バスタオルの黒い点は何?くさい・硬くなる・変色の原因は?洗い方をご紹介!

バスタオルの黒い点は何?くさい・硬くなる・変色の原因は?洗い方をご紹介!

バスタオルの黒い点は「カビ」です。

くさい原因は、タオルの繊維に付着した菌の増殖です。

硬くなる原因は、洗濯の方法が間違っていること。

変色の原因はその色ごとに異なり、「ピンク→菌の繁殖」「オレンジ→塩素系の漂白剤や洗剤による脱色」「グレー→色素やほこりの蓄積」が考えられます。

洗い方のポイントは、「詰め込みすぎない・多めの水で・洗剤は適量・柔軟剤を入れない・脱水後に放置はNG」の5つです。

今回の記事では、「バスタオル 黒い点は何?くさい・硬くなる・変色の原因は?洗い方をご紹介!」という生活に役立つ内容をお伝えします。

目次

黒い点は何?

黒い点は何?

黒い点は「バスタオルに発生したカビ」です。

バスタオルに黒いポツポツとした点が現れたら、その正体は「黒カビ」!

バスタオルというのは普通のタオルに比べて面積が大きいため、どうしても乾くまでに時間がかかりますよね。

そんな湿気の多い環境をカビは好むのです。

また、カビが発生しやすい場所には特定の条件があります。

カビが発生しやすい4つの条件

実は、知らず知らずのうちにカビの発生しやすい環境を作ってしまっているかもしれません。

カビが発生しやすい4つの条件をチェックしておきましょう。

  1. 気温が0~45℃である
  2. 酸素がある状態
  3. 湿度が70%以上ある
  4. 垢など栄養になるものがある

この4つの条件を満たすとカビは一気に増殖します。

カビの発生を防ぐために、くれぐれも「お風呂上りにバスタオルを放置」「洗濯機に放り込んでそのまま…」ということはやめてくださいね。

くさい原因

くさい原因

バスタオルがくさい原因は、タオルの繊維に付着した菌の増殖です。

この菌は「モラクセラ菌」といって、人の口や鼻の粘膜などさまざまな場所にいる菌です。

普段の洗濯で落ち切っていない汚れや石けんカスなどから増殖してニオイを発生させる特徴があります。

とくに、湿度の高い時期の部屋干しというのはモラクセラ菌にとっては好環境で、一気に増えてしまうのです。

きれいに洗濯をしても、乾くまでに時間がかかることで菌が増えていき「くさいニオイ」の原因となることを覚えておきましょう。

硬くなる原因

硬くなる原因

硬くなる原因としては、「洗濯の方法が間違っている」ことが挙げられます。

普段の洗濯で当たり前のようにやっている方法が、実はタオルを硬くさせているかもしれません。

3つの間違いポイント

あなたもこのようなことに心当たりはありませんか?

  1. 洗剤を多く入れている
  2. 柔軟剤を使っている
  3. 長時間干しっぱなしにしている

ひとつずつご説明しますね。

洗剤を多く入れている

洗剤の量が多いと、すすぎの段階で落としきれずに残ってしまいます。

洗剤の残りがタオルに付着したまま干すと、生地の繊維が傷ついてタオルが硬くなる原因になるのです。

「すすぎの回数を増やせば良いのでは?」と思うかもしれませんが、そうすると洗濯中の摩擦で生地が傷みます。

ですから、まずは洗剤の量をパッケージなどできちんと確認して規定量以下にとどめるよう心掛けましょう。

柔軟剤を使っている

実は、柔軟剤に生地自体を柔らかくする効果はありません。

柔軟剤を使うと、タオルの繊維に膜を張ってコーティングされるため肌触りが良くなったように感じるだけなのです。

さらに、このコーティングによって表面の滑りが良くなるばかりに糸どうしが動いて「ほつれ」を招きます。

その結果、タオルが痩せて硬くなってしまうというわけです。

長時間干しっぱなしにしている

日頃、タオルをベランダなどに長時間干しっぱなしにしていませんか?

これだと、生地が乾きすぎて硬くなります。

とくに夏場の強い紫外線は生地をパリパリにしてしまうので、要注意!

タオルを干す時には、以下のことを心掛けてみてください。

  • なるべく直射日光を避ける
  • 風通しの良い場所に干す
  • 乾いたらすぐに取り込む

タオルが硬くなるのを防ぎたいなら、「洗濯の方法」を見直してみるのがオススメです。

変色の原因

変色の原因

変色の原因は、その色によって異なります。

ピンク酵母菌の繁殖
オレンジ塩素系の漂白剤や洗剤による脱色
グレー“色素”や“ほこり”といった細かい汚れの蓄積

詳しい説明は続きをどうぞ。

ピンクに変色する場合

ピンクに変色する原因は、カビの一種である「ロドトルラ」という酵母菌の繁殖です。

この酵母菌は、“皮脂汚れ”や“湿気”が溜まる環境で増えやすいのが特徴。

これらはピンク色の色素を出すため、タオルがピンク色に染まったようになるのです。

オレンジに変色する場合

オレンジに変色する場合は、「塩素系の漂白剤や洗剤」が原因となることがほとんどです。

塩素系の漂白剤や洗剤といえば、キッチン用の漂白剤にカビ取り剤、トイレ用洗剤など意外と身近にあるもの。

これらを素手で扱い、その手を洗って拭いたタオルがオレンジ色に変色してしまった…ということも多いようです。

グレーに変色する場合

この場合、一緒に洗濯した物から“色素”や“ほこり”などの細かい汚れがタオルに移り、長年かけて黒ずんでしまったと考えられます。

タオルの生地というのはフィルター構造になっており、洗濯の際に他のものよりも汚れをキャッチしやすいんですね。

白いタオルなどは黒ずみが目立ちやすいため、変色したことを感じやすいでしょう。

また、交通量の多い場所やほこりっぽい所に干していると空気中の汚れが付着するので、さらに「黒ずみ」が目立ちやすくなります。

このように、変色の原因はその色によって異なることを覚えておいてくださいね。

洗い方をご紹介します

 洗い方をご紹介します

最後に、バスタオルの正しい洗い方をご紹介しますね。

  1. 詰め込み過ぎない程度の量を洗濯機に入れる
  2. 水量を多めに設定する
  3. 必ず量をはかって洗剤を入れる
  4. 柔軟剤は入れない(あまりにゴワゴワする場合のみ使う)
  5. 洗濯を始める
  6. 脱水まで終わったらすぐに取り出す

以上が正しい洗濯の手順です。

また、干す前にバスタオルを上下に振って絡まりを解いてあげることでふわふわな仕上がりになるのでオススメですよ。

If you love it, please share for everyone
  • URLをコピーしました!
目次