長ねぎの保存方法まとめ!常温・冷蔵・冷凍・土で保存する方法やカット・新聞紙で長持ちさせる方法まで

長ねぎの長持ちさせる保存方法は、「常温:フィルムを取って新聞紙で巻き、通気性の良い冷暗所で保存」。

 

冷蔵は、「長ねぎを洗って根元を切り落として3等分に切り、水を含ませたキッチンペーパーで包んで冷凍用保存袋に入れ、野菜室で保存する」。

 

冷凍は、「長ねぎを3等分して冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫へ保存」しましょう。

 

土は「外の土で保存」するか、「プランターで保存」してくださいね。

 

カット・新聞紙で長持ちさせる方法は、「小口切りで水気を取り、ざるや干し野菜の上で広げて天日干し」をすること。

 

今回は、「長ねぎの保存方法まとめ!常温・冷蔵・冷凍・土で保存する方法やカット・新聞紙で長持ちさせる方法まで」をご紹介致します。

 

常温保存する方法

常温保存する方法

常温保存する方法は、「フィルムを取って新聞紙で巻き、通気性の良い冷暗所で保存」。

 

紙袋や段ボールを使って「緑の葉が上になるように」立てかけると良いでしょう。

 

泥がついている場合も新聞紙でくるんで同様に保存します。

 

その際に,買ったときに包んであったビニールは取ります。

 

ビニールによって,湿気が溜まってカビが発生しやすくなるためです。

 

新聞紙は,湿気を吸収すると同時に,乾燥から長ねぎを守ってくれます。

 

ちなみに,ねぎの保存の適正温度は0~5度といわれており,常温といっても14℃以下の場所にネギを置く方が良いようです。

 

このように保存するれば1か月程度,泥付きの場合は2週間程度の保存が可能です。

 

冷蔵保存する方法

冷蔵保存する方法

冷蔵保存する方法は、「長ねぎを洗って根元を切り落として3等分に切り、水を含ませたキッチンペーパーで包んで冷凍用保存袋に入れ、野菜室で保存する」。

 

  1. 長ねぎのビニールを取って洗い,根元を切り落として3等分する。
  2. たっぷり水を含ませたペーパータオルで下半分(根に近い方)をくるむ
  3. 軽く水にさらしたペーパータオルで上半分をくるむ
  4. 冷凍用の保存袋(ジップロックなど)を2枚用意して,長ねぎの白い部分と緑の部分とを別々に保存袋の中に入れる
  5. 野菜室で立てて保存する

 

このように保存することで,青い部分は2週間くらい,白い部分は3週間くらい保存することができるんです。

 

では,細かい説明をしましょう。

 

長ねぎのビニールを取って洗い,根元を切り落として3等分する

根元を切り落とすのは,成長を止めて,栄養や水分が使われるのを防ぎ,長持ちさせることができるためです。

 

また,3等分するのは,立てて保存しやすくするためです。

 

なぜ立てて保存するかは後ほどご紹介します。

 

たっぷり水を含ませたペーパータオルで下半分をくるむ

ペーパータオルはびしょびしょくらいでOK。

 

新鮮な触感を保つために,ペーパータオルで,白い部分の根に近い方の下半分をくるみます。

 

軽く水にさらしたペーパータオルで上半分をくるむ

こちらはあまりびしょびしょにせず,長ねぎの水分の蒸散を防ぎ,適度な湿気で乾燥を防ぎます。

 

冷凍用の保存袋(ジップロックなど)を2枚用意して,長ねぎの白い部分と緑の部分とを別々に保存袋の中に入れる

冷凍用の保存袋は,水分が失われるのを防ぎ,鮮度を長持ちさせることができます。

 

厚さ0.06㎜以上の袋なら,においがをほかのものにうつるのを防げるのでおすすめです。

 

 

青い部分と白い部分を分けるのは,青い部分の方が早く傷むため,白い部分の傷みが早まるのを防ぐためです。

 

野菜室で立てて保存する

長ねぎを立てて保存するのは,自然により近い状態で保存することで,鮮度を保ちやすくするためです。

 

ペーパータオルは週に1回は取り換えましょう。

 

ねぎを立てる際に,2L ペットボトルや牛乳パックを半分で切り,下の部分のふちにテープなどを巻いたものや,野菜収納用のケースなどを使用すると立てやすくなりますし,野菜室を整理できます。

 

 

このほか,3等分した長ねぎをラップでぴったりと包む,またはポリ袋に入れて,野菜室で立てて保存する方法では,1週間程度の保存が可能です。

 

ちなみに,なぜ買ったときのままではいけないのかというと,水分が失われて,みずみずしさや香りが損なわれてしまうためです。

 

冷凍保存する方法

冷凍保存する方法

冷凍保存する方法は、「長ねぎを3等分して冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫へ保存」しましょう。

 

  1. 冷蔵保存と同様に,長ねぎを洗って3等分にする
  2. 乾いたペーパータオルで水気を拭き取ってから,それぞれをラップで包み,冷凍用保存袋に入れて空気を抜く(冷凍の場合は長ネギの白い部分と青い部分は痛むスピードは変わらないので一緒に入れてOK)
  3. 金属製のバットと保冷剤で,長ねぎを入れた袋を冷凍する

 

この方法で,白い部分も青い部分も1か月程度保存することができます。

 

解凍すると水分が出てうまみが出ていくので,凍ったまま切って料理に入れて加熱調理しましょう。

 

細かく切らずに保存するのは,「長ねぎの香りのもとであるアリシンが飛ぶのを防ぐため」。

 

アリシンには殺菌・抗菌,疲労回復,血液をサラサラにするなどの効果があり,空気に触れるとその効果を高める一方,成分が飛んでしまいます。

 

 

また、青い部分は生では少し食べにくい感じがありますが,冷凍することで食べやすくなります。

 

これは,冷凍することで,細胞が壊れて触感が良くなるためなんだそうです。

 

 

冷凍で保存する際は,長ねぎを3等分し,冷凍用保存袋に入れて冷凍すると,1か月ほどの保存がきくので,試してみてください。

 

土保存する方法

土保存する方法

土は「外の土で保存」するか、「プランターで保存」してくださいね。

 

以下の説明は、「根付きの長ねぎ」が対象です。

 

害虫などに気を付けて,気温の低い秋や冬ならば,1~2か月ほど保存することができます。

外に土で埋めて保存

ねぎが植えられる場所がお庭などにあるなら,この方法で保存することができます。

 

長ねぎを植えるための土を準備し,白い部分が隠れるように土をかぶせて埋めます。

 

青い部分は枯れてしますのですが,白い部分は土のついた皮をむけば,食べることができます。

 

プランターで保存

長ねぎが入るくらいのプランターと,埋めるための土を用意します。

 

プランターに土を入れて,その上にねぎを寝かせます。

 

ねぎの白い部分に土をかけてしっかり埋まるようにして,温度変化の少ない場所(玄関やベランダなど)に置きましょう。

 

プランターがなければ,2L のペットボトルの飲み口部分を切り落として使うことができます。

 

飲み口を切り落としたペットボトルの中にねぎを立てて中央に置いたまま,周りに土を入れて白い部分を埋めると,プランターほど場所を取らずに保存できます。

 

カット・新聞紙で長持ちする?

カット・新聞紙で長持ちする?

カット・新聞紙で長持ちします。

 

「小口切りで水気を取り、ざるや干し野菜の上で広げて天日干し」をしてください。

 

  1. カラカラになるまで2日~1週間干す
  2. 乾燥材を入れた密閉袋で高温多湿を避けて保存

 

上記の方法で、1~2か月保存することが出来るようです。

 

長ねぎをカットして冷蔵庫で保管すると数日以内に食べ切る必要がありますが、乾燥させて保存すれば長持ちできるんですよ。

 

雨の日や夜は室内に置きましょう。

 

生の食感と違った食感が楽しめ,うまみや甘みが凝縮されています。

 

 

油を絡めて保存する方法もあります。

 

  1. 長ネギを小口切りやみじん切りなどの使いたい大きさに切る
  2. 水気を取る
  3. オイルをネギ全体にからめる
  4. 冷凍用保存袋に入れて空気を抜き、冷凍保存

 

冷凍で2か月,冷蔵で2週間ほど持たせることが出来ます。

 

オイルにつけるとネギの香りが逃げにくく,オイルに香りが移ります。

 

オリーブオイルにつければパスタに使えるし,ごま油につければラーメンやチャーハンに使ってもおいしいと思います。

 

 

常温での保存のところで説明した通り,新聞紙で長ネギを包んで保存することで,買ってきたまま保存するよりは長持ちさせることが出来ます。

 

それは,新聞紙が湿気を取り除くとともに,長ネギの乾燥を防いでくれるからです。

 

また,新聞紙が光をさえぎってくれるので,黄色に変色するのを防ぎます。

 

 

ところで,できるだけ新鮮なネギを選びたいですよね?

 

次のようなものが新鮮なネギの特長です。

 

  • 固くてみずみずしいもの
  • ネギの白い部分がつややかである
  • ネギの青い部分と白い部分の境界がはっきりしている
  • ネギの青い部分が先までピンと伸びて色鮮やかである
  • 太さが均一でまっすぐに伸びているもの

 

このようなネギを選べば,古いものよりはおいしく,長く保存できます。

 

ギリギリ食べられるかなというサインとして,「白い部分に黄ばみが出る」,「固さやハリがなくなる」という様子が見られるそうです。

 

また,腐っているサインとして,異臭,切った時にドロドロ,茶色く変色しているということがあります。

 

これまで,保存の方法について様々な方法を紹介しましたが,あくまで保存期間は目安となりますので,上記のことに注意して,できるだけ早く食べ切るようにしてくださいね。