水筒のカビの取り方は酸素系漂白剤である「オキシクリーン」で掃除すること。
塩素系漂白剤である「ハイター」はおすすめしません。
カビない予防法として「水筒内の水分を取り除き、しっかり乾燥させること」。
カビがついたまま飲んだとしても、胃酸で死滅するため問題ありません。
この記事では「水筒のカビの取り方。ハイターやオキシクリーンで掃除する方法、カビない予防法、カビがついたまま飲んだらどうなるか?」について詳しく解説します。
水筒のカビの取り方は?
水筒のカビの取り方は酸素系漂白剤である「オキシクリーン」で掃除すること。
「オキシクリーン」は漂白剤独特のツンッとした匂いがないため、水筒にはもってこいのカビ取り漂白剤なのです。
パッキンについたカビ取り方法
パッキンについたカビ取りは「オキシクリーンの漬け置き」が効果的です。
パッキンについたカビを綺麗にとり除くため、事前に蓋とパッキンは分解しておきましょう。
水筒の中で、パッキンがついてる蓋の部分が一番汚れが残りやすいため、細かく分解することが大切です。
できる限り分解したら、「オキシクリーン」で分解した蓋とパッキンを洗浄します。
具体的な洗浄方法は【オキシクリーンで掃除する方法】で解説しますね。
カビの匂いを取るには?
カビの匂いを取るには「重曹」と「お酢」を使いましょう。
『用意するもの』
- 重曹
- お酢
- 40-60度のお湯
- 桶
『流れ』
- 桶に分解したパッキンと蓋が浸かるくらいまで40-60度のお湯を入れましょう。
- お湯の量が500mlあたり、重曹とお酢を大さじ1杯ずつ入れます。
- 30分以上漬け置きしたら、洗い流して乾燥させましょう。
40-60度のお湯の作り方は、沸騰したお湯と常温の水を4:6ぐらいで混ぜるとちょうどいい温度になるそうなので試してみてくださいね。
お湯の量は使用する桶によってパッキンと蓋が浸かる量が変わるため、500mlずつ加えていくと重曹とお酢の量がわかりやすいでしょう。
ただし、カビの匂いとりで重要なのはカビそのものをなくすことです。
重曹とお酢でも十分に洗浄力はありますが、頑固なカビの場合は汚れが落ちない可能性があります。
汚れが落ちない場合は「オキシクリーン」などの強力な漂白剤で掃除をすると解決するかもしれません。
ハイターで掃除する方法
塩素系漂白剤であるハイターで掃除する方法はおすすめしません。
理由は、水筒内部にサビができたり、塩素系漂白剤独特の匂いがついてしまう可能性があるため。
多くの水筒はステンレスの素材であるため、ハイターを使用することは避けた方がよさそうです。
水筒の掃除をする際はハイターの使用を避け、洗剤またはオキシクリーンを活用しましょう。
オキシクリーンで掃除する方法
オキシクリーンで掃除する方法は「40-60度のお湯にオキシクリーンを溶かして、水筒のパッキンや蓋を30分以上漬け置き」すること。
オキシクリーンは漂白、消臭、除菌効果を伏せ持つ酸素系漂白剤ですが、漬け置きすることで効果が倍増します。
オキシクリーンには、サビや嫌なにおいがつく心配がないため漬け置きも安心してできますよ。
また、【かびがついたまま飲んだら?】で後述しますが水筒のカビには漬け置きが必須なのです。
それでは、具体的なカビをとる手順を説明いたします。
『用意するもの』
- オキシクリーン
- 40-60度のお湯
- 桶
- ゴム手袋
『手順』
- 桶に分解したパッキンと蓋が浸かるくらいまで40-60度のお湯を入れましょう。
- お湯の量が500mlあたり、オキシクリーンの量を約3g(小さじ1/2杯)入れます。
- 30分以上漬け置きしたら、洗い流して乾燥させましょう。
オキシクリーンは漂白作用が強いため、ゴム手袋の装着は必ずしましょう。
また、オキシクリーンの公式ページに実際に漬け置きしている動画がありましたので、漬け置きの手順などを実際に見てみたい方はこちらからご確認ください。
カビない予防法はある?
カビない予防法として「水筒内の水分を取り除き、しっかり乾燥させること」。
カビが発生する条件は「温度、湿度、汚れ」です。
- 温度は20-30度、室温。
- 湿度は70%以上。
- 汚れは食べかすや飲料水の栄養成分など。
水筒の洗浄が不十分かつ湿った状態が続くとカビの繁殖条件に当てはまるため、予防するには洗浄と乾燥を徹底する必要があります。
水筒を洗浄した後は、水筒内の水分を取り除き、しっかりと乾燥させましょう。
カビがついたまま飲んだら?
カビがついたまま飲んだとしても、体内に入ったカビは胃酸で死滅するため健康上問題はありません。
ただし、疲労により免疫力が弱っている状態やアレルギー体質の方は注意が必要かも。
免疫力が弱い方は、咳や鼻水、皮膚のかゆみなどのアレルギー症状を起こすことがあります。
基本的には問題ありませんが、カビを放置することは避けましょう。
水筒のカビの種類は?
水筒に繁殖しやすいカビは「黒カビ」です。
黒カビの特徴は、表面だけでなく奥深くまで根を張っていること。
パッキンの表面上をきれいに掃除するだけでは完全にカビを取り除くことは難しいかもしれません。
だからこそ、私は「オキシクリーンの漬け置き」をオススメします。
オキシクリーンの漬け置きで、奥深くまで根付いた黒カビを殺菌することができるからです。
黒カビは体内に入ったとしても命にかかわることはありませんが、清潔にしておくことが好ましいでしょう。