鍋にたっぷりのお湯をわかす
  3. 大根の葉を鍋に入る長さに切る
  4. 沸騰したら鍋に塩を入れる(大根の葉1束につき塩ひとつまみが目安)
  5. 茎を下にして入れ、2~3分茹でる
  6. ザルに引き上げて冷水にさらし、水気を切る
  7. お好みのサイズにカットし、料理に使う

 

すぐに使わない分は、ジッパー付保存袋に入れて冷凍してもOK。

 

特にみじん切りにして冷凍しておけば、使いたい時に使いたい分だけパラパラと料理に入れられて便利です。

 

あく抜きするとエグみや生臭さが消え、料理にも使いやすくなるため、ぜひやってみてくださいね。

 

保存方法

保存方法

保存方法は、「生のまま冷蔵する方法」と「茹でてから冷蔵・冷凍する方法」があります。

 

生のまま冷蔵する方法

3~4日で使い切れる場合や、生のまま料理に使いたい場合におすすめの保存方法です。

 

手順はこちら。

 

  1. 買ってすぐに葉と本体を切り分ける(葉の根元ではなく、本体の頭部分を切る)
  2. 切り口をキッチンペーパーで覆う
  3. ポリ袋に入れ、野菜室に立てて保存

 

ポイントは、大根を買ってすぐに葉と本体を切り分けておくこと。

 

これは、葉に栄養を吸い取られて大根がスカスカになってしまうのを防ぐためです。

 

立てて保存することで、葉が潰れたり偏ったりせず長持ちしやすくなりますよ。

 

この保存方法での日持ちは3~4日ほど。

 

日が経つにつれて鮮度が落ちてくるため、早めに使い切ってくださいね。

 

茹でてから冷蔵・冷凍する方法

あく抜きしてから料理に使いたい場合は、こちらの方法がおすすめです。

 

手順をご紹介。

 

  1. 大根の葉をよく洗い、鍋に入る大きさに切る
  2. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を入れる(葉1束に対し塩ひとつまみ)
  3. 茎の方を下にして入れ、2~3分茹でる
  4. ザルに上げて冷水にさらす
  5. 水気をよくしぼり、好みの大きさに切る
  6. ジッパー付保存袋に入れ、空気を抜いて冷蔵or冷凍保存

 

あらかじめ茹でてから保存する場合、冷蔵庫だと2~3日、冷凍庫だと1ヶ月ほどもちます。

 

茹でて保存袋に入れておけば、使いたい時にサッと取り出せて便利ですね。

 

冷蔵庫で2~3日しても使い切れない分は、そのまま冷凍庫に移せばOK。

 

大根の葉を長く楽しめる、おすすめの保存方法です。

 

漬物レシピのご紹介

漬物レシピのご紹介

最後に、簡単に作れる漬物レシピをご紹介します。

 

<材料(2人分)>

 

  • 大根の葉 1束(100g)
  • 塩 小さじ1/2

 

<作り方>

 

  1. 大根の葉をよく洗い、細かく刻んでジッパー付保存袋に入れる
  2. 塩を加えてよく揉み込む
  3. 30分~1時間ほど置いて、味がなじんだら汁気をきって盛り付ける

 

味が薄いと感じたら、少し醤油をかけて食べてみてくださいね。

 

シャキシャキとした食感と苦みがクセになる味わいです。

 

生のままだと青臭さが気になる場合は、あく抜きしたものを使ってもOK。

 

大根の葉は漬物以外にも、炒めものや煮物、炊き込みご飯などさまざまな料理に使えます。

 

今まで大根の葉を捨ててしまっていた人も、これを機に美味しく活用してみてはいかがでしょうか。