マスク有りでのFaceID(マスク着用時FaceID)のやり方は、通常のFaceIDのやり方と同じように画面に視線を向けるだけ。
設定方法は、「①マスク着用時FaceIDの利用設定:設定→FaceIDとパスコード→マスク着用時FaceIDをオン」、「②マスク着用時の顔登録:FaceIDとパスコード→FaceIDをセットアップ」の2つの操作で完了します。
マスク着用時FaceIDが認証されないときに表示される「下を向いてロック解除」でも解除できないときは、「顔を下に向けすぎている」「画面に顔が近すぎる」といったことが考えられるそう。
マスク着用時FaceIDを利用するときのコツは、「右半分(左半分)だけマスクをした状態で顔をスキャンし登録する」こと。
Apple watchを使用した状態であれば、iphone 11でもマスクのままロック解除できます。
それではひとつずつご紹介します。
FaceIDをマスク有りでのやり方
マスク有りでのFaceID(マスク着用時FaceID)のやり方は、通常のFaceIDのやり方と同じように画面に視線を向けるだけ。
ただし事前の設定が必要です。
対応している機種はiphone12以降。
マスク着用時FaceIDでは、「人によって異なる目の周りの特徴」を認識してくれます。
そのため、マスクの着用位置が高かったり、目元が隠れすぎていると反応しない可能性がでてくるみたい。
このマスク着用時FaceIDは、メガネをを追加登録した場合は、メガネをかけた状態でも認識可能です。
ただし設定したメガネと違うメガネを着用した時には、認識できません。
メガネは4種類まで登録可能とのこと。
日常生活でマスクだけでなく様々なメガネを着用する方は、マスク着用時FaceIDの活用がおすすめです。
それでは次の項目で、マスク着用時FaceIDの設定方法を詳しくご紹介します。
設定方法
設定方法は、「①マスク着用時FaceIDの利用設定:設定→FaceIDとパスコード→マスク着用時FaceIDをオン」、「②マスク着用時の顔登録:FaceIDとパスコード→FaceIDをセットアップ」の2つの操作で完了。
詳しく2つの設定方法をご紹介していきます。
①マスク着用時FaceIDの利用設定
「設定→FaceIDとパスコード→マスク着用時FaceIDをオン」の操作で簡単にマスク着用時FaceIDが利用できるようになります。
- iphoneにiOS15.4以降にアップデートされていることを確認
- 「設定」アプリを開く
- 「FaceIDとパスコード」をタップし、「マスク着用時FaceID」をオン
- 表示されたメッセージを確認後、「マスク着用時にFaceIDを使用する」をタップ
この操作でまずはマスク着用時FaceID設定が完了です。
②マスク着用時の顔登録
「FaceIDとパスコード→FaceIDをセットアップ」をタップ後、通常の登録と同じように顔スキャンへ案内されます。
①のマスク着用時FaceIDの設定後すぐに顔の登録を行う場合は、①の操作後にそのまま顔スキャンの案内が表示。
その案内に従って登録を行いましょう。
ここでは通常通りの登録方法をご紹介します。
通常のFaceIDの登録とマスク着用時FaceIDの登録は同じ。
- 「設定」アプリを開く
- 「FaceIDとパスコード」を選択
- 「FaceIDをセットアップ」をタップ
- iphoneを縦方向に持ち、顔を本体画面の前に持った状態で「開始」をタップ
- 顔を動かしてスキャン
- 最初のスキャンが完了したら「続ける」ボタンをタップ
- もう一度頭を動かしスキャン
- 「完了」ボタンが表示されたらタップして終了
この操作でマスク着用時の登録が完了します。
ひとつ前でご紹介したメガネの登録は、先ほどご紹介した方法とはまた別に登録が必要です。
登録方法は下のとおり。
- 「設定」アプリを開く
- 「FaceIDとパスコード」を選択
- 画面を下にスクロールし「メガネを追加」をタップ
- 画面に表示される案内に従って登録
メガネをかけた方でマスク着用時FaceIDを登録する方は、「メガネを追加」することでFaceIDの精度が上がるそう。
マスク着用時FaceIDに合わせて登録がおすすめ。
下を向いてもできない!
マスク着用時FaceIDが認証されないときに表示される「下を向いてロック解除」でも解除できないときは、「顔を下に向けすぎている」「画面に顔が近すぎる」といったことが考えられます。
特にマスク着用時FaceIDは、顔の中の目元の特徴を確認しています。
そのため、少しでも目元が確認しにくいと認証されにくいかも。
画面の真正面に向けても、下を向いても認証されにくいときには、「画面に顔が近すぎる」などといった可能性も挙げられています。
色々な原因が考えられますが、「顔認証用のカメラがなにも覆われていない」状態でも、なかなかマスク着用時FaceIDが反応しない場合には、もういちど顔のスキャンがおすすめ。
iphoneには学習機能が備わっているため、何度も顔をスキャンすることでFaceIDの精度があがるみたい。
ぜひ試してみてください。
コツは?
マスク着用時FaceIDを利用するときのコツは、「右半分(左半分)だけマスクをした状態で顔をスキャンし登録する」こと。
この方法でうまくいく理由はわかりませんでしたが、マスク着用時FaceIDが認証されやすくなるみたいなのでご紹介します。
登録方法は通常の方法と同じ。
- 「設定」アプリを開く
- 「FaceIDとパスコード」を選択
- 「FaceIDをセットアップ」をタップ
- iphoneを縦方向に持ち、マスクを半分折りたたんで右半分に手で押さえつけた状態で、「開始」をタップ
- 顔を動かしてスキャン
- 最初のスキャンが完了しても2~3度「続ける」ボタンをタップ
- エラーが表示されたときは、マスクを少しずらすなどしてエラーを解除
- 複数回スキャンしたら「完了」ボタンをタップして終了
ポイントは「複数回スキャンすること」と「エラーが表示されても解除して続ける」こと。
詳しい登録方法やポイントについては、こちらにまとめてありますので、ぜひ活用してみてください。
iphone11以下の機種でマスクのままロック解除できる?
Apple watchを使用した状態であれば、iphone11でもマスクのままロック解除できます。
ただし、「iphoneの対応機種がiphone X以降(iOS14.5以降)」、「Apple watchの対応機種がseries 3以降(watch OS7.4以降)」でなければ解除できません。
Apple watchには「手首検出」というものがあります。
①Apple watchの「手首検出」をオン、②iphoneの「Apple watchでロック解除」をオンにした状態であれば、マスクを着用したままApple watchで手首検出を行ってくれるためロック解除可能。
ただし、Apple watchをお持ちの方に限定されてしまいます。
残念ながら、これ以外の方法でiphone11以下のマスク着用時にロック解除できる方法は見つかりませんでした。
ここまでマスク着用時FaceIDについてご紹介してきました。
まだまだマスクを着用する機会も多いですので、ぜひ活用してみてください。