シーツの洗濯頻度は「夏は1週間に1回」・「冬は2週間に1回」がベストです。
洗濯方法はシーツの洗濯表示に「洗濯桶マーク」があれば、自宅の洗濯機で洗いましょう。
「水洗い不可マーク」があればクリーニングに出すこと。
干し方は「三角干し」が早く乾くので良いと言われております。
洗濯の際は、繊維を痛めてしまう原因になるため、ネットは使った方がよいですね。
半年洗濯しないのは、「健康上大丈夫ではないかもしれません」。
この記事では「適切なシーツの洗濯頻度、洗濯方法、干し方、ネットを使用するメリット、半年洗濯しなかったときの被害について」解説いたします。
シーツの洗濯頻度は?
シーツの洗濯頻度は「夏は1週間に1回」・「冬は2週間に1回」がベストです。
季節によって洗濯頻度が異なるのは気温で寝ているときの汗をかく量に差がでるため。
冬にたくさん汗をかいて寝てしまった場合は、早めに洗濯することを心掛けましょう。
もし、雨の日が続いてしまって外に干すことが出来ない時は週に1回の頻度ではなく、できるときに洗濯することをおススメいたします。
汗でシーツが汚れてしまったまま放置すると、後に詳しく記載しますがアレルギーなどにより健康被害がでるかもしれません。
詳しい内容については「半年洗濯しないのは大丈夫?」で解説しますのでぜひ最後までお読みいただければと思います。
最低でもシーツの洗濯は「夏は1週間に1回」「冬は2週間に1回」の洗濯頻度を守っていただけると良いでしょう。
洗濯方法
洗濯方法はシーツの洗濯表示に「洗濯桶マーク」があれば、自宅の洗濯機で洗いましょう。
「水洗い不可マーク」があればクリーニングに出しましょう。
洗濯方法については事前に洗濯表示を確認することが大切です。
これから自宅での細かい洗濯方法を説明しますね。
洗濯の手順
- 洗濯表示の確認
- シーツ表面のほこりやゴミを取り除く
- 洗濯表示に従って洗濯する
- 洗濯脱水後、シーツを干す
1.洗濯表示の確認
洗濯表示とは衣類の洗濯方法がマークとして表示されているものです。
我が家のシーツで確認すると下記の表示マークを確認しました。
一番左のマークに注目してください。
洗濯桶マークの下に1本の横線があります。
洗濯桶は家庭洗濯が可能であること、横線は洗濯の強さを表し、線の本数が増えるほどデリケートな生地であるため、弱い力で洗濯をしなければならないことを示しています。
洗濯桶に横線がつく衣類の特徴は生地がデリケートな素材であることが多く、型崩れや毛玉などができやすいそうです。
洗濯桶の中の数字は洗濯水の温度の上限を表し、写真の場合は40℃以下で洗う必要があるということになります。
我が家のシーツの洗濯は優しくしてあげないと型崩れしてしまうようですね。
2.シーツ表面のほこりやゴミを取り除く
シーツをそのまま洗濯すると、ほこりやゴミが付着したまま洗い終わってしまい、汚れがきれいに落ちません。
洗濯機へ入れる前に、布団用掃除機や粘着カーペットクリーナー(通称:ころころ)でシーツ全体を掃除しておきましょう。
3.洗濯表示に従って洗濯する
先ほどの我が家のシーツを例にみていきましょう。
洗濯表示を確認すると洗濯桶の下に1本の横線、数字の40。
つまり、家庭洗濯で40度以下の水で優しく洗濯、ということでしょうか。
優しく洗うというのは、洗濯機のコースメニューにある「おしゃれ着コース(ドライコース)」を選んで洗濯することです。
おしゃれ着コース(ドライコース)はニットや制服など型崩れしやすい衣類に最適で、水流が標準コースより緩いため、洗濯物へのダメージが最小限になります。
通常、洗濯桶の横線が2本の場合、おしゃれ着コース(ドライコース)が推奨されておりますが、今回は1本なので標準コースでも良さそうですね。
心配であれば、おしゃれ着コース(ドライコース)で洗濯するとよいでしょう。
洗濯機へシーツを投入する前にしてほしいこと
- ファスナーを完全に閉めた状態でシーツを広げる
- 背中や首回りなどの汚れが多い部分が表側にくるように縦に3つ折りにして、じゃばら状に畳む
- 洗濯ネットに入れる
洗濯ネットへ入れる理由は「ネットは使ったほうが良い?」で、解説しますね。
4.洗濯脱水後、シーツを干す
干し方については三角干しで干すことがおすすめです。
三角干しについては「干し方はこちら」で詳しくご説明しますね。
ちなみにシーツを干す時間帯ですが、「10時〜15時」が良いみたいですよ!
理由は湿度が40%以下になり、洗濯物が乾きやすいゴールデンタイムだからです。
下記記事で詳しい説明をしていますので、布団の干し方の解説とセットですが興味があれば参考にしてくださいね。
水洗い不可マークがある場合
水洗い不可マークとはどんなマークでしょうか?
ずばり、こちらのマークです。
洗濯桶に×がついており、見た目から家庭洗濯はだめって感じが伝わりますね。
このマークを確認したらクリーニングに出しましょう。
干し方はこちら
干し方は「三角干し」「M字干し」が早く乾くので良いと言われております。
三角干しとはなにか、Twitterの口コミの写真で見てみましょう。
シーツを対角線上に2つに折ると干したときに下側の三角に水が溜まって垂れるため、早く乾くみたいですよ。
ただ、三角干しは幅を広く使用する必要があるため、うまく干せない方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時はM字干しをしましょう。
M字干しは物干しざおを2本必要としますが、またぐように干すことで狭い場所でも干すことができますよ。
風通しが良いので、早く乾くみたいです。
では、Twitterの口コミで写真を見てみましょう。
洗濯干し場の広さに応じて「三角干し」「M字干し」を使い分けてみてはいかがでしょうか?
ネットは使ったほうが良い?
結論から言うと、洗濯ネットは使った方がよいでしょう。
洗濯ネットを使うことで、毛玉や型崩れを防ぐことが出来るからです。
おしゃれ着用コースなら大丈夫では?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、おしゃれ着用コースで衣類への負担が軽くなっていたとしても、水流により衣類が絡まったり、洗濯槽に擦れてしまうため傷みの原因になります。
洗濯ネットを使用してシーツの毛玉発生や型崩れ防止をするとよいでしょう。
半年洗濯しないのは大丈夫?
半年洗濯しないのは、「健康上大丈夫ではないかもしれません」ね。
半年洗濯しないと、汗や汚れ・湿気が溜まって「睡眠の質が下がる」+「皮膚障害の危険性が高くなる」可能性があるからです。
冬は汗をかかないし布団は定期的に干しているから大丈夫でしょ!って思われがちですが、意外と汗をかいているんですねぇ。
冬でも汗の量は「コップ1杯分」だそうです。
また、天日干しをしてもシーツに汗や皮脂などの汚れが溜まることでダニが繁殖している可能性があります。
半年分の汗と皮脂汚れで繁殖したダニによって皮膚のかゆみや、アレルギーによる咳症状がおこるようになり、睡眠の質が低下するかもしれません。
そのため、冒頭で伝えたシーツの洗濯頻度は「夏は1週間に1回」「冬は2週間に1回」を守っていただくことをお勧めいたします。
シーツを清潔に保つことで睡眠の質が高まるので、健康的な生活を過ごすにはこまめな洗濯をする習慣を身につけましょう。