絶縁テープの代用は「熱収縮チューブ」や「ワイヤコネクター」、「ガムテープ(仮止め)」など。
セロハンテープ・マスキングテープ・ビニールテープは、絶縁テープの代わりになります。
しかし、セロハンテープ・マスキングテープは「仮止め」で使ってください。
ビニールテープは「電気を通す種類のテープ」もあるので、「電気絶縁用ビニールテープ」という商品名のテープを選ぶか、「対応電圧・テープの厚さ」などを確認して買いましょう。
コンビニは、「セブンイレブン」や「ローソン」に絶縁テープや代用が売ってますよ。
今回は「絶縁テープの代用。セロハンテープ・マスキングテープ・ビニールテープは絶縁テープの代わりになる?コンビニに売ってる?」をご紹介します。
絶縁テープの代用は?

絶縁テープの代用はこちら。
- 熱収縮チューブ
- ワイヤコネクター
- ガムテープ(一時的)
熱収縮チューブの使い方
- 熱収縮チューブを必要な長さに切る
- ケーブルに一度熱収縮チューブを通し、「長さを確認」
- チューブを「貼る位置」を決める
- ピッタリつくまで、「ヒートガン」や「ドライヤー」でチューブに熱を当てる
コツは「チューブを切るときは一発で切る」こと、「熱を当てるときは真ん中から端に向かって動かす」こと。
チューブの同じところを切るとチューブに傷がつき、「防水性などの耐性が下がってしまう」からです。
熱を端から当てると空気が入り、「チューブがうまく収縮しない」可能性があります。
ワイヤコネクター(バネ入り)の使い方
- 繋げたいケーブルの被覆を剥く
- 心線を合わせてねじる
- バネ入りワイヤコネクターに入れる
バネ入りワイヤコネクターは手軽にできるので、おすすめ。
ガムテープの使い方(仮止め)
- 繋げたいケーブル同士の被覆を剥く
- 心線を合わせてねじる
- ガムテープで止める
ガムテープを使うときは、あくまでも「仮止め」です。
すぐに絶縁テープに張り替えてくださいね。
注意点は2つ。
- 「濡れた場所」や「濡れやすい場所」を避ける
- 「600V以上の製品への使用」は避ける
ガムテープは基本的に、電気を通さないセルロースやPETなどの「絶縁性の樹脂が主成分」。
しかし、水に濡れると通電性が増して危険です。
ガムテープは劣化しやすく燃えやすい素材でもあるので、ショートすると発火しやすいこともお忘れなく。
「長時間・長期間の使用」は避け、すぐに熱収縮チューブなどの代用品や絶縁テープに張り替えましょう。
セロハンテープ

セロハンテープは絶縁テープの代わりになりますが、おすすめしません。
吸湿性があり、「絶対に電気を通さないとは言い切れない」からです。
「応急処置」や「仮止め」として使い、すぐに絶縁テープに張り替えましょう。
セロハンテープの材質は主にセルロースや接着剤。
内部にイオンが移動しにくく「電気を通さない」と言われています。
しかし、「吸湿性がある」ので「絶対に電気を通さないとは言い切れない」のです。
「長時間セロテープを貼りっぱなし」にせず、「熱収縮チューブ」や「ワイヤコネクター」、「絶縁テープ」に張り替えてくださいね。
マスキングテープ

マスキングテープも代用はできますが、おすすめしません。
水に濡れる・水に濡れやすい場所への使用は避けてください。
セロハンテープと同様、「応急処置」や「仮止め」の使用にとどめ、長期の使用はやめましょう。
マスキングテープは「イオンが伝わりにくいセルロース等の素材」なので、絶縁性はあります。
しかし、水に濡れると電気抵抗が弱まるので、貼りっぱなしはNG。
すぐに絶縁テープに張り替えること。
ビニールテープ

ビニールテープは絶縁テープの代わりになります。
「電気を通さないタイプ」のビニールテープを選んでください。
なぜならば、「ビニールテープの中には電気を通す種類のテープ」があるから。
詳しい特徴まではわかりませんでしたが、「電気絶縁用ビニールテープ」という商品名のテープを選べば大丈夫そうでした。
絶縁テープを選ぶときのポイントをまとめておきますね。
- どれくらいの電圧がかかるか
- どれくらい高温になるのか
- 絶縁部分の識別は必要か(絶縁場所が複数あるときなどに,色を変えるなどする)
以下からより詳しい紹介を見ることが出来ます。
絶縁テープの種類ごとの特徴について 耐熱温度や作業性の違いなど
ビニールテープは、ほとんど「塩化ビニール」でできています。
柔軟性・伸縮性もあって巻き付けやすく、耐寒性に優れていると。
長時間使用しても変質しにくく耐久性もそれなりにあるので、配線の固定などに使われているそうですね。
コンビニに売ってる?

コンビニは「セブンイレブン」と「ローソン」に売ってます。
しかし、必ず置いているとは言えないようです。
「確実に手に入れたい」・「様々な種類から選びたい」なら、「ホームセンターで購入した方がよい」でしょう。
ちなみに、ダイソーやセリア、キャンドゥには「ビニールテープ」や「融着テープ」という商品が売っていましたよ。
工具やカー用品のコーナーに置かれていることが多いようです。