換気扇掃除の仕方は「外す」→「漬け置き」→「乾かす」の3工程です。
業者に頼むと費用は「シロッコファン:約15000円〜20000円」「プロペラファン:約7000〜20000円」。
ファンの外し方は「ワンタッチ式:取り外しボタンを押す」「ネジ式:固定されたねじを緩めて外す」の2種類に分かれます。
外れない時の対処法は「ドライヤーを当てる」「潤滑油を吹き付ける」で解決します。
掃除頻度は「月に1回、料理の頻度が少ない場合は3か月に1回」が良いでしょう。
この記事では、「換気扇掃除の仕方、業者に頼んだ際の費用、ファンの外し方、外れない時の対処法、掃除頻度」について詳しく解説いたします。
換気扇掃除の仕方
換気扇掃除の仕方は「外す」→「漬け置き」→「乾かす」の3工程です。
それぞれ細かく説明しますね。
外す
「外す」とは換気扇の部品を細かく分解する工程のことです。
細かく分解しておくことで、汚れを隅々まで落としやすくするメリットがあります。
デメリットは、分解することで部品をなくしたり、元に戻せなくなるリスクがあることです。
換気扇の部品
部品をなくさないように換気扇にはどんな部品があるのか知っておきましょう。
シロッコファン(レンジフード)の例
- シロッコファン
- ベルマウス(円盤)
- 整流板
- フィルター
- ネジ など
換気扇の種類によっては部品の有無が異なりますが、基本は上記のものとなります。
シロッコファンには部品を取り外す方法に「ワンタッチ式」「ネジ式」に分かれており、「ネジ式」の場合はドライバーが必要な場合があるため、事前に準備しておくといいでしょう。
プロペラファンの例
- プロペラファン
- スピンナー
- シャッター
- 前面カバー
どちらも、清掃時は細かく取り外してから、掃除に取り掛かりましょう。
漬け置き
「漬け置き」とは取り外した部品を、洗剤を加えたお湯に漬け置きする工程です。
頑固な油汚れの場合、洗剤を吹きかけるだけでは汚れが落ちにくいため、漬け置きをオススメしております。
軽い油汚れなら漬け置きは不要ですので、換気扇の汚れ具合で漬け置きをするか判断してください。
漬け置きの手順
- ナイロン袋に外した部品を入れる。
- 40-50度のお湯を部品が浸るくらいまで入れる。
- 重曹を加える。
- 1-2時間、漬け置きする。
重曹を使う理由は、油汚れはアルカリ性の重曹を使うと落ちやすく、換気扇の部品の塗装が落ちづらいためです。
強いアルカリ性の洗剤では、汚れは落ちやすいですが、部品の素材によって漬け置きが不向きである場合があるため、取扱説明書で問題ないか確認しておきましょう。
乾かす
「乾かす」は洗った部品から水気を取り除く工程です。
水気を取り除くために乾いた布でふき取ってから、自然乾燥させるといいでしょう。
自然乾燥させている間に、取り外しができなかった換気扇部品の拭き掃除を併行して行いましょう。
拭き掃除のやり方
- ゴム手袋を着用して、スプレータイプの洗剤で直接吹きかける。
- キッチンペーパーでふき取る。
- 細かい部分は綿棒や歯ブラシを使って掃除する。
- 最後に空拭きをして終わり。
家庭でできる換気扇の掃除は、「外す」「漬け置き」「乾かす」の3工程で完結できます。
もし、それでも汚れが落ちなければ、業者に頼むことになるため、日頃からのこまめな掃除が大切です。
業者に頼むと費用はいくら?
業者に頼むと費用は「シロッコファン:約15000円〜20000円」「プロペラファン:約7000〜20000円」。
相場はシロッコファンの方が高めとなっており、プロペラファンに比べると分解箇所が多く精巧な作りであるためと考えられます。
ただし、上記の金額はあくまで目安であり、実際の清掃内容によって金額が変動する恐れがあります。
事前に業者に見積もりをしてもらって、金額を確認しておくことが賢明でしょう。
業者にお願いした人の口コミ
業者にお願いした人たちの口コミを集めてみました。
業者へお願いしようか検討している人は、参考までにご確認いただければと思います。
業者にお願いするだけで、換気扇が新品同様に生まれ変わった意見もあれば、部品交換を促されたりなど素人では判断できない専門的な意見を聞けるのは大きなメリットですね。
ファンの外し方
ファンの外し方は「ワンタッチ式:取り外しボタンを押す」「ネジ式:固定されたねじを緩めて外す」の2種類に分かれます。
換気扇のメーカーによって外し方の方法が異なる部分があるため、詳しい手順は取扱説明書を必ず読んでから取り組んでくださいね。
ファンの外し方の大まかな手順はどちらも共通して、
- 「整流板」または「フィルター」を外す。
- ベルマウスを外す。(ない場合もあります)
- 「取り外しボタンを押しながら外す」または「ネジを外して取り外す」。
実際の動画で確認していただけるとわかりやすいため、こちらを確認してみてください。
また、プロペラファンの場合
- コンセントから電源を外す。
- スピンナー(ネジ)を反時計回りに回す。
- ファンを外す。
プロペラファンの外し方はこちらの動画で確認できますよ。
ファンの種類によって外し方の手順が異なりますが、基本は「ワンタッチ式:取り外しボタンを押す」「ネジ式:固定されたねじを緩めて外す」の2種類の方法で取り外せるので確認してみてくださいね。
ファンが外れない時は?
外れない時の対処法は「ドライヤーを当てる」「潤滑油を吹き付ける」で解決します。
外れない理由はサビの発生や、埃と油が固まってしまったことでネジや取り外しボタンの動きが悪くなっているため。
それでは対処法を詳しく説明いたします。
ドライヤーを当てる
これは、固まった油を液体に戻す作業です。
液体に戻すことで、ファンについているネジや取り外しボタンの動きを元に戻します。
ドライヤーを当てる時間は約3分。
当てる場所はネジや取り外しボタン周辺、ファン部分など。
金属は非常に高熱を帯びるため、ドライヤーを当てた部分に触れるときは十分に注意してくださいね。
潤滑油を吹き付ける
サビができてしまっていると、ネジがうまく動かないため、潤滑油で滑りやすする必要があります。
潤滑油を吹き付けて、浸透させるために約1時間放置しましょう。
注意点は、ワンタッチ式には対応していないということ。
ファンが外れないときは「ドライヤーを当てる」、ネジ式の場合は「潤滑油を吹き付ける」を一度試してみてはいかがでしょうか。
掃除頻度はどれくらい?
掃除頻度は「月に1回、料理の頻度が少ない場合は3か月に1回」が良いでしょう。
換気扇の掃除はこまめにすることが理想ですが、難しければ年に1回業者に依頼してもいいかもしれません。
換気扇の掃除を怠ることで、換気扇の故障や空気の循環が悪くなることで部屋に油が残りやすくなります。
また、健康面ではシックハウス症候群などの疾患になる可能性もあります。
清潔な換気扇を維持できるようにこまめな掃除を心掛けてみてはいかがでしょうか。