パリパリならっきょうの漬け方は、「土付きらっきょうが水分を吸わないように洗い、熱湯で水気を切ってから漬ける」。
「熱湯に浸ける」のがポイントです。
らっきょうの食べ頃は、「2~3ヶ月後」。
塩漬け・酢漬け、簡単美味しい漬け方などもありますよ。
今回は、「パリパリならっきょうの漬け方。熱湯がポイント?らっきょうの食べ頃と塩漬け・酢漬け、簡単美味しい漬け方」についてご紹介致します。
パリパリにする漬け方
パリパリならっきょうの漬け方は、「土付きらっきょうが水分を吸わないように洗い、熱湯で水気を切ってから漬ける」。
下ごしらえ・塩漬け・熱処理・本漬けの工程に分けて説明します。
下ごしらえ
- 「土付きらっきょう」をバラしながら土を洗い流す
- 根と茎を「切り口」がなるべく小さくなるように切り落とす
- 水を吸いすぎないようにさっと洗う
塩漬け
- らっきょうの量に対して2.5%の塩をまぶし、軽く混ぜて一晩置く
- 水洗いして塩を流し、ザルに上げる
熱処理
- 鍋で沸騰させたお湯に、らっきょうをザルごと10秒間浸す
- 手早く湯切りして冷ます
本漬け
- 煮沸殺菌した保存瓶にらっきょうを入れる
- 上から甘酢をらっきょうがよく浸かるぐらい注ぐ
- 冷暗所に置いて、2~3日はときどきビンを振ってなじませる
この手順でやれば、パリパリならっきょう漬けを作ることができます!
ただし、気をつけてほしいポイントが「熱湯につける時間」。
次でくわしく説明しますね。
熱湯がポイント?
「熱湯に浸ける時間」がポイント。
かならず「10秒以内」にしてください。
長すぎると、らっきょうが柔らかくなってしまいます。
もっとパリパリにしたい場合は、浸ける時間を少し短めに。
ただ、あまりに短すぎるのはNG。
熱湯に浸けることは、殺菌の意味もあります。
雑菌が繁殖してしまうおそれがあるので注意してくださいね。
また、熱湯を上からかけるだけのやり方もおすすめしません。
かけるだけだと熱が均一に行きわたらず、殺菌の効果がないからです。
鍋にたっぷりのお湯を沸かして、ザルごと浸してくださいね。
では、らっきょうの食べ頃は?
食べ頃は?
食べ頃は2~3ヶ月後。
最短で10日ほどで食べれるようになりますが、辛いのでおすすめしません。
ひとまず、2~3週間ぐらいは待ってみましょう。
2ヶ月ぐらいたつと、味がなじんできて美味しく食べられます。
その後は、冷蔵庫で保存すると、パリパリ食感がより長持ちしますよ。
「1年もの」「3年もの」のような、より本格的ならっきょう漬けを作りたい場合、「塩漬けを2週間」やってみましょう。
塩漬けを2週間すると、水分やアクがしっかりと抜け、くさりにくくなります。
乳酸発酵が起こるので、味がまろやかになり、うまみもUP。
段違いに美味しくなりますよ。
「塩漬け2週間」のやり方はこちら。
塩漬けと酢漬けレシピ
塩漬けを2週間してから酢漬けするやり方をご紹介。
- 茎と根を切って、水洗いしたらっきょうを保存瓶に入れる。
- 水700ccに塩150gを溶かし、瓶に注ぐ。
- ふたをして10日~14日間、冷暗所に置く。
- 日にちが経ったら塩抜きをする。水道水をチョロチョロと流し、時々かき混ぜながら半日流水にさらす。
- かじってみて少し塩気が残るぐらいになったらザルに上げ、水気を切る。
- 鍋で沸騰させたお湯に、らっきょうをザルごと10秒間浸す。
- 手早く湯切りして冷ます。
- 煮沸殺菌した保存瓶に入れ、甘酢を注ぐ。
塩漬け中、らっきょうが白く濁ったり、匂いがきつくなったりします。
これは乳酸発酵している証拠。
心配いりませんよ!
2~3日に一度、ふたをあけてガス抜きしてくださいね。
そして、注意してほしいのが「塩抜きのやりすぎ」。
完全に塩気を抜いてしまうと、パリパリ感がなくなってしまいます。
気をつけてくださいね。
最後に、塩漬けなしで作れる簡単な漬け方をご紹介。
簡単美味しいらっきょうの漬け方
簡単美味しいらっきょうの漬け方は、らっきょうに「60℃に温めた甘酢を注ぐ」だけ。
手順はこちら。
- らっきょうを手早く洗う
- 熱湯に10秒く浸して殺菌、水気を切る
- 煮沸殺菌した保存瓶にらっきょうを入れる
- 60~70℃に温めた甘酢を注ぐ。
常温の甘酢を注ぐよりも、歯ごたえが増してパリパリになるんです。
ただし、熱すぎるのはNG。
らっきょうがゆで上がり、逆に柔らかくなってしまいます。
ベストな甘酢の温度は60℃~70℃。
雑菌の繁殖を防ぐためにも、完全に冷めてからふたをして保存してくださいね。
他にも、「塩をまぶして揉み込み、すぐに洗う」「洗いらっきょうをそのまま甘酢に漬ける」などの簡単レシピもありましたよ。
これらは、きちんと塩漬けしたものより雑菌が繁殖する可能性が高いので、早めに使い切ってくださいね。
最後に、それでも柔らかくなってしまった場合。
残念ながら、一度柔らかくなったらっきょう漬けは、パリパリにすることはできません。
そんなときは、きざんでチャーハンに入れると美味しいですよ!
手作りのらっきょう漬け、チャレンジしてみてくださいね。