ズボンのクリーニング料金と時間は?水洗い・染み抜き・裾上げ・折り目加工・プレス仕上げ

ズボンのクリーニング料金は、水洗いで「ドライクリーニング料金プラス1000円」程度、かかる時間は「1週間」くらい。

染み抜き「料金:500~5000円」・「時間:4~7日」で、裾上げ「料金1000~2500円」・「時間は1日~1週間」です。

折り目加工は、「料金1000~3000円」・「時間は1日~2日」。

プレス仕上げの料金は、「通常のクリーニング料金の6~8割」か「通常のクリーニング料金と同じ金額」で、時間は「当日~2日」くらいかかります。

今回は、ズボンのクリーニング料金(水洗い、染み抜き、裾上げ、折り目加工、プレス仕上げ)と、かかる時間について調べてみました。

水洗いの料金・時間

水洗いの料金・時間

ズボンの水洗いの料金は、「ドライクリーニング料金プラス1000円」程度。

クリーニングにかかる時間は、「1週間」くらい。

水洗いは「ウェットクリーニング」とも呼ばれていて、ドライクリーニングでは落ちない、汗や食べこぼしの汚れを落とすのに向いています。

スラックスのズボンは水洗いNG?

スラックスのズボンは、「水洗いできないのものと、できるものがあります」。

使われている生地の種類によって違いますので、まずはタグについている洗濯表示を見てみましょう。

<洗濯表示の見方>

ウェットクリーニングの表示マークは〇の中にWが書かれているもの。

このマークに「バツ印」が書付いていたら、ウェットクリーニングはできません。

また、マークの下に横線が1本または2本ある場合は、ウェットクリーニングはできるがとても繊細な処置が必要という意味です。

詳しくはこちらのサイトへ。

染み抜きの料金・時間

染み抜きの料金・時間

染み抜きの料金は、「500~5000円」程度。

かかる時間は「4~7日」くらい。

宅配クリーニングでは、無料オプションとして染み抜きを付けているところ、有料オプションとしているところと、さまざまです。

大きいシミや頑固なシミは高額になることがあるので、事前にしっかり確認しましょう。

また、シミが「水性」なのか「油性」なのかによって、お店での手順や処置が変わってきますので、何のシミなのかを伝えるといいですよ。

<水性のシミ>

  • コーヒー
  • 醤油
  • 水性インク

<油性のシミ>

  • バター
  • チョコレート
  • ファンデーション
  • ボールペン

いずれも時間の経過とともに、落ちにくくなってしまいますので、早めに対処しましょう。

落とせない汚れやシミもある?

クリーニングに出しても落とせない汚れやシミもあります。

それは不溶性の汚れやシミ。

  • インク、ペンキ
  • 墨汁
  • かび
  • さび
  • 時間が経過した汚れ、など

大事な衣類の染み抜きは、染み抜き専門店に相談する方が安心かもしれません。

ただし、仕上がりまでに時間がかかる場合もあるので、1か月~2か月ほどは考慮に入れておきましょう。

裾上げの料金・時間

裾上げの料金・時間

ズボンの裾上げの料金は「1000~2500円」程度。

かかる時間は「1日~1週間」くらい。

多くのクリーニング店では、提携している業者に外注するため、リフォームの職人がいるお店に比べると、金額、日数ともにかかってしまうこともあります。

購入した店舗なら無料で裾上げしてくれる?

購入した店舗でも、無料で裾上げしてくれるとは言えません。

むしろ、「有料の店舗の方が多い」ようです。

無料で裾上げサービスがある店舗と対応商品はこちら

  • 無印良品:ジーンズやチノパンツなどのカジュアルパンツ
  • ユニクロ:1990¥以上の商品
  • ジーンズメイト
  • ワークマン(一部店舗のみ)

折り目加工の料金・時間

折り目加工の料金・時間

折り目加工の料金は、「1000~3000円」前後。

かかる時間は、「1~2日」くらい。

折り目加工には「シロセット加工」、「リントラク加工」、「プレス加工」などがあります。

<シロセット加工>

  • 折り目の日持ちがよい(3か月~1年)
  • 水に強い

ズボン全体の形状を記憶するので、折り目だけでなく、座りジワも残しません。

ただ、対象がウール製品のみとなってしまいます。

<リントラク加工>

  • ウール以外の素材のものに
  • 折り目の日持ちがよい(3か月~1年)

<プレス加工>

通常のアイロンを使った方法です。

熱を加えることによって、折り目を付けます。

自分で折り目加工する方法

自分で折り目加工するには、アイロンを使います。

用意するもの:当て布、霧吹き

まず「洗濯表示(品質表示)にアイロンマーク」があるのを確認します。

  1. 折り目に沿ってズボンを畳む
  2. 上になっているズボンの足をめくる
  3. 裾部分に当て布をかぶせ、霧を吹く
  4. ズボンの裾からひざに向かって前と後ろの折り目を入れる。(アイロンを押し付けない)
  5. ポケットの生地を引っ張り出す
  6. 膝から上も同様にプレスする
  7. 股下、ポケットの位置は、生地を引っ張って浮かし、スチームをかける(アイロンを浮かす)

プレス仕上げの料金・時間

プレス仕上げの料金・時間

プレス仕上げの料金は、「通常のクリーニング料金の6~8割」、または「通常のクリーニング料金と同じ料金」といわれています。

かかる時間は「当日~2日程度」。

そもそもクリーニングなしでアイロンのみを受け付けているお店は多くはありません。

小規模経営のお店では、もしかしたらメニューが無くても対応してくれるお店があるかもしれませんね。

ズボンプレッサーを使えば安く済む?

ズボンプレッサーを使えば、安く済むとは言えません。

なぜなら、今の時代の生地はデリケートになっていて、プレッサーの熱で溶けてしまうとか。

そのせいでできたテカリは元に戻らないそうですよ。

せっかくのスラックスが台無しになって買い替えるとなると、むしろ高くついてしまうかも。