水漏れ時のシールテープの巻き方。配管・水栓・蛇口、巻き方の向きや回数、不要な時がある?・巻きすぎ?

水漏れ時のシールテープの巻き方。配管・水栓・蛇口、巻き方の向きや回数、不要な時がある?・巻きすぎ?

水漏れ時のシールテープの巻き方をご紹介します。

配管は回数や向きは気にせず、とにかく水漏れ箇所全体を覆うようにきつくしっかりと巻きましょう。

水栓はネジ部分に密着させるようにテープを巻き付けるだけですが、巻く位置や取り付け方法にコツがいります。

巻き方の向きや回数は、水栓のネジ部分に巻く時のみ「時計回り」で「8~13回」を目安にしてください。

蛇口の巻き方も水栓の巻き方と同じです。

テープシールが不要なのは「蛇口本体のパイプやハンドル」からの水漏れの場合で、蛇口本体を分解して部品を交換する必要があります。

シールテープを巻きすぎると配管接続に支障がでることがあるため注意しましょう。

今回は「水漏れ時のシールテープの巻き方。配管・水栓・蛇口、巻き方の向きや回数、不要な時がある?・巻きすぎ?」について詳しく解説します!

目次

配管の巻き方

配管の巻き方

配管の巻き方は「水漏れ箇所全体を覆うようにきつくしっかりと巻く」ことです。

ただし、シールテープで対処できるのは「ポタポタとにじみ出てくるような水漏れ」だけ。

配管に水漏れが見つかった場合は、状態にかかわらずすぐに業者に連絡してください。

配管の水漏れは時間の経過とともに悪化する可能性が高いため、修理だけでは済まず、水道管の工事になることも。

あくまで応急処置として、シールテープを巻く方法をご紹介します。

巻き方

巻き方の手順はこちら。

  1. 水漏れしている箇所を確認する
  2. 止水栓をしめる
  3. 巻き付ける部分の水気や汚れを拭き取る
  4. 20~30㎝にカットしたテープをきつめに引っ張りながら巻く
  5. 巻き終わりはテープの端を押しつけておく
  6. 上から保護テープを巻く

まずは、水漏れ箇所を正確に把握し、念のため止水栓をしめて作業を始めましょう。

テープの密着力を高めるために、巻き付ける部分の水気や汚れを拭き取ります。

テープは少しきつすぎるかなと思うぐらい、しっかり巻いてOK。

最後に保護テープを上から貼ると、より安心ですね。

向きと回数

向きと回数は、とくに決まりはありません。

向きや回数は気にせず、とにかく水漏れしている箇所全体を覆うようにしっかりと巻くことが大切です。

配管の水漏れをテープで補修するのは、あくまで応急処置。

長時間は維持できないため、早めに業者に連絡しましょう。

水栓の巻き方

水栓の巻き方

水栓の巻き方は「ネジ部分に時計回りで8~13回巻き、指で密着させる」です。

水栓の水漏れは「水栓を外す」→「ネジ部分にシールテープを巻く」→「水栓を取り付け直す」の流れで解決できます。

シールテープを巻く前に、ネジ部分の汚れや水分をタオルなどで拭き取っておきましょう。

シールテープとネジがうまく密着しないと、水漏れが再発してしまいます。

ネジ部分の溝の汚れまできれいに落として、しっかりと乾燥させてから巻き始めるのがポイントです。

巻き方

巻き方の手順はこちら。

  1. シールテープの先をハサミなどで整えておく
  2. ネジの先端から数えて2つ目のネジ山から巻き始める
  3. シールテープを時計回りに8~13回巻く
  4. シールテープを指でネジ溝になじませる
  5. 蛇口に取り付ける

始めにシールテープの先端を巻きやすいように整えておきます。

テープの巻き始めの位置は「ネジの先端から2つ目のネジ山」からです。

ネジの先端ギリギリに巻くと水漏れや詰まりの原因になります。

巻く位置を確認したら、実際にシールテープを巻いていきましょう。

向きと回数

向きと回数は、ネジを正面から見て「時計回りに8~13回」が目安。

右ききの人が左手に蛇口を持って巻く場合、手前から奥に向かって巻きます。

水栓を取り付けるときと同じ方向で巻かないと、テープがはがれてしまい水漏れの原因になります。

巻く回数は、多すぎても少なすぎてもNG。

巻きが少ないとスキマから水が漏れてきますし、多すぎるとネジ部分が太くなって取り付けられなくなりますよ。

取り付け時の注意

水栓を取り付けるとき、ほんの少しでも水栓を反時計回りに戻してしまったら、シールテープを巻くところからやり直しましょう。

きつくしめすぎて動かなくなってしまった水栓を少しでも戻すとスキマができてしまいます。

水栓を取り付けるときには、ちょうど良いところで止めることを意識してください。

蛇口の巻き方

蛇口の巻き方

蛇口の巻き方は、水栓の巻き方と同じで「ネジ部分に時計回りで8~13回巻き、指で密着」させればOK。

手順も同じく「蛇口を外す」→「ネジ部分にシールテープを巻く」→「蛇口を取り付け直す」の流れです。

一般的に「蛇口」と「水栓」は同じ意味で使われています。

したがって、「蛇口の水漏れ」も先ほど説明した「水栓の水漏れ」と同じ対処方法で解決できますよ。

巻き方

巻き方の手順はこちら。

  1. シールテープの先をハサミなどで整えておく
  2. ネジの先端から数えて2つ目のネジ山から巻き始める
  3. シールテープを時計回りに8~13回巻く
  4. シールテープを指でネジ溝になじませる
  5. 蛇口に取り付ける

シールテープを巻く前には、ネジ部分の汚れや水分を拭き取り、しっかりと乾燥させましょう。

シールテープの先端はねじれやすいため、巻く前にハサミなどで切って整えておくときれいに巻けます。

巻き始めの位置は「ネジの先端から2つ目のネジ山」から。

ネジの先端ギリギリに巻いてしまうと、水漏れや詰まりの原因になるため気をつけてくださいね。

向きと回数

向きと回数も水栓の時と同じく、ネジを正面から見て「時計回りに8~13回」が目安。

蛇口を取り付けるときと同じ方向で巻くことで、スキマをしっかりと埋めて密着させる効果があります。

反対向きに巻いてしまうと、取り付け時にネジとの摩擦でテープがはがれ、水漏れの原因になります。

巻く回数は、8~13回を目安にしてください。

巻きが少ないとスキマができ、逆に巻きすぎてネジが太くなると取り付けられなくなります。

取り付け時の注意

蛇口も水栓と同じく、取り付けるときに「きつく閉めすぎて反対方向に戻す」ことはNG。

少しでも反対方向に回してしまったら、シールテープを巻くところからやり直しです。

シールテープ内に少しでもスキマができると、すぐにまた水漏れしてしまいますよ。

蛇口を取り付けるときにも、ちょうど良いところで止めることがポイントです。

シールテープが不要な場合がある?

シールテープが不要な場合がある?

水漏れ箇所によっては、シールテープが不要な場合があります。

「蛇口本体のパイプやハンドル」から水漏れしている場合です。

蛇口本体の水漏れ箇所と対応方法はこちら。

  • パイプの先端:コマパッキン(ケレップ)・カードリッジの交換を行う
  • パイプの根元:Uパッキンの交換を行う
  • ハンドルの根元:三角パッキンの交換を行う

どれも、レンチやドライバーで分解して部品を交換することになるため、基本的には業者にお願いしましょう。

水漏れは、蛇口部分の経年劣化によって起こるもの。

蛇口の寿命は一般的に約10年と言われています。

部品だけ交換しても蛇口自体が古い場合、別の場所からまた水漏れする可能性があります。

水漏れの部品交換をする際には、蛇口自体を交換することも検討してみてくださいね。

巻きすぎはNG?

巻きすぎはNG?

巻きすぎはNGです。

巻けば巻くほど水漏れしにくいというわけではありません。

巻きすぎによってネジが上手く締まらず、配管接続自体に支障がでる場合があります。

シールテープは適切な回数を守って巻きましょう。

テープの厚みや蛇口の太さなどにもよるため、まずは数回巻いて試してみることをおすすめします。

水漏れを発見しても慌てずに、まずはシールテープで応急処置ができる箇所かどうか確認しましょう。

シールテープはホームセンターなどで手軽に手に入るため、築年数が古い家に住んでいる場合などは常備しておくと安心ですね。

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