梅干しのカビ対処法。煮沸で解決できるかも?カビの見分け方と白い・黒カビについて、カビ防止は塩分濃度?

梅干しのカビ対処法。煮沸で解決できるかも?カビの見分け方と白い・黒カビについて、カビ防止は塩分濃度?

梅干しのカビ対処法は、「カビ部分を取り除く」か「梅酢を煮沸で消毒」が良いです。

カビの見分け方は「ふわふわしている」・「やわらかそう」という見た目で、判断できます。

また、「白いつぶつぶしたもの」が梅についている場合「お湯につけても消えない」なら、カビです。

白い・黒カビは毒性なので、ご注意ください。

カビ防止は「塩分濃度を20%以上に調整する」と良いでしょう。

今回は、「梅干しのカビ対処法。煮沸で解決できるかも?カビの見分け方と白い・黒カビについて、カビ防止は塩分濃度?」についてご紹介致します。

目次

カビ対処法は煮沸?

カビ対処法は煮沸?

カビ対処法は、「梅酢」を煮沸消毒するといいそうです。

梅干しのカビを見つけたら、すぐに広がってしまうので「素早く処理すること」が鉄則ですよ。

梅干しのカビは、以下の手順に沿って対処しましょう。

  1. 「カビ部分の梅」と「その周りの梅」を取り除く
  2. 梅酢を煮沸消毒する
  3. 「梅」を一つずつアルコールや焼酎で消毒する
  4. 「容器」の消毒をする
  5. 梅酢が冷めたら、「塩」を加えて「梅」を戻す

「梅酢全体」にカビがあるようでしたら、取り除けませんので残念ですが「すべて処分」した方がいいでしょう。

手間のかかる「梅干し作り」ですが、これも手作りの醍醐味です。

ぜひ、暑い夏のお供に、おいしい梅干しを作ってくださいね。

カビの見分け方

カビの見分け方

カビの見分け方は、「ふわふわの質感かどうか」です。

カビの見分け方を詳しく

「ふわふわ」「やわらかそう」この質感こそが、カビです。

「白いつぶつぶしたもの」が梅についている場合、それは「塩」ですよ。

「見た目では分からないなー」という場合は、「お湯につける」ことをおすすめします。

塩はお湯に溶けますが、「カビは溶けない」ので、試してみてくださいね。

梅干しのカビの発生原因

梅干しを漬ける時のカビ発生原因は、こちらの4つです。

  • 漬ける「梅」に水分が残っていた
  • 漬ける容器・道具に水分が残っていた
  • 漬ける容器・道具の消毒が不十分だった
  • 漬ける「塩」が足りなかった

梅干しを作るときは、水分・塩分・消毒といった充分なカビ対策をして漬けてくださいね。

白いカビ・黒いカビについて

白いカビ・黒いカビについて

白カビ・黒いカビは、「毒性」があるので気を付けましょう。

白カビについて

白カビは「食べ物全般」に多く発生するもので、「コウジカビ」と言います。

白カビは「梅」にもつきやすいんです。

白いふわふわしたもので、「毒性」がありますよ。

消して口には入れないようにしましょう。

黒カビについて

「黒カビ」は、梅にできる「黒いテンテン」のことで、「ペニシリウム」と言いますよ。

「青カビ」とも言われ、ブルーチーズを作るときにも使われるものですが、注意が必要です。

「黒カビ」は、下痢・嘔吐の原因になる「毒性があるもの」なので気を付けましょう。

梅干しを作るときには、「ホコリ」「汚れ」もカビの発生原因になるんです。

「清潔な環境」「密閉容器」で、梅干しを作るようにしましょう。

ピンク色は?

ピンク色は?

ピンク色は、「梅を腐らせる赤カビ」です。

ピンク色は、白米などに生える「赤カビ」と同じで、「フザリウム」というものですよ。

「塩分濃度の低いものを長時間放置する」と出てきますので、食べる際は注意しましょう。

梅にカビが発生しやすい環境

梅にカビが発生しやすい環境は、こちらです。

  • 湿度70%以上であること
  • 気温20度~30度
  • カビにとっての栄養(ホコリ・汚れ)

生の梅の出回る時期は、「ジメジメした」5月・6月の梅雨です。

「風通しの良い」「暗いところ」「冷えたところ」で保管を、意識してくださいね。

梅干しにカビが生えると不吉?

「梅干しにカビが生えると不吉」というのは、昔から言われている「迷信」です。

「梅干しの管理がおろそかになっている」から、「家庭のこともおろそかでしょう」と昔から伝えられているそうですよ。

もしかしたら、「梅のことまで手が回らない状態」なのかもしれませんね。

なにごとも「いい塩梅」がいいですよ。

「休憩する時間を取ろう」と、梅干しのカビを見つけた時は、一息つくのもいいですね。

カビ防止は塩分濃度の調整

カビ防止は塩分濃度の調整

カビ防止は塩分濃度を、「20%以上に調整するといい」そうですよ。

「高血圧だから塩分を控えよう」などと、塩を少なくして梅干しを作る人がいるそうです。

せっかく梅干しを自作するなら、「しっかり梅を塩に漬ける」「塩分濃度は20%以上」に調整して、カビができないようにしましょう。

「梅干しの塩分がどうしても気になるんです」という場合には、「塩抜き調整」をしてから食べればいいんです。

梅干しの塩抜き方法

梅干しの塩抜き方法を、詳しくお伝えしますね。

梅干しの塩抜きに必要なもの

梅干しの塩抜きに必要なものは、こちらです。

  • 塩分濃度20%前後の「梅干し」
  • 水(水道水かミネラルウォーター)
  • ボウルやお椀などの容器(アルミ製のものは使用しない)

梅干しの塩抜き方法

梅干しの塩抜き方法は、以下の通りですよ。

  1. あらかじめ用意した容器に梅干しを入れ、「梅干し1:水4」の比率で水を注ぐ。
  2. 梅干しを水につけた状態で「7〜8時間ほど」置く
  3. ザルにあげて、しばらくそのまま
  4. 梅をキッチンペーパーで「やさしく」拭く

梅干しの塩抜きはカンタンにできますが、「消費期限が短くなる」というデメリットもあります。

塩抜きをした梅干しは「なるべく早く食べること」をオススメします。

梅干しの「体にいいこと」

塩分が高そうな梅干しですが、期待できる「体にいいこと」を最後に、お伝えしますね。

  • 梅の「クエン酸」がドロドロの血液を酸性→弱アルカリ性にしてくれる
  • 梅の「バニリン」が脂肪細胞の増幅を抑制してくれる
  • 梅を食べるときに「唾液」が多く出て、食欲増進させてくれる
  • 梅の「抗酸化作用」で、卵子の老化を抑制・女性ホルモンの分泌を促す
  • 梅の「カテキン」で、腸を整える効果

「水分・塩分・消毒」といった充分なカビ対策をして、「体にいい梅干し」が作れるといいですね。

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