炊き込みご飯が失敗して芯が残ってしまったら、再炊飯しても大丈夫ですよ。
芯が残る原因は、「お米の吸水時間が足りない」か「具材をお米に混ぜて炊いてしまった」からで、対処法は「事前にきちんと吸水させる」・「具材はお米の上に広げて炊く」と良いようです。
炊き込みご飯の味が薄い原因は「①具材の水分・②お米を炊く水分が多い」・③「調味料の塩分が少ない」など。
対処の仕方としては「水分量の多い具材を控え、調味料と水の量をしっかり計る」、または「レシピ通りの分量で作る」と上手くいきます。
ベチャベチャの原因とその対処法は、上に記した『味が薄い原因と対処法』①②と同じで『全体の水分量が多い』からなので、やはり「レシピ通りに作る」と解決できますよ。
蒸らす時間は、蒸らし機能のない炊飯器でだいたい「10分~15分」くらい。
今回は、炊き込みご飯が失敗したら再炊飯しても良いのか、『芯が残る、味が薄かった、ベチャベチャの原因と対処法』、蒸らし時間について調べてみました。
失敗したら再炊飯しても良い?
失敗してしまった芯のある炊き込みご飯は、再炊飯しても大丈夫です。
再炊飯のコツとやり方
再炊飯のコツとやり方は、「水を加え、軽く混ぜたら再加熱ボタンを押す」だけ。
水の量は、芯がかなり残っている場合はお米1合に対して水50㏄、少しだけ残っている場合は30㏄というように、加減してください。
この水加減が、ちょっと難しいかもしれませんね。
芯が残る原因と対処法
炊き込みご飯の芯が残る原因は「お米を研いだ後の吸水時間が足りなかった」・「具材をご飯に混ぜ込んで炊いてしまった」から。
それぞれの対処法は次のとおりです。
吸水時間が足りなかった
「調味料を入れる前」に、お米にきちんと吸水させるのがポイント。
なぜなら、お米は「調味料を入れた水」は吸水できないから。
醬油や塩といった調味料を入れた水は、浸透圧の関係で、米粒に入っていくことができないそうです。
なので、最初にきちんと30分~1時間は吸水させましょう。
具材をご飯に混ぜ込んでしまった
具材は混ぜずに、お米の上に均一に広げて炊くと良いそうです。
具材をお米に混ぜてから炊いてしまうと、ムラが出来てご飯に芯が残ってしまう原因になるらしいのです。
また、色や味ムラを防ぐために、具材を入れたらすぐに炊きましょう。
薄かった場合の原因と対処法
炊き込みご飯の味が薄かった場合の原因としては、①「具材自体の水分量が多い」・②「炊飯のための水分が多い」・③「調味料の塩分量が少ない」が考えられます。
①具材自体の水分量が多い
水分が多い具材を入れすぎると、ベチャベチャになりやすいです。
水分が多い具材はこちら
- 大根
- キノコ類
- 貝類
- トマト
- タコ
キノコの水分量はなんと90%だそう。
思ったより多くてビックリしますね。
「具材が多い方が美味しいかも」と、つい沢山入れたくなりますが、レシピどおりの分量を守るのが大切です。
②炊飯のための水分が多い
調味料、水の量はレシピ通りにきちんと計りましょう。
なぜなら、醤油、酒、みりんなどの液体調味料も水分なのです。
なので、炊き込みご飯を作るときに「白米を炊くときと同じ量の水」を入れてしまうと、ベチャベチャになって失敗した、ということがよくあります。
まずはレシピ通りの分量をキチンと計って炊くといいですよ。
③調味料の塩分量が少ない
調味料の塩分量は、「お米2合に対して4.5g」が適量です。
お米2合に対する調味料の分量は次のとおり
塩ベース | 塩小さじ3/4 |
醤油ベース | 醬油大さじ1と1/2、塩ひとつまみ |
めんつゆ(3倍濃縮)ベース | めんつゆ大さじ3 |
白だしベース | 白だし大さじ3 |
オイスターソースベース | オイスターソース大さじ1 と 1 /2、醤油小さじ2 |
こちらを参照しました。
薄かった場合の対処法
調味料を少しずつ足すのもいいですが、次のものを加えると風味もアップしますよ。
- 韓国のりや味付け海苔
- 漬物(細かく刻んで)
- 佃煮
- しらす干しや縮緬じゃこ
- 塩昆布
- 角切りチーズ
- 鰹節
ベチャベチャの原因と対処法
炊き込みご飯のベチャベチャの原因は、①「具材の水分量が多い」・②「炊飯のための水分が多い(調味料含む)」から。
①・②共に上記の「味が薄いときの原因と対処法」と重複するので省略しますね。
ベチャベチャになってしまった炊き込みご飯はどうする?
ベチャベチャで失敗してしまった炊き込みご飯は、リメイクする方が多いようです。
- スライスチーズ、パン粉をかけてドリアに
(洋風の味付けなら、カレー粉で風味付けしても)
- だしで煮て、雑炊に
蒸らし時間は?
炊き込みご飯の蒸らし時間は、「炊飯器に蒸らし機能がない場合は10分~15分」です。
スイッチが切れたら、ふたを開けずに置いておくのがポイント。
「蒸らす工程」を省いてしまうと、お米の芯が残ってしまう原因にもなるそうですよ。
ただし、時間を置きすぎるとご飯が締まってしまうので、蒸らし過ぎにも注意が必要です。
炊飯器での説明をしましたが、蒸らし方は鍋でも土鍋でも同じです。