濡れたお札はセルフレジで使えますが、エラーが出てしまったり、レジの故障につながることも。
拒否されたら、日本銀行などで交換してもらえます。
お札の交換方法は、窓口で手続きをするだけで、手数料は無料。
冷凍庫で保管して自然解凍することで、きれいにお札を乾かすことが可能みたい。
しかし、電子レンジで乾かすのは、発火する可能性があるので危険です。
それでは詳しくご紹介していきます。
濡れたお札はセルフレジで使える?
濡れたお札は、セルフレジで使えない可能性が高いみたい。
その理由は、レジのお札の認識機能。
最近のレジは、汚れている・破れているなどの欠陥がある場合は、エラーが出るものが多くなってきています。
そのため、濡れたお札も、エラーが出る可能性があるということです。
汚れや破れ、水濡れ以外にも、縮みでエラーが出ることも…。
それは、水に濡れた後、きれいに乾かしたお札です。
水に濡れたお札は、丈夫な和紙で作られているので、破れにくくはなっていますが、縮んでしまうこともあるそうです。
ですので、水に濡れたお札をきれいに乾かして、濡れていなくてもエラーが出てしまうかも。
ただ、それだともうお金として使えないというわけではありません。
濡れたり破れたりしたお札はどうしたらよいのか、これからご紹介していきます。
拒否されたらどうする?
拒否された場合は、交換してもらう必要があります。
「紙幣」であると確認ができれば、交換してもらえます。
しかし、交換には基準がありますのでご注意を。
お金の交換の基準は次からご紹介します。
残ったお札が2/3以上の場合
2/3以上残っているお札は、そのお札と同額で交換してもらうことができます。
また、表裏が確認できることも必要。
丈夫な和紙でできているお札ですので、そこまで大きく敗れることはないかと思います。
少し破れたくらいだと、同額で交換してもらうことができるということ。
レジでエラーが出てしまう前に、交換を考えてみてもいいかも。
濡れた場合は、全て残っていることが多いかと思いますので、交換できますね。
残る面積が2/5以上2/3未満の場合
2/5以上お札が残っている場合は、そのお札の額面の半額で交換できます。
つまり、一万円札が半分に破けてしまって、片方ない場合でも、5000円で交換してもらえるということです。
全く使えないというよりは半額でも価値があるほうがいいですね。
残る面積が2/5未満の場合
交換条件に適用せず、お金として交換することができません。
ただし、いくつかパーツが残っており、それらを組み合わせたて2/5以上になる場合、交換対象となります。
破れたからといって、捨ててしまわないようご注意を。
お札の交換方法
日本銀行の窓口で、手続きをして交換してもらいます。
近くの銀行で交換してもらえる場合もあるので、電話で確認してみてもいいかもしれません。
ただしゆうちょ銀行では交換不可。
それでは、日本銀行での交換方法をご紹介します。
窓口は、日本銀行の「発券課」。
本店でなくても、支店を含めて約30か所ありますので日本銀行のサイトで確認してみてください。
窓口で「引替依頼書」を記入し、交換したいお札と一緒に提出します。
提出した後、交換可能かどうかお札を確認する時間が必要ですので、時間に余裕をもって手続きを。
その際、本人確認できるものが必要ですので、免許証等をお持ちください。
手数料は無料。
窓口の空いている時間は、平日9:00~15:00です。
先ほどもご紹介した通り、手続きには時間がかかります。
もし、確認に時間がかかってしまったりして、当日中に手続きが終わらなかった場合、お札を預かってもらうことはできません。
後日、再度窓口に行くことになりますので、早めの時間がおすすめです。
損傷がひどい場合は、地方銀行では交換不可な場合もありますので、ご注意ください。
冷凍庫で乾かす方法
冷凍庫に入れて、おもりをのせて保管すると、しわしわにならずきれいに乾かすことができます。
単純にドライヤーで乾かすと、紙がしわしわになった経験がある方も多いかと思いますが、そのしわしわになるのを防ぐことが可能。
冷凍庫で白い紙に濡れたままのお札を挟んで、プラの袋に入れ、冷凍庫に。
この際、お札が折れた状態にならないようご注意を。
また、ジップロックなどで密閉してしまうと余計な水分が飛ばなくなってしまうことも…。
24時間冷凍庫で保管し、保管終了後自然乾燥させます。
この方法は、濡れた本などを乾かすのにも有効みたい。
原理など詳しく知りたい方はこちら(本の乾かし方)。
電子レンジで乾かす方法
電子レンジで乾かすことは可能ですが、発火する危険があるのでおすすめはしません。
電子レンジでは、金属等を入れると発火する危険性が…。
お札は紙だから、大丈夫と思ってしまう方もいるかもしれませんが、お札を製造するときのインクに金属が含まれている可能性があるみたい。
熱で乾かしたい場合でも、電子レンジの選択はNG。
布などで挟んで、アイロンをかけるほうが安全です。
その他、ドライヤーなども、乾かすことができますが、しわしわになるかもしれません。
いろいろなお札の乾かし方について、まとめてある記事もありますので、参考にしてみてください。
これまで、お札が濡れた場合の使用方法や、交換方法、乾かし方についてご紹介してきました。
少し手続きは必要ですが、交換が可能です。
無理やり使用しようとせず、お札の交換もぜひ検討してみてください。