突然ですが、雪を溶かすアイディアを紹介します。
ヒーターは「ホットケール」・スプレーは「解氷スプレー」・粉は「塩化カルシウム」。
なお、水(お湯)はおすすめできません。
この記事では、ヒーター・水・スプレー・粉など様々な方法で雪を溶かすアイディアをご紹介いたします。
ヒーターで溶かす
ヒーターで雪を溶かすには「ホットケール」という商品を使いましょう。
どんな商品かというと、まずはこちらをご確認ください。
こちらの商品は、屋根に積もった雪の除雪作業に役立つケーブルタイプのヒーターです。
ヒーターというと温風が出るイメージがありますが、ケーブル自体に熱を帯びるのですね。
雪が多く降る地域では需要があるかもしれませんが、たまにしか降らない地域では設置の手間や金銭面などコストパフォーマンスが悪いかもしれません。
毎日雪かきが大変だと感じる方におすすめの商品です。
水で溶かす
水(お湯)をかけて雪を溶かす方法はおすすめできません。
理由は、かけた水(お湯)が凍ってアイスバーンになってしまう可能性があるためです。
アイスバーンとは路面上で水分が凍ってツルツルと滑りやすくっている状態のこと。
凍った地面は滑りやすいだけでなく、非常に硬いので「怪我のリスクがあがる」+「雪を溶かすことが困難」と水(お湯)をかけることはデメリットしかありません。
「少量の雪」+「晴れた暖かい気候」での多めのお湯をかければ問題ありませんが、「大量の雪」+「崩れた天気」に対して水をかけるのは焼け石に水でしょう。
雪を溶かす際に水(お湯)を使用するのは避けましょう。
スプレーで溶かす
スプレーで雪を溶かすには「解氷スプレー」を使いましょう。
解氷スプレーは、凍った雪などを溶かすのに向いています。
具体例を挙げるならば、真冬の車のフロントガラスとかでしょうか。
薄い雪が積もってワイパーが動かなくなった経験はありませんか?
そこで解氷スプレーの使い方を説明します。
- 積もった雪をできる限り取り除く。
- 凍結した窓に解氷スプレーを吹きかける。
- 雪が溶けてきたら、できる限りふき取る。
- 1~3を繰り返して除雪完了。
ここで注意すべきことは、手っ取り早く水(お湯)をかけることはやめましょう。
フロントガラスにひびが入ったり割れてしまう可能性があるためです。
雪を溶かすために解氷スプレーを使ってみてはいかがでしょうか。
粉で溶かす
粉で雪を溶かすには「塩化カルシウム」を使いましょう。
塩化カルシウムは通称「塩カル」とも呼ばれ、いわゆる融雪剤です。
塩化カルシウムだけでなく、塩化ナトリウム・塩化マグネシウムも種類としてあるみたいですが目的は同じです。
実は水が凍る温度は0度ですが、塩化カルシウムのような不純物を混ぜた液体は0度では凍りません。
この原理を利用して雪を溶かすだけでなく、凍結を防ぐ効果もあるようです。
道路の融雪剤としても利用されているので、試してみてはいかがでしょうか。
雪を溶かすシートもある?
雪を溶かすシートもあり、最初に紹介した「ホットケール」のマットタイプです。
まずは、こちらをご確認ください。
用途としては、玄関や駐車場などに利用すると良いでしょう。
毎朝雪かきが必要な豪雪地方にお住みの方には強い味方になるのではないでしょうか。
ですが、設置費用や電気代などを考慮すると手が出しづらいなんて意見も聞こえてきます。
そこで、もっと安価で手軽に雪を溶かすアイディアを紹介します。
雪を安価に溶かすアイディア3選
これから雪を安価に、手軽に溶かすアイディアを3つ紹介いたしますので、よければ参考にどうぞ。
塩をまく
塩をまくことで雪に不純物が混ざることになります。
不純物が混ざった液体は0度では凍りません。
つまり、雪が降る前に塩をまいておけば雪が積もることを未然に防ぐことができるかもしれません。
雪が積もる前に塩をまいておきましょう。
コーヒーの出がらしをまく
コーヒーの出がらしには窒素が含まれており、窒素は氷の溶ける温度を下げる効果があります。
簡単にいうと氷が溶けやすい状態になるため、積もった雪にコーヒーのでがらしをまくと通常より早く雪が溶ける可能性があります。
しかし、コーヒーの出がらしは道路にまくと掃除が大変であるため、使用する際は注意しましょう。
黒のポリ袋をかぶせる
黒のポリ袋は太陽光を集める性質があります。
白い雪は太陽光を反射するため、黒のポリ袋をかぶせることで「太陽光の反射を防ぐ」+「太陽光を集める」効果で天然のヒーターが出来上がるわけです。
即効性はありませんが、黒のポリ袋をかぶせるだけで天気がよければ通常よりも早く雪が溶けるでしょう。
こちらのアイディアについては併用することで効果が倍増するため、手間を減らして、費用を安く済ませたい方は試してみてくださいね。