シナモンロールのアイシングの代用は、「チョコレートシロップ」、「キャラメルソース」、「練乳」、「レモン汁」など。
シナモンロールは、アイシングなしで作ることが可能です。
「牛乳」や「グラニュー糖」も、アイシングの代わりになるでしょう。
アイシングには、白砂糖ではなく「てんさい糖」を使う方法もありますよ。
いずれの場合も、材料同士をよく混ぜ合わせながら作りましょう。
この記事では、シナモンロールの「アイシングの代用」と「アイシングなしで作る方法」、「牛乳・グラニュー糖での代用」の他、「てんさい糖」について解説します。
アイシングの代用はこちら
シナモンロールのアイシングは、主に以下のもので代用できます。
- チョコレートシロップ
- キャラメルソース
- 練乳
- レモン汁
どのように代用できるのか、1つずつ紹介しましょう。
チョコレートシロップ
「チョコレートシロップ」での代用は、市販のものを使えばOKです。
材料 (シナモンロール10個分)
- 市販のチョコレートシロップ 大さじ3程
作り方
- シナモンロールを焼く前に、生地の上にチョコレートシロップをかける。
- 180℃のオーブンで15分程焼いて、出来上がり。
引用元:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1760009472/
砂糖などと混ぜることなく、生地の上にそのままかけるだけなので、アイシング自体は簡単に作れます。
チョコレートの甘みで、通常のアイシングとはまた違った風味を楽しめそうですね。
キャラメルソース
「キャラメルソース」で代用したアイシングは、次のとおり。
材料 (シナモンロール8個分)
- グラニュー糖 25g
- 水 4.5ml
- 生クリーム 25ml
作り方
- グラニュー糖と水をフライパンに入れ、よく混ぜる。
- グラニュー糖の粉感がなくなったら、水分が飛ぶまでかき混ぜながら「中火強」で加熱。
- グラニュー糖がボコボコ泡立ち始めたら、かき混ぜて固まらないようにする。火力は「中火中」または「中火弱」にする。
- グラニュー糖が茶色くなり始めたら、「弱火強」で加熱。
- ある程度茶色く色がつき始めたら火を止める。余熱で加熱を続けると、グラニュー糖がキャラメル色になる。
- 「5.」を余熱で加熱している間に、別の鍋で生クリームを、小さな気泡が出るくらいまで温める。
- 温まった生クリームを「5.」のフライパンに移し、グラニュー糖としっかり混ぜ合わせる。
- クリーム状になったら、完成。
- 冷蔵庫で少し冷やしてから、出来上がったシナモンロールの上にかける。
引用元:お菓子やパンに使えるグラニュー糖で作るキャラメルソースの作り方 – 黒わんこカフェ (blackdog.tokyo)
この「キャラメルソース」は温かいうちはサラサラした液体状ですが、冷蔵庫で一晩冷やせばしっかりとしたペースト状になります。
シナモンロールのアイシングとして使用する場合は、使用前に冷蔵庫から出して少し置き、柔らかさを調整すると良いでしょう。
キャラメルの香りと程よい甘みで、シナモンの風味が得意でない方でも食べやすそうなアイシングですね。
また、市販の「キャラメルソース」をかけるという方法もあるため、お子さんにも簡単にできますよ。
練乳
「練乳(コンデンスミルク)」を使ったアイシングは、こちら。
材料 (シナモンロール8個分)
- 粉糖 大さじ2~3
- 練乳 大さじ1
- 水 スプーン1~2杯
作り方
- 粉糖と練乳を混ぜ合わせる。
- 水を少しずつ加えながら、固めに作る。
- 焼き上げた生地の上にかけて、完成。
引用元:https://cookpad.com/recipe/1890286
「練乳」を使用することで、ミルクのような甘みが出そうですね。
また、上記の工程を踏まなくても、出来上がったシナモンロールの上から「練乳」をかけるだけでもOK。
アイシングを作る時間がなかったり、作るのが面倒だったりする場合にも、おすすめの方法です。
「練乳」が好きな方、甘いアイシングが好みの方は、試してみてはいかがでしょうか。
レモン汁
「レモン汁」での代用は、次のとおり。
材料 (シナモンロール10個分)
- 粉糖 20g
- レモン汁 約3g
作り方
- 粉糖とレモン汁をよく混ぜる。
- 焼き上がったシナモンロールの生地の上にかけて出来上がり。
複雑な工程はなく、簡単に作れるでしょう。
レモンの酸味と砂糖の甘さで、さわやかな風味になりそうですね。
引用元:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1170006608/?rtg=626dbf8d1bfe5bf8154ac457f75a6033
アイシングは、身近にあるもので簡単に代用できます。
代用品でいつもと一風変わったアイシングを試してみるのも、楽しそうですね。
アイシングなしでシナモンロールは作れるのか
シナモンロールは、アイシングなしで作れます。
一般的なシナモンロールといえば、「アイシングがかかった渦巻き型のシナモンロール」を思い浮かべる方は多いでしょう。
このシナモンロールは「アメリカ」で生まれたもの。
ここで紹介する「アイシングなしのシナモンロール」は、「フィンランド」で親しまれているものになります。
材料 (10~12個分)
- 薄力粉 150g
- 強力粉 150g
- 卵 15g(1/3個)
- 牛乳 160ml
- バター 50g
- 砂糖 33g
- 塩 小さじ1/2
- カルダモン 小さじ1
- ドライイースト 4g
フィリング用
- バター(室温に戻す) 40g
- 砂糖 40g
- シナモン 4~5g
仕上げ用
- 溶き卵 適量
- パールシュガー 約15g
- 刻んだアーモンド 約5g
作り方
- ホームベーカリーの中に「ドライイースト」以外の材料を入れる。「ドライイースト」は専用の投入口に入れ、「パン生地コース」をスタート。
- コース終了後、生地をひとまとめにして台に打ち粉をし、10分間休ませる。
- 生地が40cm×25cm程の長方形になるように、めん棒で伸ばす。(小さめに作りたい場合は、50cm×25cm程の横長の生地にすると良い)
- 伸ばした生地の上に、「室温に戻して柔らかくなったバター」を塗り広げる。
- バターは生地の上端1cmを残して塗る。バターが固い場合は、レンジで少し柔らかくする。
- 砂糖を高い位置から、生地全体にかかるようにかける。
- その上から「シナモン」を茶こしで、生地の左右の端までまんべんなくかける。
- 生地を手前から巻いていく。巻き終わりを下にする。
- 巻いた生地の端から、八の字型にカットしていく。
- カットした生地の短いほうの辺を上向きにして、真ん中をお箸で押しつぶす。上の両側の生地を指でつまんでくっつける。
- 「10.」を1つずつ天板に並べ、40℃で30分間、「二次発酵」させる。
- 「11.」に溶き卵を塗り、「パールシュガー」と「刻んだアーモンド」をふりかける。
- 「12.」を220℃のオーブンで10~15分焼いたら、出来上がり。
引用元:https://cookpad.com/recipe/7358059
フィンランドのシナモンロールは、アメリカの渦巻き型とは形状が異なるのが特徴的です。
生地に「カルダモン」というスパイスが使用されているところも、ポイントの1つ。
フィンランドをはじめ北欧の方々は、シナモンロール等の甘いものにスパイスを入れるのを好むようです。
アイシングが苦手でも、このシナモンロールなら食べやすく感じる方もいるでしょう。
同じシナモンロールでも作られた国によって味や形状が異なるのは、奥が深いですね。
牛乳で代用できる?
アイシングは、「牛乳」でも代用できます。
作り方を2とおり、ご紹介しましょう。
牛乳を使ったアイシング①
このアイシングは、「粉糖」や「卵白」を使わずに作れます。
材料 (3人分)
- 上白糖 大さじ3
- コーンスターチ 大さじ1
- 牛乳 大さじ1
作り方
- 上白糖とコーンスターチをよく混ぜ、牛乳を少しずつ加えて混ぜる。
- 500Wの電子レンジで、ラップなしで10秒加熱後、取り出して混ぜる。
- 「2.」を2~3回繰り返し、上白糖のざらざら感をなくしたら完成。
「牛乳」の一部を「レモン汁」で代用することで、「レモンアイシング」にできますよ。
生地にのせると溶けずに数時間留まってくれるため、おすすめです。
引用元:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1190019253/
牛乳を使ったアイシング②
こちらのアイシングは、「粉糖」と「牛乳」のみで作れますよ。
材料 (パン9個分)
- 粉糖 50g
- 牛乳 7g
作り方
- 粉糖と牛乳を混ぜて完成。
家にありそうなもので簡単に作れるため、ハードルも低そうです。
引用元:https://cookpad.com/recipe/4438964
上記のとおり、アイシングは「牛乳」で代用できるのです。
牛乳や粉糖のシンプルな甘みが引き出された、やさしい風味になりそうですね。
グラニュー糖で代用できる?
シナモンロールのアイシングは、「グラニュー糖」で代用できます。
通常のアイシングに使う「粉糖」とは、「グラニュー糖」を細粉状にしたものであるため、元は同じもの。
違いは、「粉糖」のほうが「グラニュー糖」よりも、粒が小さくて細かいところです。
「グラニュー糖」で代用したアイシングの作り方は、こちら。
材料 (シナモンロール4個分)
- グラニュー糖 大さじ2
- 片栗粉 小さじ2
- 牛乳 小さじ1/2
作り方
- グラニュー糖と片栗粉を混ぜる。
- 牛乳を加えてざっと混ぜ、部分的にフツフツとするまで、レンジで数秒温める。
- よくかき混ぜて、またレンジで数秒温める。「2.」~「3.」を計2回繰り返す。
- トロっとしたら出来上がり。冷める前にかける。
引用元:https://cookpad.com/recipe/4362261
「グラニュー糖」のザラザラを減らすために、「2.」と「3.」の工程が鍵となるようです。
「粉糖」のアイシングと見た目に大きな変わりはなく、よく固まるため、代用品として十分に期待できるでしょう。
家に「粉糖」がなくても「グラニュー糖」があれば、アイシング作りを諦めずに済みますね。
砂糖なしでアイシングを作りたい
アイシングを白砂糖なしで作りたい場合は、「てんさい糖」を使う方法があります。
「てんさい糖」は「ビート糖」とも呼ばれる茶色い糖で、北海道特産の「甜菜(てんさい)」という植物が原材料です。
成分には「オリゴ糖」が含まれ、「便秘改善」や「免疫力アップ」、「アトピー改善」など、体にやさしい効果があるといわれていますよ。
てんさい糖と白砂糖の比較
次に、「てんさい糖」と白砂糖の100gあたりの糖質・カロリーを、表で比べてみましょう。
100gあたり | 糖質 | カロリー |
てんさい糖 | 88.6g | 380kcal |
白砂糖 | 99.3g | 391kcal |
「てんさい糖」の糖質・カロリーは、白砂糖よりも控えめであることが分かります。
同じ砂糖の仲間でも、このような違いがあるのですね。
白砂糖によるカロリー摂取量が気になる方や糖分を抑えたい方などは、「てんさい糖」のアイシングを試してみるといいでしょう。
てんさい糖を使ったアイシング
「てんさい糖」を使ったアイシングのレシピを紹介しましょう。
材料 (シナモンロール6個分)
- てんさい糖(ビート糖) 大さじ2
- 水 小さじ1
作り方
- てんさい糖(ビート糖)と水をよく混ぜ合わせ、ラップをかける。(乾燥を防ぐため)
- 出来上がったシナモンロール生地にスプーンでアイシングをかけ、完成。
引用元:【卵、乳、白砂糖不使用】シナモンロールマフィン | レシピ | 富澤商店 (tomiz.com)
白砂糖を使わなくても、アイシングを作れるのですね。
「てんさい糖」は植物性で体にやさしいため、お子さんも安心して食べられるでしょう。
糖質・カロリーが控えめであるのも、嬉しいですね。
シナモンロールのアイシングは「粉糖」だけでなく、様々なもので代用できます。
いろいろな味を試して、お気に入りのアイシングを見つけてみてはいかがでしょうか。