パン粉がない時のつなぎの代用!(ハンバーグ編)小麦粉・片栗粉・食パン・オートミール・米粉・おからは?パン粉なしのハンバーグはどうなる?

パン粉がない時のつなぎの代用!(ハンバーグ編)小麦粉・片栗粉・食パン・オートミール・米粉・おからは?パン粉なしのハンバーグはどうなる?

パン粉がない時のつなぎの代用は、小麦粉・片栗粉・食パン・オートミール・米粉・おからでできます。

代用するときはこれから説明するコツを参考にして、作ってみてくださいね。

パン粉なしのハンバーグは「作れますし美味しいですが、パン粉ありのハンバーグと比べると旨味が足りないと感じるかも」しれません。

パン粉のつなぎの役割は、ハンバーグの形状を保持すること肉の中に旨みや調味料等を閉じ込めることだからです。

しかし、焼く際にはハンバーグ自体の形状が崩れないように注意する必要があります。

今回の記事では、「パン粉がない時のつなぎの代用!(ハンバーグ編)」についてご紹介いたします。

目次

小麦粉・片栗粉で代用できる?

小麦粉・片栗粉で代用できる?

ハンバーグを焼く際の”つなぎ”で小麦粉、片栗粉は代用可能です。

小麦粉は、パン粉を使う時の使用方法とは異なり、小麦粉をハンバーグの表面にまぶすことで”つなぎ”の役割を果たします。

片栗粉も小麦粉と同様、ハンバーグにまぶして使用します。

小麦粉や片栗粉はタネの水分を吸収します。そして、粘性を増すことによって、ハンバーグの形が崩れることを防ぎます。

これが、”つなぎ”として使用できる理由です。

ここで注意したいのが、パン粉はハンバーグのタネを成形する際に混ぜて使用しますが、小麦粉・片栗粉は、表面にまぶして使用します。

小麦粉・片栗粉と、パン粉とでは、”つなぎ”としての使用方法が異なるので注意しましょう。

小麦粉の代用のコツ

小麦粉を”つなぎ”として使用して、ハンバーグを美味しく焼くコツは主に2つあります。

  • 小麦粉をつけすぎない
  • 中火でしっかり焼く

小麦粉をつけすぎない

小麦粉をつけすぎると、食感が悪くなってしまいます。

美味しいハンバーグを食べるために、小麦粉は適切な量つけるようにしましょう。

オススメの小麦粉のつけ方は、小さめのバットに小麦粉を敷いて、その上でハンバーグのタネを転がすことです。程よくタネに小麦粉をまぶすことができます。

もし、小麦粉をつけすぎてしまったら、ポンポン、と少し叩いてあげると、余分な小麦粉が落ちます。つけすぎてしまった時は是非活用してみてください。

中火でしっかり焼く

中火でしっかり火を通すことで、表面が覆われ肉汁を閉じ込めることができます。

では、しっかり火を通すとはどういうことなのか?

それは両面に焼き色が付く程度のことです。

そうすることで、表面は小麦粉のサクサク感、中は肉汁溢れるジューシーな食感を楽しむことができます。

美味しいハンバーグを食べるためにも、中火で調理することを覚えておきましょう

片栗粉代用のコツ

基本的には小麦粉と同じで、つける量と調理時の火加減に注意しましょう。

しかし、片栗粉と小麦粉とでは原料となる成分が違うため、焼き上がりの食感を比較した時、少し違います。

小麦粉をまぶして焼いた時は、サクサクという食感なのに対し、片栗粉をまぶして焼いた時は、舌触りの良い食感に仕上がります。

加えて、片栗粉で焼いたハンバーグには、ソースが絡まりやすい特徴があります。

それなので、ハンバーグと絡みにくい、しょうゆベースのソース等にはオススメですね。

食パン・オートミール

食パン・オートミール

ハンバーグを焼く際の”つなぎ”で食パン・オートミールは代用可能です。

一般的に使用されるパン粉も、元はパンなのです。もちろん、食パンもパンなので、ハンバーグの”つなぎ”として、タネに混ぜる使用方法で代用できます。

食パンを”つなぎ”として代用するには、フードプロセッサーを使って細かくします。また、冷凍食パンの場合は、おろし金で削ります。

パン粉を使う時と同じタイミングで、タネに混ぜて使用してくださいね。

オートミールもパン粉と同じく、タネに混ぜて使用することで”つなぎ”として代用可能です。

オートミールは栄養的に非常に優れた食品です。特に、食物繊維、鉄、カルシウムの含有量が多いです。ご家庭にオートミールを常備している方は、パン粉を使用するよりも、栄養豊富かもしれません。

また、糖質が少ないので、ダイエットをしている人にもオススメです。

オートミールも、パン粉と同じように、ハンバーグのタネに混ぜて代用可能です。

食パンの代用のコツ

食パンをハンバーグの”つなぎ”として利用する際は、食パンを細かくして利用するようにしましょう。

なぜなら、パンのかけらが大きい状態で混ぜてしまうと、食べた時の食感が損なわれてしまいます。

フードプロセッサーなどを使って細かくして使いましょう。肉のジューシーな食感を楽しむことができます。

もし、フードプロセッサー等がご家庭に無い場合は、細かくちぎった食パンを、牛乳に浸して使う方法がオススメです。

食パンの柔らかな食感と、牛乳の甘味が感じられて、より美味しいハンバーグが食べられます。

牛乳の量は、食パン1枚に対して50ml~70mlくらいがオススメです。タネの硬さによって牛乳の量を調整しましょう。

しかし、牛乳が多すぎると、タネがまとまらない可能性があるので注意が必要です。

オートミール代用のコツ

オートミールを”つなぎ”として使う時は、混ぜる量に注意しましょう。

肉100gに対して、オートミール50g程度がオススメです。

多すぎると、ハンバーグ感が薄れてしましますし、少なすぎても、ハンバーグがまとまりづらくなる可能性があります。

もちろん、個人の目的や、好みに応じて、混ぜる量を調整しても大丈夫です。

ダイエット中の方なら、オートミールの量を増やす。育ち盛りのお子様に作るなら、お肉の量を多くする。

オートミールを使う際は、混ぜる量に気をつけながら代用しましょう。

米粉・おから

米粉・おから

ハンバーグを焼く際の”つなぎ”で米粉・おからは代用可能です。

米粉をハンバーグを作る際の”つなぎ”として代用する際は、パン粉を使用する時と同じように、混ぜて使用しましょう。

米粉は、パン粉を使うよりも糖質が低いのでヘルシーです。また、グルテンフリーなので、小麦アレルギーの方でも食べれるハンバーグを作ることができます。

おからを使用することも、パン粉を使用する時と同じように、混ぜて代用しましょう。

ただし、生のおからはそのまま混ぜて代用可能ですが、乾燥のおからは水でふやかしてから混ぜるようにしましょう。

おからには、タンパク質食物繊維が多く含まれています。

現代の日本人はこれら2つの栄養素が不足しがちです。食物繊維は便秘予防や、お腹の調子を整えることにも効果があるので、積極的に摂取していきましょう。

また、パン粉を使用するよりも、カロリーも低くヘルシーなので、ダイエット中の人にもオススメできます。

米粉も、おからもハンバーグに混ぜて使用できますし、とってもヘルシーなので、パン粉がご家庭にない場合はぜひ使用していきましょう。

米粉代用のコツ

米粉を代用する際は、必ずも使いましょう。

なぜなら、塩を使わないと、肉から水分が溶け出さず、米粉が”つなぎ”の役割を果たさなくなってしまうからです。

米粉+塩で、ふわふわでジューシーなハンバーグを作ることができます。

おから代用のコツ

おからを代用する際は、焼く際の油の量を入れすぎないことを注意しましょう。

おからは、油を吸う性質があります。

ハンバーグを焼く際の油の量が多いと、油を吸ってカロリーが高くなってしまうのはもちろん、食感も油っぽくなってしまいます。

おからを代用する目的が、ヘルシーなハンバーグを作ることだった場合、真逆の目的の料理が出来上がってしまいます。入れる油の量には、注意が必要です。

パン粉なしのハンバーグはどうなる?

パン粉なしのハンバーグはどうなる?

結論は、パン粉や”つなぎ”がなくてもハンバーグを焼くことは可能です。

実際にアメリカで作られるハンバーグは、”つなぎ”は使われていないと言います。

しかし、美味しいハンバーグを手軽に作るためには、パン粉等の”つなぎ”の存在が不可欠なのです。

冒頭でもお話しした通り、”つなぎ”には、肉の中に旨みや調味料等を閉じ込める効果があるとお話ししました。つまり、一般的に美味しいとされるジューシーなハンバーグには、”つなぎ”がどうしても必要なのです。

時間がない時や、ご家庭にパン粉や、パン粉に代わる代用可能な食品がない場合は、それらを使わずにハンバーグを作っても問題ないです。

しかし、美味しいハンバーグを作りたい場合は、今までにお話しした食品を使って、ハンバーグを作ることをオススメします。

とんかつにおすすめのパン粉代用食品

とんかつにおすすめのパン粉代用食品

オススメは「食パン」です。

食パンは言わずもがな、パンです。パン粉を使った時と同じような食感を味わうことができます。

パン粉がなければ、まず食パンを使用することを考えましょう。

もし、家に食パンがなくて、それでも尚「とんかつを食べたい」と思うようであれば「オートミール」がオススメです。

オートミールはヘルシーで栄養価も非常に高いので、ヘルシーなとんかつを味わうことができます。

しかし、パン粉で揚げたような「サクっ」というような食感には劣りますので、あくまで代用品として考えましょう。

とんかつを作るときにパン粉がなければ、食パンを。食パンもなければオートミールを代用するようにしましょう。

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