キッチンハイターで油汚れは落ちる?服・排水溝・換気扇、塩素系漂白剤の効果や爆発に注意60

キッチンハイターで油汚れは落ちます。

服の油汚れを落とす事も可能ですし、排水溝、換気扇の油汚れを落とすのにも非常に有効です。

塩素系の漂白剤の代表的な効果は【漂白能力】で、ユーザーから、一部爆発の危険性も指摘されていますが、使用方法を守って使えば確実に爆発事故は防げます。

今回は「キッチンハイターで油汚れは落ちる?服・排水溝・換気扇、塩素系漂白剤の効果や爆発に注意」についてご紹介いたします。

キッチンハイターで油汚れは落ちる?

キッチンハイターで油汚れは落ちる?

結論キッチンハイターで油汚れを落とすことは可能です。

コツとしては【60℃以上のお湯】を使う事。

キッチンハイターの希釈率ですが、0.02%、0.05%、0.1%とありますが、頑固な汚れの場合は迷わず0.1%の希釈率で使用してください。

使用目的にもよりますが、キッチンや換気扇の掃除をする場合は迷わず希釈率0.1%で構いませんが、次項で使用する【服】に代用する場合は、色によっては色あせしてしまう可能性がありますのでご注意ください。

服の油汚れを落とす方法

服の油汚れを落とす方法

服の油汚れを落とす方法ですが、基本的には40℃前後のお湯で希釈した【0.05%推奨】キッチンハイターを使用することをオススメ致します。

服に使用する際は必ず【洗濯表記】を確認してください。

キッチンハイター【漂白剤】を使用していい物とそうでない物があります。

詳しくはこちらを参考に確認してみて下さい。

覚えられない人のための「新洗濯表示」を細かく解説!
衣類のタグについている洗濯表示、毎回洗濯の時に確認していますか?正しく読み取らなかったばっかりにお気に入りの服が縮んだりしてしまうことも。また、洗濯表示は実は平成28年に表示が一新されました。見たことがない洗濯表示に困惑しないためにも、ここで覚えてしまいましょう!

色付き衣類【特に色の濃い物】に関しては洗濯表記でキッチンハイターを使用して良いという事になっていても、やや注意が必要です。

服に付着した油汚れをスポットで取ろうとしてその部分にだけ希釈したハイターを使用せず、全体を15分から30分程度漬け置きする方がどの服に対しても色むらを目立たせないためのコツになります。

頑固な油汚れの場合は、ハイターで漬け置きする前にお湯で希釈【5%推奨】した食器洗剤で揉み洗いし、よく濯いでから漬け込むとなお効果が出ます。

排水溝の油汚れを落とす方法

排水溝の油汚れを落とす方法

排水溝の油汚れをキッチンハイターで落とすベストな方法は、【ゴミ受け】の漬け置きです。

ぬめりや臭いは排水管から来るものより、ゴミ受けの掃除不足が原因の場合が多々あります。

ゴミはしっかり取り除いても、付着した油に菌が発生し、それが臭いの原因になります。

ゴミ受けを取り外し、ビニール袋に希釈した【0.1%推奨】キッチンハイターを入れ、15分程ゴミ受けを漬け置きしてください。

その後ゴミ受けを戻す前に、ビニール袋に入っている希釈液をゆっくり排水溝に流すとパイプの掃除も出来るので一石二鳥です。

コツは【ゆっくり流す】事です。

流し終わったらゴミ受けを元に戻して終わりですが、注意点はその後すぐ水を流さない事。

希釈液を流した後、最低でも15分程度は水を流さないようにしましょう。

排水パイプにも【漬け置き】が大事です。

換気扇の油汚れを落とす方法

換気扇の油汚れを落とす方法

キッチンハイターで換気扇の油汚れを落とす方法ですが、0.1パーセント程度に希釈したハイターを、使い古しの歯ブラシや食器洗い用のスポンジなどで擦り洗いするのがベストと考えます。

プラスチック桶【なければ500mlのペットボトルでも可】に希釈液を作り、少しづつ歯ブラシやスポンジに付けながら掃除してください。

僕の場合は100均に売っている霧吹きにキッチンハイターの希釈液を作り、取り外せない埋め込みになっている部分に吹きかけ、15分程度放置します。

その間にあらかじめ取り外した部品は食器洗剤の希釈液【5%】で洗い、すすぎ洗いをします。

取り外した部品の水気をきっている間に、埋め込み部分に吹きかけたハイターをあまりしっかり絞っていないタオルで拭き取り、最後に乾拭きしたら、取り外した部品も乾拭きしたら取り付けて終了です。

換気扇をキッチンハイターで掃除する場合は窓を開け、必ず換気のいい環境で行ってください。

塩素系漂白剤の効果・爆発

塩素系漂白剤の効果・爆発

塩素系漂白剤の効果として、代表的な物は【漂白能力】、一部爆発の危険性も指摘されていますが、それに関して言うと、【混ぜる】行為と【容器】に注意すれば確実に防ぐ事が可能です。

効果

塩素系洗剤の代表的かつ一番期待できる効果としては、【漂白能力】でしょう。

実はキッチンハイターも漂白剤も成分はあまり変わりません。

次亜塩素塩という成分の濃度が用途によってやや変わる程度です。

極端な例を挙げると、濃度の濃い物を使用すれば、真っ黒の衣類を真っ白にする事も可能です。

豆知識ですが、少量の塩素でより効果を得たい時は希釈する液体【水】の温度を上げるのが重要です。

くれぐれも!

間違えても市販されている塩素系漂白剤原液を加熱する事はしないでくださいね!

大変危険です!

必ず希釈する時にお湯を使うようにしましょう。

爆発することがある?

塩素系漂白剤の「爆発した!」と言う情報ですが、塩素系洗剤と酸性洗剤を、金属製の容器で混ぜてしまうと、化学反応を起こし、加熱し、それが爆発に繋がる事故になってしまったのが、【塩素系漂白剤は爆発する可能性がある!】という誤情報の元ネタです。

塩素系漂白剤にも酸性洗剤にも【混ぜるな危険】の表記がありますよね?

その注意書き通り使用していれば爆発の危険は御座いません。

その他にも、【換気をしてください】などの注意表記もありますので、使用の際は必ず確認してから使用するようにしましょう。