餅のカビはどれくらいで生える?見分け方や常温の日持ち期間は?黒い点・少しのカビ・削るなら食べてもOK?

餅のカビはどれくらいで生える?見分け方や常温の日持ち期間は?黒い点・少しのカビ・削るなら食べてもOK?

常温で保存していると餅のカビは「5〜7日」で生えてくると言われています。

カビの見分け方は「におってみて、絵の具のようなにおい」がする、または「洗い流しても取れない」かどうかです。

「黒い点・少しのカビ」でも食べてはいけません。

カビの生えた餅はその部分を削り取っても食べられないので気をつけてくださいね。

カビを食べてしまったときの対処法は、「口の中にある餅をはき出す」、「半日から2日間は様子を見る」。

詳しく見ていきましょう。

目次

餅のカビはどれくらいで生える?

餅のカビはどれくらいで生える?

常温で保存していると餅のカビは「5〜7日」で生えてくると言われています。

カビの繁殖に好都合な条件は以下の4つ。

◼︎酸素:餅が空気に触れる状態だと、酸素がカビを発育させてしまう

◼︎温度:室温20℃〜30℃だと一番カビが繁殖しやすいため、暖房の効いた部屋での保存は危険

◼︎水分:冬で湿度が低くてもカビ菌は繁殖しやすい

◼︎栄養分:カビは餅のようにでんぷんや糖分を多く含んだ食品を好む

上記の条件4つに「餅を常温保存するとカビが生えてしまう理由」が詰まっていますね。

長持ちさせたいなら「冷凍」または「水餅」にして保存すると良いですよ。

餅の冷凍

柔らかい餅を「1つずつラップで密封」し、ジップロックなどに入れて冷凍するだけ。

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この方法で約半年〜1年間は餅を保存することができます。

食べる時にはラップをはがし、餅がつかるくらいの水に浸す。

その後、電子レンジ500Wで2〜3分ほど温めると柔らかくなりますよ。

水餅

固くなった餅は水餅での保存がおすすめ。

方法は、餅についている粉を水で洗い流し、保存容器に餅と餅が全部つかるくらいの水を入れるだけ。

少しでも餅が空気に触れるとカビが生えますので、気をつけてくださいね。

原則は冷蔵庫保存ですが、暖房がかからない寒い部屋であれば常温でもOK。

保存容器の水は毎日取り替えるようにしましょう。

この方法で約3〜4週間は保存ができますよ。

食べる時には電子レンジ500Wで約1分〜1分半ほど温めると、つきたてと変わらないおいしさを楽しめます。

保存方法を間違わなければ、長持ちさせることが可能なのです。

柔らかいうちに「冷凍」すること、固くなったら「水餅」で保存することを覚えておくといいですね。

カビの見分け方

カビの見分け方

カビの見分け方は「におってみて、絵の具のようなにおい」がする、「洗い流しても取れない」かどうかです。

食品のにおいとは違っていて、洗い流してもなかなか取れないのは白カビです。

においもさほど気にならず、洗い流して取れるようなら餅の成分ということになります。

赤色・黒色・緑色の斑点が出てきたら、間違いなくカビだとわかりますよね。

しかし、白カビは見ただけではわからないので、「におい」と「洗い流して取れるか」で判断するようにしましょう。

ちなみに、赤色・黒色・緑色のカビは、中毒症状を起こす非常に危険なカビだと言われています。

これらを見つけたら、すぐに捨てるようにしてくださいね。

黒い点・少しのカビは食べても大丈夫?

黒い点・少しのカビは食べても大丈夫?

黒い点・少しのカビでも食べてはいけません

ちょっとだけだからと思っても、表面にカビが出てきている場合は中まで毒で侵されているからです。

餅に生えるカビは有害な菌ですので、腹痛や発がん性、アレルギー発症など様々な原因になります。

健康を守るため、もったいなくても「カビが生えたら食べない」を徹底しましょう。

ちなみに、ビニール袋などで餅をいくつかまとめて保管をすることがあると思います。

その中の1つにでもカビが生えたら全て処分することが必要です。

カビの繁殖力は強いので、他の餅も菌で侵されているかもしれないのです。

削るなら食べても良い?

削るなら食べても良い?

削っても、カビの生えた餅は食べてはいけません

理由は前章でお伝えした通り、「カビが表面に出ている場合は中まで有害な毒で侵されている」から。

目で見てわかるカビが生えている場合は、もう手遅れです。

昔の人たちは熱湯で茹でて食べたりしていたようですが、その方法で毒はなくなりません。

もったいなくてもカビの生えた餅は処分しましょう。

カビを食べてしまったときの対処法

カビを食べてしまったときの対処法

カビを食べてしまったときの対処法は、「口の中にある餅をはき出す」、「半日から2日間は様子を見る」です。

カビが生えている餅は口に入れて「何かおかしい」とわかるほど変な味がするそうです。

したがって、気づかずにカビの生えた餅を食べてしまうことはないでしょう。

カビの生えた餅を食べてしまったことに気づいたら、すぐに口の中から出してくださいね。

うっかりカビの生えた餅を飲み込んでしまった場合、とりあえず半日から2日は様子を見るようにしてください。

カビ自体は胃酸で死滅するようですが、「カビの毒は消えない」のだそう。

この毒が体で悪さをすることが考えられ、最悪の場合は食中毒の症状(嘔吐や下痢)を引き起こすかもしれないのです。

少しでも体調に変化があれば、受診することをおすすめします。

食べたのが微量であれば、特に健康面での変化はないかもしれません。

念の為に、「半日から2日は様子を見る」ことを覚えておいてくださいね。

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