蒸し器はザルで「代用できます」。
レンジで代用する方法は「耐熱容器に食材と大さじ1の水を入れてラップ後、600Wで5分くらい温めること」、注意点は「食材が重ならないように並べること」です。
フライパンで代用する方法は「食材を乗せた耐熱容器を入れて水を張り、火にかけたら蓋をする」、注意点は「浅めのフライパンを使わないこと」。
アルミホイルで代用する方法は「フライパンに水を張って沸騰させ、アルミホイルで包んだ食材を入れて蓋をする」、「フライパンに水がない状態にしない」ように気を付けてくださいね。
鍋で代用する方法は「鍋の底に小鉢などのお皿を逆さにして置き、ザルを乗せたら水を張る→沸騰したら食材を入れて蓋をする」ことです。
レンジ同様、食材同士が重ならなうように並べましょう。
今回は「蒸し器はザルで代用できるのか?」についてご紹介いたします。
蒸し器はザルで代用できる?
蒸し器はザルで代用できます。
ザルを使えば水っぽくならないのでおすすめです。
注意点
ザルの素材には、「プラスチック製」「金属製」「竹製」の3種類があります。
加熱しても溶けたり、変形しない熱に強い金属製や竹製を使うようにしてください。
プラスチックのザルを使用してしまうと、熱で変形して溶けてしまいます。
また、ザルの形には「おわん型」と「平型」があります。
それぞれには食材によって向き不向きがあるので、まとめました。
おわん型が向いている食材
- 野菜
- おこわなどのご飯もの
- 肉類や魚介類
- 卵
平型が向いている食材
- シュウマイ
- 小籠包
- 蒸しパン
食材に合ったザルを選ぶようにしましょう。
レンジでの代用方法
レンジは手軽に蒸し器の代用ができ、蒸し器よりも短時間で作れるので忙しい時や時間がない時にもおすすめです。
電子レンジでの代用方法は
- 耐熱容器に食材を入れ、大さじ1程度の水を入れる。
- ふんわりとラップをして、600Wで5分ほどレンジで温める。
オーブンレンジでの代用方法は、
- オーブンレンジ付属の天板に多めに水を張る。
- ココット型などに液を入れてアルミホイルでしっかり蓋をし、天板の上にのせてオーブン機能で蒸し焼きにする。
注意点
食材に加熱ムラがないように、食材同士がなるべく重ならないように注意しましょう。
耐熱容器に入れる水の量は、食材の量やお好みの硬さによって調節してください。
また、温める時間も目安ですので、様子を見ながら温めてください。
天板とアルミホイルを使用する場合は、必ずオーブン機能を使って温めてください。
フライパンでの代用方法
フライパンも蒸し器の代用になります。
代用方法は、
- フライパンに耐熱容器などのお皿の上までかからないように水を張る。
- ココット型などはフライパンにそのまま入れ、野菜などは深さのある耐熱容器に入れ火にかける。
- フライパンに蓋をして蒸す。
注意点
フライパンに水を入れて蒸すので、やや深さのあるフライパンを選ぶと蒸しやすいです。
水は入れすぎてしまうと水が飛んでしまい、少なすぎると蒸している途中で水がなくなり空焚きになってしまうので、水加減に注意してください。
プリンや茶碗蒸しなどの型に入れて作るものは、型にアルミホイルで蓋をしてから蒸すと、食材の中まで火が通ります。
蒸し器の代用でフライパンを使用する場合は、フライパンには深さがないので、蒸しパンや肉まんなどの縦に膨らむものは向いていません。
代用に向いている食材は、茶碗蒸し・プリン・シュウマイ・小籠包です。
アルミホイルでの代用方法
アルミホイルは、フライパンと組み合わせることで蒸し器の代用として使えます。
アルミホイルを蒸し器の代用として使う方法は、アルミホイルを下に敷く方法と、アルミホイルで食材を覆う方法があります。
アルミホイルを下に敷いた代用方法
- フライパンに3cmほどの水を入れ沸騰させる。
- アルミホイルをフライパンに合わせて切ってのせる。
- アルミホイルの上に食材をのせる。
- 布巾を水で湿らせて鍋蓋を包み、蓋をする。
アルミホイルで食材を覆う方法
- フライパンに1~2cmほどの水を入れ沸騰させる。
- アルミホイルに野菜や肉、魚などの食材を入れてしっかり包む。
- フライパンにのせて蓋をする。
注意点
アルミホイルで食材を覆う方法で料理をする際に、いくつかの食材を一度に加熱する場合は、時間差で取り出すようにしてください。
また、少ない水の量で蒸していますので、途中でお湯の量を見て少なくなってきたら足しながら蒸すようにしてください。
アルミホイルを敷く方法では、茶碗蒸しやプリンが向いています。
アルミホイルで食材を覆う方法では、少ない水分で蒸すので、食材本来の旨味を逃がさずに仕上げることができ、温野菜や蒸し肉などに向いています。
鍋での代用方法
鍋で蒸し器の代用として使用する際はザルと一緒に使います。
鍋での代用方法は、
- 鍋の底に小鉢などのお皿を逆さまにして置く。
- 逆さまにしたお皿の上にザルを乗せ、ザルの底を超えない程度まで水を入れる。
- 火をつけて、水が沸騰したらザルの中に食材を入れる。
- 布巾を水で湿らせて鍋蓋を包み、蓋をする。
注意点
鍋で蒸し器の代用をする方法では、ザルの中で食材が重なり合ってしまうと加熱ムラができてしまうので、重ならないように注意してください。
また、フライパンと同様に水加減に注意してください。
鍋での代用は、蒸し野菜やおこわを作るのに向いています。
いかがでしたでしょうか。
家に蒸し器がなくても身近にあるもので手軽に代用できますので、ぜひ参考にしてみてください。