ps4をヒートシンクで熱対策する方法は、「ps4の裏側に熱伝導テープで張り付ける」。
100均と10円玉で熱暴走対策もできます。
分解清掃上級者向けなので、自己責任で行いましょう。
水冷システムとは「水を流すことで熱を移動させて放出する」もの。
今回は、「ps4のヒートシンクを使った熱対策、100均アイテムや10円玉での熱暴走対策や分解清掃、水冷システム」についてご紹介伝致します。
ps4ヒートシンクで熱対策する方法

ps4をヒートシンクで熱対策する方法は、「ps4の裏側に熱伝導テープで張り付ける(外付け)」。
ヒートシンクを「本体の裏側に置いたり」,「張り付けたり」します。
熱伝導テープや放熱シートと一緒に使うと,より効果的です。
その場合は「熱伝導テープでヒートシンクをps4に張り付ける」か,「放熱シートをps4本体とヒートシンクの間に挟む」こと。
さらに,扇風機や冷却台などでヒートシンクに風が当たるようにすると,冷却効果が上がります。
外付けのヒートシンクは,Amazonなどのネットショップでも購入することができます。
1点だけ注意すべきこと。
それは,「保冷剤などを直接ps4に使ってはいけない」ということです。
「水滴が本体に入った」り,外部と内部との温度差による結露したりすると「内部に腐食やさびなどを起きて不具合や故障につながる可能性がある」からです。
保冷剤などを使用する場合は,ps4の近くに置かないことが望ましいですが,タオルやラップなどに包み,水滴が入らないようにして置くようにしましょう。
ps4の熱対策は,直接熱を発しているところを冷やすのが一番ですが,ヒートシンクをps4の下に敷いたり,張り付けたりすることで,本体の熱の放出をサポートすることができます。
また,冷却台や熱伝導テープなどと一緒に使うことでより効果がUPします。
100均で熱暴走対策!

100均で熱暴走対策をしましょう。
すのこ
100均にも売っているすのこをps4の下に敷くことで,風通しを良くし,熱を逃がしやすくすることができます。
金属製のすのこなら,熱伝導率が高く,より効果が期待できます。
スチールラック
スチールラックは金属なので,熱伝導率が高く、格子状になっていて風通しもよいのでお勧めです。
ラックの上にps4を置くだけでなく,コントローラーなどを一緒に置けちゃいます。
精密機器用冷却シート
パソコンなどの精密機器が熱を持つのを防ぐための冷却シートを,ps4に張り付けたり,ps4の下に敷いたりすることで,熱暴走を防ぐこともできます。
ドアストッパー・クッション材
ドアストッパーの上にps4を置くことで,隙間をつくって風通しを良くすることができます。
ゴム製のドアストッパーなら,ps4を固定することができます。
また,クッション材で底上げすることでも,通気性をよくして熱を逃がすことができます。
ミニ扇風機
ps4に風を当てることで,本体を冷やすことができます。
前述していますが,ヒートシンクなどの熱放出効果のあるものと一緒に使うと効果があります。
100円グッズでps4の設置場所の風通しを良くしたり,ps4本体を冷やしたりすることができ,熱暴走を防ぐことにつながります。
ちなみに,説明書にあるps4の設置に関する注意点がこちら。
- 熱のこもる場所に置かない
- 本体を壁から10㎝以上離す
- 通気孔を塞がない(布などで包まない,密閉された狭い場所に押し込まないなど)
- 直射日光の当たる場所や熱器具の近くなど高温の場所はNG
- 油煙や湯気,湿気,ほこり,たばこの多い場所に置かない
- 床や不安定な場所に置かない
ps4に配慮した設置環境にすることが大切ですね。
これらのことを踏まえて,100均グッズで熱暴走対策をしましょう。
10円玉で熱暴走対策!

10円玉で熱暴走対策もできます。
10円玉を「ps4本体の上一面に置く」だけ。
10円玉は、熱伝導率(熱の,高温のところから低温のところへの伝わりやすさ)が高いです。
金属の熱伝導率(W/mK)は次の通りです。
- アルミニウム 236
- 金 320
- 銅 398
- 銀 420
銅は熱伝導率が高いので,ps4の熱を代わりに受け取ってくれるわけです。
置いている10円玉が熱くなったら,冷たいものに交換します。
スマホやPCにも使える方法で,10円玉を用意すれば,置くだけで冷却効果がそれなりにあるので,お試しあれ。
分解清掃のやり方をご紹介

分解清掃のやり方は以下です。
上級者向けなので、自己責任で行いましょう。
- HDDカバーをスライドして外し、HDDまたはSDDを引き抜く(ここまでは保証の範囲内)
- 開封防止シールをはがす(自信がないという方はここまで)
- ネジを外して、USB端子のある側からカバーを外す
- つめパッチンで固定されている表のカバー外す
- ネジを外し、電源ユニットを真上にして慎重に外す
- コネクタも外す
- 青リボンのケーブルを抜き、無線受信機の黒いケーブルを取り外す
- ブルーレイディスクドライブを取り外す
- トルクスネジとプラスネジを外し、基盤シールドを外す
- 基盤(マザーボード)を外す
- 冷却ファン用のケーブルも外す
- 古いCPUグリスを拭き取る
- 金属シールドと冷却ファンを外す
- メインメモリの上に「米粒1~2つ分」の量を塗り、へらなどで広げる
- 組み立て直す
以上は分解清掃の概要であり,工程や順序は異なることもあるのでご了承ください。
難しいと感じる方や不安がある方は無理に行わず、業者などに清掃をお願いしましょう。
ps4内外のほこりを除去することで冷却機能が回復し、騒音も解消されるようですね。
「自己責任」で清掃に挑戦するのも、良いかもしれません。
動画の方が見やすいかと思いますので、以下に一例として「ps4 proの分解動(Playstation®Japan)のリンク」を貼っておきます。
組み立て直す時のため,写真を撮りながら進めるのがおすすめです。
ほこりは,綿棒やエアダスターなどで適宜掃除しながら進めていきましょう。
準備するもの
- プラスドライバー
- トルクスドライバー[T‐8](六角星状のいじり止め用のもの)
- エアダスター
- CPUグリス(最後まで分解する場合に必ず必要です)
- 綿棒
- 爪楊枝
- ピンセット
- ねじ等の部品を置いておけるケースなど
- その他掃除用品
注意点
- ps4は型番によって内部構造が若干違っているので,分解工程や順序も違ってきます。
- お掃除をする際は,安全のために電源プラグをコンセントから抜いて行ってください。
- 分解は必ず「自己責任」で行ってください。
故障や事故を起こさないために,電源プラグは抜いてから作業をしましょう。
それから,ps4には封印シールが貼られており,はがした時点で修理などの保証の対象外となりますので,お覚悟を。
水冷システムとは?

水冷システムとは「水を流すことで熱を移動させて放出する」もの。
水枕・冷却ファン・ラジエーター・ポンプでできており,水を流すことで熱を移動させて放出します。
冷却効率は良く,静かに冷却することができますが,空冷に比べて設備が大掛かりになってしまうというデメリットがあります。
ps4はCPUがヒートシンクに伝わって熱を放出するとともに,ファンで熱を排気孔から追い出す,方法(空冷)で本体を冷却しています。
しかし,空冷だと冷やしきれなかったり,音がうるさかったりするので,水で冷やすという方法が出てきました。
今のところ,ps4の水冷システムは自作するしかないようで,メルカリでオーダーメイドで出品している方や,水冷システムを自作した海外の方がいらっしゃいました。
Youtubeでもps4の水冷化に関する動画がありますので,参考にしてみてはいかがでしょうか。