lanケーブルの接続方法は、以下のとおりです。
- 各機器の用意(インターネット接続機・有線ルーター・PCなどの使用端末・lanルーターなど)
- 各機器の電源を切る
- モデムやONUなどのインターネット接続機のlan端子とlanケーブルを接続する
- 3で挿したケーブルの反対側と、有線ルーターのWAN端子(Internet端子)を接続する
- 同様に、有線ルータとPCを接続する
- インターネット接続機→ルーター→PC の順番で電源を入れる
上記のような基本的な接続では、『インターネット接続機⇔有線ルーター⇔使用端末』となり、lanケーブルは2本必要となります。
中には有線ルーターがインターネット接続機に搭載されているものもあり、搭載式を使用する場合には、lanケーブルは1本で接続ができます。
lanケーブルの接続については、PCから確認ができます。
Windowsは、スタートメニューにある「ネットワークとインターネット」のプロパティから。
Macは、スタート画面のシステム環境設定からInternetを開くと確認できます。
そして、接続端子の種類は大きく分けて7つあります。
- UTPケーブル
→基本の形状
- STPケーブル
→ノイズ環境に強く、ネットワークが混線しやすい企業向き
- 2重シールドケーブル
→STPよりのいずに強く、更に高速で安定感がある
- PoEケーブル
→PoE対応の機器接続ととに、電気の供給ができる
- フラットケーブル
→非常に薄い作りで踏みつけに強く、カーペット下に通すことができる
- 巻取りケーブル
→コンパクトに収納ができ、スペースのない場所や携帯用として優れている
- 高屈曲ケーブル
→曲げに強く、屋外に適した加工がされているものもある
混線やノイズ環境に強いもの、床下配線が可能であったりコンパクトで収納しやすいものまで、それぞれ強みの違う接続端子となります。
使用場所や用途から、どのタイプの接続端子にするか決められたら、さらに
- 速度
- 安定感
- 価格
上記3点から自分に合ったものを選択するとより良いものが選べるようになります。
また、lanケーブルがうまく接続できないときの対処として、
- lanケーブルの抜き差しを行う
- lanケーブルまたはモデム、ルーターの交換
- ドライバーの認識作業
などがあげられます。
lanケーブルを抜くには、爪の部分を強く押して引き抜くようにするのがポイントとなります。
それでもうまく抜けない場合には、マイナスドライバーなどの道具を使って、接続されているlanケーブルの上側に隙間を作ると抜けやすくなるそうです。
今や生活に欠かせないインターネットの通信。
その通信機器とを繋げる役割をしているlanケーブルについて、詳しくご紹介していきます。
lanケーブルの接続方法
lanケーブルの接続方法についてご紹介します。
- 各機器の用意 (インターネット接続機・有線ルーター・PCなどの使用端末・lanルーターなど)
- 各機器の電源を切る
- モデムやONUなどのインターネット接続機のlan端子とlanケーブルを接続する
- 3で挿したケーブルの反対側と、有線ルーターのWAN端子(Internet端子)を接続する
- 同様に有線ルーターとPCを接続する
- インターネット接続機⇛ルーター⇛使用端末の順に電源を入れる
基本は、「インターネット接続機⇔有線ルーター⇔使用端末」の形になるように接続するため、その際に必要なlanケーブルは2本となります。
しかし、有線ルーターがあらかじめインターネット接続機に搭載されている場合など、ルーターなしでもモデム一台で対応できるものであれば、lanケーブル1本だけでも接続ができます。
接続確認しよう
lanケーブルの接続が正しくできているかは、PCから確認することができます。
Windows
スタートメニューにある「ネットワークとインターネット」からプロパティを開きます。
さらに、ネットワーク接続の画面から「ローカルエリア接続」のアイコンが有効であれば正しくインターネットの接続ができていることになります。
このとき、インターネットの接続が正しくされていなければ、アイコンに赤い✕マークがつきます。
Mac
スタート画面のシステム環境設定から、ネットワークを選択。
ネットワーク、EthernetまたはWiFiが『接続済み』となっていればOK。
WindowsやMacでの接続確認方法についての紹介をしましたが、PCだけでなく機器によって接続の確認方法は異なります。
それぞれ購入時の取扱説明書から、機器にあった接続確認の方法で確認するようにしましょう。
接続端子の種類・選び方
接続端子の種類についてのご紹介です。
UTPケーブル
基本の形状のもので、2本の銅線を1本にしている。
STPケーブル
ネットワークが混線しやすい環境や企業向け。
シールドで保護されているため、ノイズ環境に強いとされる。
2重シールドケーブル
STPケーブルよりボイズ環境に強い。
PoEケーブル
PoE(パワーオーバーイーサネット)対応機器との接続とともに、電力の供給が行える。
フラットケーブル
パスタケーブルとも呼ばれており、非常に薄い作りになっている。
踏みつけに強く、カーペット下に通すこともできる。
巻取りケーブル
コンパクトに収納ができ、場所の確保が難しいところや持ち歩き用に必要な人向け。
高屈曲ケーブル
曲げに強い。
耐水性の優れた外皮と、ホイルの加工を内部に施している屋外用もある。
続いて、選び方。
速度
カテゴリと言われるCATの数字が大きいほど速度が速く、数年おきに新しいものが出ている。
安定感
- 単線
太い銅線が8芯分入っていて硬く、曲げて使うことはできない。
その分安定感が期待できる。
- より線
7本の細い線を8芯分集めて作られており、柔らかく扱いやすい。
単線より安定感が劣る。
価格
速度や安定感など、性能の良いものほど価格も上がる。
企業向けや家庭向けなど、環境に合ったものを見極めるとよりよいインターネット環境が作れそうですよ。
接続できない時は?
接続がうまくできないときは、以下のような理由が考えられます。
lanケーブルがlanポートに正常に挿さっていない
この場合は何度か抜き差しをして、再度しっかり挿し直してみましょう。
ただし、何度か挿し直しても接触不良が続く場合は、劣化が進んでいる可能性もあります。
劣化が考えられる場合は、新しいものに交換するのが良いです。
lanケーブルの断線、故障
lanケーブルにも寿命があります。
寿命はありますが、無理な配線や使用方法によって劣化が早まることもあるそうです。
lanケーブルの劣化は、通信が不安定になったり、速度が遅くなる原因とも言えますので、この場合も交換するのがおすすめです。
モデム・ルーターの故障
こちらも5年から10年の寿命と言われています。
故障の場合は、買い替えるか修理に出す必要があります。
ドライバーの認識がない
故障でもなく、再起動や抜き差しを行っても改善されない場合はドライバーのインストールが必要かもしれません。
静電気
稀に、機器に静電気が溜まってしまうことがあるそうです。
一度電源を落としてコードを抜き、数分待ってから再度電源をつけてみましょう。
抜き方はこちら
lanケーブルは、ケーブルの爪を強く押しながら引くと抜くことができます。
しかし、何度も抜き差しを行ったり、長時間挿したままにすると抜きづらくなることがあるそうです。
抜きづらくなってしまった場合は、爪の上側に隙間を作りながら引き抜くようにするとうまく抜けるようになるとのこと。
隙間を作るのに使う道具として、細めのマイナスドライバーがおすすめだそうです。
強く押し込んだり、動かしたりすると機器を傷つけてしまうので、力をいれずあくまで隙間を作るために使うことがポイントです。
また、一度抜けなくなってしまったlanケーブルは使い回さないようにしましょう。
同じものを使うと断線の可能性があったり、うまく接続できずに漏電してしまうことも考えられ、とても危険です。
抜けなくなったものは必ず買い換えるようにしましょう。