iPhoneのスピーカー部分は、乾いた歯ブラシを使って優しくお掃除しましょう。
スピーカーのメッシュ部分に固着した汚れは、爪楊枝を使って軽い力で取ってください。
iPhoneは本体下部のネジを外すことで分解できます。
音割れ・故障の時は、まず「イヤホン」「iPhone」どちらが原因になっているのかを確認しましょう。
対処方法は、本体の設定を変えたりお手入れすることで改善・防止出来ることもあります。
今回は意外と汚れているiPhoneのスピーカー部分のお掃除方法について、詳しくご紹介します!
スピーカー穴の掃除方法
スピーカー穴の掃除をする時は、
- 乾いた歯ブラシ
- エアダスター
が役に立ちます。
といってもiPhoneは精密機械なので、お手入れする時には慎重にしましょう。
以下にiPhoneスピーカー部分のお手入れ手順をまとめました。
スピーカー穴を掃除する手順
- 乾いた歯ブラシをスピーカー部分に当てて、優しくブラッシングする
- エアダスターで外側に向かって汚れを吹き飛ばす
1度で汚れが落ちないようであれば、手順を繰り返してみてください。
ここで注意したい点は、
- 歯ブラシは必ず乾いた物を使う
- 優しくブラッシングする
- エアダスターの吹き出し口は角度をつける
ことです。
歯ブラシが濡れていると水濡れ故障の原因になりますし、スピーカー部分も細かいメッシュになっておりとても繊細なので、強い力でブラッシングしてしまうと故障につながります。
また、エアダスターを使用する際は、iPhone内部に向かって使用してしまうと、細かくなった汚れがiPhone内部に飛んでしまうので、出来るだけ汚れが外側に飛ぶようにするのがポイントです。
iPhoneのスピーカー穴を掃除するときは「乾いた歯ブラシで優しく汚れを落とす」「エアダスターは汚れを外に向かって飛ばす」ように覚えておいてくださいね。
爪楊枝で埃を取る方法
次に、爪楊枝で埃を取る方法ですが、スピーカー穴部分に直接当てて掃除し、エアダスターで汚れを吹き飛ばしましょう。
爪楊枝を使用すると、前述の歯ブラシで取り切れないような固着してしまった汚れを取りたい時に有効です。
スピーカーのメッシュ部分に穴が開かないよう、爪楊枝を使用する時にも力を入れず優しくお手入れしてくださいね。
分解方法は?
iPhoneはライトニング差し込み口左右についているネジを外すことで分解できます。
スピーカー部分の細部まで掃除出来るようになりますが、iPhoneは繊細な精密機械なので、分解することでどのようなトラブルが起きるかわかりません。
内部データが全て消失してしまうかもしれませんし、再起動できなくなってしまう恐れもあります。
分解作業自体の難易度も高いので「全て自己責任」での作業となりますことをご理解ください。
トラブルが心配な方は、Appleや信頼できる業者へ依頼することを強くおすすめします。
iPhoneを分解する手順は以下にまとめてみましたので、「こんな風に分解出来るんだ~」という感覚でご一読くださいね。
iPhoneの分解方法
【用意するもの】
- 細かい部品を入れる入れ物
- 吸盤
- プラスチック製のカード(ポイントカード・クレジットカードなど)
- 小さなネジ穴に対応したドライバー
- 発熱体(ホットパック・ジェルパックなど)
【事前準備】
- 電源を完全に切る
- SIMカードを抜いておく
- ドライバーでライトニング差込口左右のネジを外す
- 発熱体でiPhone下部を温め、接着剤が緩むまで5~10分待つ
- iPhoneの画面下部に吸盤を付ける(ホームボタンのある機種はホームボタンより上に付ける)
- 吸盤を引っ張りあげ、iPhoneの画面と後ろ側に隙間をつくる
- プラスチック製のカードを左側・右側・上部に沿って挟み、順番にスライドさせる
- 画面を下にずらすようにして上部の留め具から離す
- iPhoneを本のように開く(ケーブルでつながっているので、決して無理をしないように)
久しぶりにiPhone分解 pic.twitter.com/Oi5EmA2z00
— たんす@P-MEN (@socha_0315) December 30, 2020
iPhoneを分解して開くと、内部はこんな感じ。
予想以上に部品の配列がスッキリしており、さすがappleだなと思いました。
分解する時には、細かい埃が舞ってiPhone内部に入り込まないよう、作業環境づくりも重要といえます。
iPhoneを分解して掃除したいという方は「完全自己責任」で、心配な方は分解せずに外からのお手入れのみにするか、appleや信頼できる業者へ依頼しましょう。
音割れ・故障の確認
iphoneが音割れする時の原因は、
- イヤホン自体の不具合
- イヤホン差込口やスピーカー部分の汚れ
- iPhone本体の不具合
が一般的のようです。
まずは、音割れ・故障の原因を簡単に確認してみましょう。
イヤホンを使用している時に音割れする場合
- 有線イヤホンの場合は、ケーブル・付け根に折れや傷がないか
- 有線イヤホンを差し込む部分に汚れが溜まっていないか
- ワイヤレスイヤホンの場合は、イヤホンを他のBluetooth対応端末に接続し音質を確認してみる
iPhone本体のスピーカーが音割れする場合
- スピーカー部分に汚れがたまっていないか
- iPhoneを水没・落下させた可能性はないか
- 使用しているアプリは最新バージョンになっているか
- Apple Musicのイコライザが設定されていないか
これらの要因が全て問題なければ、iPhone本体の不具合で音割れしている可能性が高いので、一度appleへ相談してみると間違いないですよ。
スピーカーが音割れしているときは、「イヤホン」「iPhone」どちらの問題なのか、確認してみましょう。
対処法はこちら
iPhoneが音割れするときの対処法として以下の方法があります。
イヤホンを使用している時に音割れする場合
- 有線イヤホンのケーブル・付け根に折れや傷がある → 新しい有線イヤホンに変えてみる
- 有線イヤホンを差し込む部分に汚れが溜まっている → 乾いた歯ブラシ、エアダスターなどを使用して清掃する
- ワイヤレスイヤホンを他のBluetooth対応端末で再生しても音割れする → 別のワイヤレスイヤホンを使用してみる
iPhone本体のスピーカーが音割れする場合
- スピーカー部分に汚れがたまっている → 乾いた歯ブラシ・エアダスターなどで清掃する
- iPhoneを水没させた可能性がある → iPhoneの電源を切りSIMカードを取り外し、本体を乾かしてから再度使用してみる
- アプリが最新バージョンになっていない → アプリを最新バージョンにアップデートする
- Apple Musicのイコライザが設定されている → 一度オフにして音質を確認してみる
これらが音割れの原因となっていれば、いずれかの方法で改善する可能性が高いので試してみてください。
iPhoneは安いものではないので、丁寧に扱い出来るだけ長く使っていけるよう普段から心がけたいものです。
本体の故障を防ぐためも日頃からこまめにお手入れし、本体のアップデートも済ませておくことが対策の一つだと思いますので、是非参考にしてみてくださいね。