冷凍ネギがまずい!臭い・解凍後ふにゃふにゃの原因、美味しい食べ方や使い方もご紹介

冷凍ネギがまずい!という声がネット上に多く見られますが、特に多いのは「臭いこと」と「べちゃべちゃしていること」についてです。

 

臭いのは、ネギに含まれる「硫化アリル」という成分が解凍によって溶け出すためで、凍ったまま使えばにおいを抑えられます。

 

解凍後ふにゃふにゃになる原因は、冷凍によってネギの細胞が壊れ、解凍で細胞内の水分が流れ出てしまうから。

 

美味しい食べ方は「解凍せずに凍ったまま料理に使うこと」で、冷凍前に使いやすい大きさに切っておくのがベター。

 

おすすめの使い方は「味噌汁・卵焼きなどの火を通す料理に使う」こと。

 

これから「冷凍ネギがまずい!臭い・解凍後ふにゃふにゃの原因、美味しい食べ方や使い方もご紹介」します!

 

冷凍ネギがまずい!

冷凍ネギがまずい!

冷凍ネギがまずいという声はネット上にかなり多くあります。

 

とくに多かったのは以下の2つの意見。

 

  • 臭いがする
  • べちゃっとしている

 

冷凍ネギは調理の時短になる便利なアイテムですよね。

 

スーパーやコンビニでも手に入るほか、生のネギを刻んで冷凍しておけば、使いたいときにさっと料理に入れることができます。

 

しかし、味がまずいと知り、冷凍ネギを使うのをためらう人も。

 

まずいと言われる2つの原因「臭いがする」「べちゃっとしている」について、次の章から詳しく解説します。

 

改善策もご紹介するので要チェックです!

 

臭いのはなぜ?

臭いのはなぜ?

臭いのはネギに含まれる「硫化アリル」という成分が解凍によって溶け出すため。

 

「硫化アリル」はネギや玉ねぎを切ったときに目がしみる原因となる物質。

 

空気に触れると気化して臭いを放ちます。

 

臭くならない方法

冷凍ネギが臭くならない方法は以下の3つ。

 

  1. 解凍せずに凍ったまま使う
  2. 解凍しながら水にさらす
  3. 冷凍する前に水にさらす

 

硫化アリルは水に溶けやすい性質があるため、解凍してネギの水分が流れ出る際に一緒に溶け出します。

 

その溶け出した水分が、臭う原因です。

 

そのため、解凍せずに凍ったまま使用すれば、そこまで臭くなりません。

 

解凍して使いたい場合は、しばらく水にさらしておくと臭いを抑えられますよ。

 

また、生のネギを冷凍する前に水にさらしておけば、硫化アリルが流れ出ていきます。

 

臭いのもととなる硫化アリルは水に弱い性質があることを覚えておきましょう。

 

解凍後ふにゃふにゃになる原因

解凍後ふにゃふにゃになる原因

解凍後ふにゃふにゃになる原因は、冷凍によってネギの細胞が壊れるから。

 

解凍することで細胞内の水分が流れ出て、ふにゃふにゃで水っぽいネギになります。

 

ふにゃふにゃにならない方法

残念ながら、ふにゃふにゃにならない方法はありません。

 

最低限水っぽさを抑えるために、ネギの周りについた水分をキッチンペーパーなどで拭いてから冷凍しましょう。

 

冷凍によってネギの細胞が壊れるのは仕方のないこと。

 

これはネギだけでなく、ほかの野菜を冷凍したときも同じ現象が起こるようです。

 

どうしても生のシャキシャキ感には劣るため、ネギの食感を楽しみたい場合は冷凍せずに食べるのが一番。

 

冷凍ネギはどうしてもふにゃふにゃになってしまうこと、冷凍前に水気をしっかりと拭き取ることを覚えておきましょう。

 

美味しい食べ方

美味しい食べ方

美味しい食べ方は、「解凍せず凍ったまま料理に使うこと」。

 

できれば冷凍前に使いやすい大きさに切っておくのがおすすめです。

 

小口切り・斜め切り・薬味ネギ・白髪ネギなどの形状ごとに切り、それぞれジップロックに入れて冷凍しておきましょう。

 

あとは使いたいタイミングで凍ったまま調理するだけ。

 

冷凍ネギは解凍すると臭みが出やすく、食感もべちゃっとしてしまいます。

 

冷凍ネギを美味しく食べるためには、凍ったまま料理に使うのがベストです。

 

冷凍ネギおすすめの使い方

冷凍ネギおすすめの使い方

冷凍ネギのおすすめの使い方は「火を通す料理に使うこと」です。

 

例えばこんな料理に向いています。

 

  • 味噌汁
  • スープ
  • チャーハン
  • 炒めもの
  • 卵焼き
  • チヂミ

 

なかでもおすすめなのは「味噌汁」と「卵焼き」です。

 

それぞれ使い方をご紹介。

 

味噌汁に使う方法

冷凍ネギを味噌汁に入れると色合いが増して、見た目が良くなります。

 

入れるタイミングは、味噌のあと。

 

【作り方】

 

  1. 味噌汁の具材を切る
  2. だし汁で具材を煮る
  3. 具材に火が通ったら火を止めて味噌を入れる
  4. 凍ったままの小口ネギを入れ、沸騰直前まで加熱したら完成

 

生のネギなら完成後に散らしてもOKですが、冷凍ネギは臭いが気になる場合があるため、早めに入れて余熱で火を通すぐらいがベスト。

 

味噌の風味を損なわないよう、完全に煮立つ前に火を止めてくださいね。

 

卵焼きに使う方法

卵焼きにネギを入れるだけで、簡単に手の込んだ印象になりますよ。

 

卵液に混ぜて焼くだけでOK。

 

【作り方】

 

  1. お好みの味付けで卵液を作る
  2. 凍ったままの小口ネギを入れて混ぜる
  3. 熱したフライパンに油をひき、卵液を少しずつ入れて卵焼きを作る

 

忙しい朝にお弁当用の卵焼きを作るときも、冷凍ネギならさっと使えて助かります。

 

しっかり火を通すので、冷凍ネギの臭いや食感も気になりにくいでしょう。

 

 

冷凍ネギを料理に使う場合は、加熱用と割り切るのがおすすめ。

 

解凍後にそのまま食べると、臭いや食感が気になる場合があります。

 

また、風味がどうしても冷凍前より劣るため、美味しく感じられない可能性も。

 

冷やっこに乗せるなど「薬味ネギ」として使いたい場合は、冷凍ではなく新鮮なネギを使用してください。

 

冷凍ネギは、味噌汁や卵焼きなどの火を通す料理に使って美味しく食べきりましょう。