アロマオイルの使い方は、「玄関・マスク:アロマスプレー」・「部屋:リードディフューザー」・「お風呂:バスオイル・アロマシャワー」がおすすめ。
アロマオイルを簡単に匂わせる方法は、「マグカップを使った芳香浴」。
いつでも手軽に行うことができますが、アロマオイルの成分が「呼吸器や目の粘膜に直接触れないよう」、注意する必要があります。
今回の記事では、場所や用途に合わせたアロマオイルの使い方や、アロマオイルの香りの効果、使用上の注意点などをご紹介しましょう。
玄関での使い方
アロマオイルの玄関での使い方の1つに、「アロマスプレー」があります。
アロマスプレーは、一吹きするだけで香りが広がるため、とても手軽です。
市販のものもありますが、手作りすることもできますよ。
アロマスプレーの作り方は、次のとおり。
材料(25mlの場合)
- 無水エタノール 5ml
- 精製水 20ml
- アロマオイル(精油) 5滴
- スプレー容器 25ml
作り方
- スプレー容器に無水エタノール5mlを入れる
- アロマオイルを5滴加え、キャップをして軽く振って混ぜる
- 精製水25mlを入れ、キャプをしてよく振って混ぜる
引用元:手順3つ!簡単アロマスプレーの作り方|アロマオイル使い方 | Aroma in Tokyo
材料が揃っていれば、簡単に作ることができます。
好みのアロマオイルが何種類かあれば、種類ごとにスプレーを作るのもいいでしょう。
その時の気分で、「いろいろな香りを楽しむ」ことができますよ。
また、玄関にアロマスプレーを吹きかけることで、「消臭の効果」も期待できるのです。
玄関に広がる華やかな香りは、来客にも楽しんでもらえるかもしれませんね。
部屋での使い方
部屋でのアロマオイルの使い方の1つとして、「リードディフューザー」が挙げられます。
見た目もかわいらしく、「セットして置いておくだけ」と、大変便利です。
また、火を使うこともなく、安全に取り扱うことができます。
リードディフューザーの作り方は、こちら。
材料
- 小瓶
- 無水エタノール
- アロマオイル(精油)
- リードまたは竹串
作り方
- 無水エタノールとアロマオイル(1滴 0.05ml)を、小瓶に9:1の割合で混ぜる (例 無水エタノール30ml:アロマオイル60滴)
- 小瓶にリードまたは竹串を、3~6本挿す (本数が多いほど、香りは強くなる)
引用元:お部屋でアロマオイルを使う方法/道具やアロマの選び方と使い方 (mitsuraku.jp)
香りの持続期間は、1週間程が目安です。
香りが弱くなったら、リード・竹串を逆さまにして挿し直します。
逆さまにしても香らない場合は、新しいものと取り換えましょう。
リードディフューザーを1個置いておけば、6畳ほどの部屋まで香りが行き渡りますよ。
それ以上に広い部屋で使う場合は、置く個数を増やすといいですね。
マスクでの使い方
アロマオイルをマスクに使う際は、「アロマスプレー」を使用しましょう。
理由は、アロマオイルは原液のままだと濃度が濃すぎるからです。
アロマオイルの原液をマスクにつけた場合、その原液が肌に直接つくことになります。
すると、肌がかゆくなるなどの刺激を感じ、炎症を引き起こす可能性もあるのです。
また、アロマオイルを直接吸い続けることで、頭がふらっとするなどの体調不良の原因にもなります。
そのため、原液を「無水エタノール」や「精製水」とよく混ぜた「アロマスプレー」を使いましょう。
アロマスプレーをマスクに使う際は、よく振ってから1回吹きかけます。
マスクが不織布の場合、スプレーの水気を弾いてしまうため、手で馴染ませるのがポイントです。
お風呂での使い方
お風呂には、「バスオイル」や「アロマシャワー」を使う方法があります。
お風呂で使うことのできるアロマオイルは、100%天然の「精油」のみ。
その他のアロマオイルは「合成香料」であるため、お風呂で使用することはできないのです。
使用する際は、ラベルに「精油」または「エッセンシャルオイル」と表記されたアロマオイルを選びましょう。
また、前章でもお話ししたように、アロマオイルの原液が肌につくと、かゆみなどのトラブルの原因になります。
つまり、「浴槽にアロマオイルを直接入れるのは、肌に良くない」ということです。
ここでは、肌にやさしい「バスオイル」の使い方や、簡単な「アロマシャワー」について、ご紹介しましょう。
バスオイル
アロマオイルを浴槽に入れる際は、「バスオイル(乳化剤)」を使用するといいでしょう。
「バスオイル」には、水と油のような、「混ざらないもの同士を混合させる」働きがあります。
そのため、アロマオイルをお湯に溶かすこともできるのです。
使い方は、こちら。
必要なもの(湯量150~200リットルに対して)
- 無香料のバスオイル(乳化剤) 5ml
- アロマオイル(精油) 1~10滴
- ビーカー(計量できる容器)
手順
- ビーカーに、バスオイル5mlを入れる
- 1.に、アロマオイルを加える
- 2.を、浴槽のお湯に混ぜる
引用元:アロマバスオイルの作り方(乳化剤を使用する) | アロマ生活 (aroma-mary.com)
アロマオイルとバスオイルを混ぜて使うことで、肌への刺激が緩和されるのです。
アロマオイルの量は、初めての方や肌が弱い方の場合、1~6滴以内にすることをおすすめします。
アロマシャワー
お風呂をシャワーで済ませる場合は、「アロマシャワー」がおすすめ。
「アロマシャワー」は、浴室の床にアロマオイルを1~3滴垂らして、シャワーを浴びるだけ。
忙しい朝でも手軽にできますし、宿泊先などで浴槽に浸かれないときにも、おすすめの方法です。
ただし、アロマオイルは「原液のまま」使用するため、肌に直接触れないように気を付けましょう。
簡単に匂わせる方法は?
アロマオイルを簡単に匂わせるには、「マグカップ」を使うといいでしょう。
熱湯を入れたマグカップに、アロマオイルを1~3滴垂らすだけで、簡単に香りが広がりますよ。
これは「芳香浴」といって、呼吸器からアロマの香りを取り入れる方法です。
このように、忙しい朝や疲れている夜でも、簡単にアロマを匂わせることができるのです。
芳香浴
この「芳香浴」は、使用するアロマオイルの香りによって、主に次のような効果が期待できます。
効果 (一例)
- ユーカリ → 風邪の予防
- ラベンダー → 気持ちを落ち着かせる
- ラヴィンサラ → 鼻づまりの緩和
- レモン → 眠気覚まし、消臭
自分の用途に合ったアロマオイルを探して、試してみるといいでしょう。
季節の変わり目や、大事な試験や仕事を控えているときに行うと、心身ともにリラックスできそうですね。
注意点
手軽な芳香浴ですが、行う際は次の点に注意しましょう。
- マグカップのお湯を誤って飲まない
- 目を閉じて香りを吸い込む
- ひどい咳や、喘息の場合は行わない
小さな子供がいる場合は、マグカップに入れたお湯の誤飲が起こるリスクも高くなります。
子供から目を離さないことはもちろん、マグカップを子供の手の届かないところに置くなど、注意が必要です。
また、アロマオイルの成分は、呼吸器や目の粘膜を刺激することがあります。
咳が出ていたり、喘息のある方が、アロマオイルの香りを直接吸い込むと、発作を起こす可能性があるのです。
そのため、「目を閉じて行う」、「咳が出る・喘息の場合は行わない」ということを、必ず守りましょう。
場所や用途によって、様々な使い方ができるアロマオイル。
肌や粘膜に直接触れることのないように気を付けながら、いつでもどこでも、好きな香りを楽しめたらいいですね。