絞り袋の代用。ジップロックとポリ袋、口金の代用は?口金なしでもできる?クッキー・生クリーム・マカロン・アイシングの絞り袋を作る方法39

絞り袋の代用は「ジップロック」や「ポリ袋」でできます。

口金の代用は「アルミ缶」や「クリアファイル」,「マヨネーズの空き容器」など。

「絞り袋の口の切り方を工夫」すれば、口金なしでもできます。

生クリーム・クッキー・マカロンの絞り袋の作り方は「袋の一方の角を1㎝幅で袋の口から4~5㎝のところまで折りたたみ,セロハンテープなどで留める」だけ。

アイシングの絞り袋の作り方は、「小さめの袋を半分に切り、角に向かってアイシングクリームを入れて空気を抜きながら袋の口を閉じる」。

今回は,「絞り袋の代用。ジップロックとポリ袋、口金の代用は?口金なしでもできる?クッキー・生クリーム・マカロン・アイシングの絞り袋を作る方法」をご紹介します。

ジップロックとポリ袋で代用可?

ジップロックとポリ袋で代用可?

ジップロックとポリ袋で代用可です。

ジップロック

  1. ジップロックの中に,絞りたいものを入れる(口金を使用する場合は,袋の角にあらかじめ入れてから,口金のついているところをねじって絞りたいものを入れる)
  2. 中身が漏れないようにジップを「空気を抜きながら」閉じる
  3. 袋の角を斜めに,好きな大きさにカットして絞る(切り口は始めは小さめに切って,その後調整していった方がよい)

ジップロックで代用すると,中身を入れて「すぐに使わない場合はそのまま保存する」ことができていいですよね。

また,袋の耐久性があり柔軟性もあるので,固めのクリームを入れて絞っても,「簡単には破れない」という良さもあります。

ただし,一気に絞り出したり,チュロスやクッキーの生地など固めの生地を絞り出したりする場合は,袋が破けてしまうこともあるので,予備の絞り袋を用意しておくとよいでしょう。

ポリ袋

  1. 袋の中に生クリームなどの絞りたいものを入れる(口金は中身を入れる前に袋の角にセットして,その部分をねじっておく)
  2. 空気を抜きつつ袋の口を閉じる(くるくるとねじったり,結んだりする)
  3. 袋の角を好きな大きさに切る

ポリ袋の使い方は,ジップロックのような保存袋と大体同じ。

食品を直接入れてもOKな,「清潔な袋」を使うようにしてください。

ポリ袋はジップロックより柔らかく,破れやすいので,「袋を2枚以上重ねたり,袋の中にクッキングシートを重ねたり」して強化してから使用するとよいでしょう。

また,絞りだすクリームや生地は「少し柔らか目」がおすすめ。

口金を入れたときにその部分をねじるのは,クリームが入って,角を切るときにクリームが出てくるのを防ぐためです。

上手に絞るポイントを3つ説明しますね。

絞り袋に入れる中身の量

袋に入れる生クリームや生地などの量は,「袋の3分の2くらい,5~6分目」を目安に入れるようにしましょう。

なぜなら,たくさん入れてしまうと上からクリームが飛び出したり,空気を抜いて袋の封を閉じにくくなったり,持つときに力加減がしづらかったりするからです。

ちなみに,中身を入れるときは「口の広いマグカップや計量カップなどに袋をかぶせる」と,詰めやすくなるでしょう。

また,袋を閉じる際は,「空気を抜き,中身が少ない場合はつめ終えた部分を輪ゴムで閉じておく」と絞り出しやすくなるようです。

絞り袋の持ち方

絞り袋を持つ際,「袋の上部を利き手で持ち,もう片方の手を絞り口付近にやさしく添える」ように持ちます。

下の方に添えた手は,絞り口を支え,絞っているときのブレを防ぐために置きます。

絞り出すときは,一気に出そうとすると袋が破けてしまうので,「ゆっくりと優しく押し出す」ようにしましょう。

中身の飛び出しにも注意。

袋の口はしっかりと閉じておきましょう。

温度が肝心

生クリームやクッキー生地,シュークリームの生地などの絞り出す中身は,温度上昇で,バターが溶けて緩くなってしまったり,生クリームがぼそぼそしてしまったりします。

次のようなことで対策できるでしょう。

  • 使うまでは冷蔵庫などの「涼しい場所で保存」すること
  • 「温度が上がる前に」絞り終えること
  • 中身が緩くなったら,「いったん冷蔵庫などで冷やす」
  • 手が温かい場合は「氷水で手を冷やしてから絞り袋を持つ」ようにすること

絞るものの温度に気を配ることで,よりうまく絞ることが出来るでしょう。

クッキー・生クリームの絞り袋の作り方

クッキー・生クリームの絞り袋の作り方

クッキー・生クリームの絞り袋の作り方は以下です。

  1. ジップロックまたはポリ袋の片方の角から,斜めに1㎝幅で折り込む
  2. ジップロックの口から4~5㎝ほど残したところまで(ポリ袋の場合は適当なところまで)折ったら,セロハンテープで留める
  3. 絞りだしたいものを入れ,空気を抜いて口を閉じる
  4. 使用する際は先のとがった部分をはさみで切る

詳細はこちらから。

お菓子作りに役立つ小ワザ集|知っ得!納得!キッチンアイデア

生クリームを入れる場合は,絞り口を,お好みの大きさや形(後ほど紹介する口金なしで絞るときの絞り口の切り方など)に切るか,口金の大きさに合わせて切ります。

クッキーの場合は,直径7~8㎜の丸口金に合わせて切るか,絞り口が7~8㎜になるように切るとよいでしょう。

前述にあるように,口金を使用する際は,中身を入れる前に口金を角に入れ,その角をねじってから中身を入れましょう。

マカロン・アイシングの絞り袋の作り方

マカロン・アイシングの絞り袋の作り方

マカロン・アイシングの絞り袋の作り方です。

  1. ジップロックまたはポリ袋の片方の角から,斜めに1㎝幅で折り込む
  2. ジップロックの口から4~5㎝ほど残したところまで(ポリ袋の場合は適当なところまで)折ったら,セロハンテープで留める
  3. 絞りだしたいものを入れ,空気を抜いて口を閉じる
  4. 使用する際は先のとがった部分をはさみで切る

クッキー・生クリームの絞り袋の作り方と同じですね。

口の切り方は,3~4㎝のマカロンの場合,口金は8㎜が使いやすいようなので,その口金に合わせて切るか,口が8㎜ほどになるように切りましょう。

絞り袋に折り目がついているので,「指で折り目を慣らすようにして口ができるだけ丸くなるように」しておくとよいようです。

アイシング用で,ポリ袋の絞り袋を使う場合はこちら。

アイシングの絞り袋の作り方(ポリ袋)

  1. ポリ袋を半分に切り,片方が閉じている底の方を使う
  2. 底の部分のマチを切り取る(角になっているところだけ切り,穴が開かないように注意)
  3. 袋の口を大きく開けて平らなところに置き,マチを切り取った角の方にアイシングを入れる
  4. 色を付ける際は白いアイシングと食紅を入れて,袋の口を閉じて色が全体になじむように揉み込むように混ぜる
  5. 袋の口を縛る
  6. 先端をほんの少し切る
  7. 固さを確認し,緩かったら粉砂糖を足し,固かったら水を足して混ぜる

袋の中で食紅を混ぜるができるので,混ぜるための器などの片付けの手間が省けて便利です。

アイシングはコルネを使うのが一番ですが,小さいポリ袋やジップロックなどで代用することもできます。

あまり大きすぎる袋を使うと,デコレーションしたり,文字を書いたりするときに,コントロールがしづらくなってしまいます。

下の方にぎちぎちに詰めると中身が出てきてしまうので,ゆとりを持たせて入れるようにしましょう。

口金の代用品はこちら

口金の代用品はこちら

口金の代用品は「アルミ缶」・「クリアファイル」・「マヨネーズの容器」。

アルミ缶

アルミ缶を,ハサミで切って口金をつくります。

ハサミで缶を切るには結構力が要ります。

また,ケガの恐れが在りますので注意が必要です。

クリアファイル

クリアファイルも,切って丸めて口金をつくります。

その際はクリアファイルを清潔にしてから使用しましょう。

こちらも切る作業が手間で,ケガにも気を付けましょう。

マヨネーズの空き容器

マヨネーズの容器の口は星形になっているので,手間がないです。

おまけに,絞り出しやすい素材で破れたりする心配もないのでおすすめ。

容器は良く洗って乾かしてから使いましょう。

口金なしでも絞れる?

口金なしでも絞れる?

口金なしでも絞れます。

切り方を説明しましょう。

バラ口金風

袋の角の先端を斜めに切ります。

斜めにカットした,短い方を上にして揺らしながら絞ると,フリルのように絞ることが可能です。

星口金風

袋の角の先端を縦に2回折り,左右から斜めに切るとギザギザになります。

真っ直ぐ下に向けて絞ることで星形に絞ることが出来ます。

木の葉口金風

袋の先端を縦半分に折り,斜めに切ると,片方が短い山のような形になります。

先がとがっている方を上に向けて,少し寝かせつつ絞るときれいに仕上げることが出来るそうです。

動画の方が分かりやすいので,こちらから袋の切り方や絞った例をご覧ください。

覚えておいて損はなし!口金なしでできる生クリームの絞り方