水漏れすると水道代は、一人暮らし世帯で「1ヶ月約2,500円」。
ポタポタの影響は「水道代:1か月200円前後」、少し水道代に影響します。
放置は悪化する原因なので、「修理の依頼をしてください」ね。
「返金もしてくれる」ようです。
水をチョロチョロ出しても「水道代が」はタダにはなりません」。
今回は「水漏れすると水道代いくら?ポタポタの影響と放置や返金、水をチョロチョロ出すと水道代がタダ?」についてご紹介いたします。
水漏れで水道代いくら?
水漏れしたときの1か月の水道代は平均的な一人暮らし世帯で約2,500円です。
ただし、これは以下のような軽微な状態の場合に該当します。
- 水道管に亀裂が生じて軽く水漏れしている状態
- パッキンから水がポタポタ落ちている状態
このような軽い水漏れなら大きな金額になりません。
基本的な水道料金の計算方法は「基本料金+従量料金(使用した分の料金)+税金」で計算され、基本料金は水道メーターの「口径」によって変わります。
水道メーターの口径とは、部屋に繋がっている水道メーターの給水管部分の大きさを指し、建物や水道の使用料、蛇口の数によって変わる給水管の内径の数字です。
今回は一人暮らし世帯の平均的な口径20ミリとした場合の計算方法で算出しました。
- 基本料金 1,200円程度
- 従量料金 1~5㎥まで0円 6~10㎥は1㎥ごとに22円 11~20㎥だと1㎥ごとに128円
一人暮らしの平均的な使用水量は8㎥で、10㎥ほど水漏れしていた場合は以下の計算式より求められます。
1200円+(22×5)+(128×8)=2,334円
あくまで「軽い」水漏れの場合で、配管に穴があいている、亀裂が生じている、破裂してるなどといった深刻な場合は早急に対応が必要です。
賃貸住宅の場合は大家さん、自己所有ならまず水道局に相談してください。
ポタポタは水道代に影響する
水道の蛇口から水がポタポタ、この場合の水道代は1か月200円前後と言われています。
たとえば水道メーターが1秒間に1滴の水漏れてカウントされた場合に月200円程度、年間で1200円ほどです。
このカウントは現在の水道メーターの技術向上により、一滴の水でも水道メーターが動いて料金に上乗せされますが、昔の水道メーターはあまり感度がよくなかったため、少しの水ならカウントされなかったと言います。
また現在でもあまり感度のよくない水道メーターを使用している場合にはカウントされにくい場合もあるようなので、「水道メーター次第」と言えるかもしれません。
それでもゼロになるケースはほぼないようです。
いづれにせよ、水道のポタポタは劣化によることが多いので、早めに交換などの対処をとることをオススメします。
ポタポタの放置はNG?
蛇口からのポタポタの原因は経年劣化のため、放置したらどんどん状態は悪くなることから見つけたら早めの対応が必要です。
水道の蛇口はとても複雑な構造で長期間使用していると、どうしても劣化による水漏れが発生します。
その中でも特に劣化がおきやすいのはゴム製の「パッキン」と呼ばれる部品が原因であることが少なくありません。
パッキンは蛇口の内部で部品間の隙間を埋め、水漏れを防ぐ部分に使用します。
そのためパッキンは常に蛇口の中で水圧を受け、時間の経過とともに劣化して行くことがポタポタ水漏れの原因であることが多いのです。
一般的にパッキンの寿命は10年程度と考えられ、水漏れも軽い場合は水道料金にさほど大きな影響はありませんが、放置すると水道料金のほか修理費用も跳ね上がるため交換または修理を依頼してください。
水漏れの水道代は返金される?
水漏れの水道代の代金は返金されます。
自治体により、一定の基準の条件のもとに水道代の減額を受けることが出来る「減免制度」がありますが、実施していない自治体もあるため注意が必要です。
詳しくはお住いの水道局や自治体へお問い合わせください。
原則として水漏れによる水道代は水道の使用者が支払う必要がありますが、きちんと管理していても見えない部分の水漏れに気づけない場合が多くあります。
そのようなトラブルの対策として設けている制度が「減免制度」です。
この制度の実施有無、申請方法や適用期間がある場合もあるため、まずお住まいの自治体や水道局に相談することをオススメします。
水漏れや水道管の破損状況によって減免申請が出来ない場合も多く見られるため、水漏れを発見したら早急に確認してください。
水をチョロチョロ出すと水道代がタダ?
水をチョロチョロ出すと、水道代はタダになりません。
先述した「ポタポタの放置はNG?」でも述べたとおり、チョロチョロ出た分の水道料金もかかります。
なぜチョロチョロ水道でも料金がかかるのか、その理由は水道メーターの仕組みを知るとイメージしやすいも知れません。
水道メーターが使用した水の量を計算するには、水道メーターの中にある小さな羽根車が水が流れると動くことにより使用した水の量がわかる仕組みです。
現在の水道メーターは精度があがっており、ほんの一滴でも水が出ていたら羽根車は回転し、使用量がカウントされて料金に反映されます。
ところが昔の水道メーターはここまで精度が良くなく、水がチョロチョロポタポタ出ていた程度では反応せずに水道代は掛かりませんでした。
このような話を聞くと、古い建物では古い水道メーターが今も使用されているのでは?と思うかもしれませんが、「計量法施行令(計量法)」という法律に則り8年ごとの交換が義務付けられているため、「チョロチョロ水道の料金がタダになる水道メーター」はもう存在しない、ということになります。