洗濯機の寿命は、毎日1回洗濯をすると「平均約6〜8年」くらいです。
使用回数は「約3800回」。
ドラム式の寿命目安も「約6〜8年」らしい。
カビ・音がうるさい=買い替えではありません。
カビの生えない洗濯機とは、「自動おそうじ機能のついた洗濯機」のこと。
今回は、「洗濯機の寿命は何年か。使用回数とドラム式の目安やカビ・音がうるさい=買い替え?カビの生えない洗濯機についても」ご紹介致します。
洗濯機の寿命は何年か
洗濯機の寿命は、毎日1回洗濯をすると「平均約6〜8年」くらい。
これは、これくらいの期間使うと故障が多くなったり、メーカーがその機種の修理のための部品をもう保有していなかったりするからです。
部品の所有期間は、洗濯機を安全に使える期間としてメーカーが決めているものなので、この期間中は部品を交換して修理ができるということですね。
ちなみに、内閣府が行った消費動向調査では2020年4月から2021年3月の間に洗濯機を買い替えた世帯の平均使用期間は10.2年だったそうです。
メーカーの保有期間よりも少し長いですね。
メーカーの平均寿命は、毎日使用した場合の寿命年数でもあるのでそれぞれの世帯で使い方が変わると寿命も変わるのでしょう。
このように洗濯機の寿命は、平均で見ていくと6~10年ほどの幅があるみたいです。
使用回数で言うと?
使用回数で言うと、「約3800回」。
メーカーが決めている使用期間は国家標準のJISで定められている標準使用条件で決められています。
標準使用条件で1日の使用回数が1.5回となっているので、1年間で547.5回×7年とすると3832.5回になりますね。
標準使用条件は標準コースで洗濯機を使用した場合の寿命なので、それぞれの洗濯機の使用方法によって寿命の使用回数も変わります。
また、他の洗濯機の寿命がまとめられているサイトには平均約2500回となっているものもあります。
洗濯機の使用回数が毎日2~3回の世帯や標準コース以外のコースで洗濯する場合は寿命がさらに縮まる可能性があると考えたほうがいいですね。
このように使用回数もそれぞれの世帯の使い方や洗濯のコースによって変わります。
ドラム式の寿命の目安
ドラム式の寿命目安も「約6〜8年」らしいです。
メーカーが修理できる期間が一定なので縦型洗濯機もドラム式洗濯機も変わらないのです。
また、国税庁が定める耐用年数というものでは洗濯機の耐用年数は6年とされています。
これは国税庁が減価償却費を計るために定めた耐用年数で、特定の資産の使用できる期間のことです。
国の定める目安を基に安全性を考えたり、メーカーの修理ができる期間を考えたりして、早めに買い替えを検討するのもいいかもしれませんね。
ドラム型洗濯機の寿命年数は縦型洗濯機と変わらないので、使用回数も同じということになります。
このようにドラム式洗濯機の寿命は、縦型洗濯機の寿命と変わりません。
カビ・音がうるさい=買い替え?
カビ・音がうるさい=買い替えではありません。
カビの場合
洗濯機がカビ臭い時は、洗濯槽クリーナーや重曹などで洗濯槽内を一度綺麗にしてみましょう。
それでも治らない時は、専門業者に修理や点検を依頼して確認してもらう必要があります。
部品交換で直る場合と買い替える場合があるので、見極めが難しい時は専門業者にみてもらうのが早くておすすめです。
音がうるさい場合
洗濯中に音がうるさい時は、洗濯する時に間違えて洗濯物と一緒に何か入れた覚えがないか確認してみましょう。
洗濯機が古い場合は、劣化で洗濯機の中の部品が壊れて中にはさまっているということも考えられます。
また、排水ホースが詰まっている場合も考えられるので、つまりがないか確認してみて異物を取り除いてあげるだけで改善することもあるそうです。
洗濯機の中に異物がないかとホースのつまりがないかを確認しても改善がみられない時は、洗濯機の設置場所が良くないことが考えられます。
洗濯機は、遠心力の力で動いているので水平な場所に設置されていないと上手く作動できません。
洗濯機が真っ直ぐに置かれているのか確認して、正しい位置に戻してあげると改善されるかもしれません。
このように、カビが生えている時や音がうるさい時でも一度原因を確認してみると改善される可能性もあります。
すぐに買い替えなければと考える前に、一度メンテナンスをしてそれでも改善されない場合は専門家に見てもらうと選択肢が広がりますね。
カビの生えない洗濯機がある
カビの生えない洗濯機があります。
それは、自動おそうじ機能のついた洗濯機です。
洗濯槽の裏側や見えない部分に皮脂や洗剤のカスがたまると菌やカビが発生します。
このような洗濯機の内側の汚れを自動できれいに洗い流して除菌してくれる機能が自動おそうじ機能です。
洗濯槽クリーナーや重曹などでこまめにメンテナンスをしていても目に見えない部分の汚れは簡単には取り除くことができませんよね。
そんなかゆいところに手が届くような機能が自動おそうじ機能です。
カビが生えてしまうと故障の原因にもつながるので、この機能を活用することで洗濯機内が綺麗になるだけでなく洗濯機の寿命も延ばすことができます。
定期的に洗濯機のふたを開けて換気することやクリーナーで掃除することも大切ですが、湿気の多い環境や洗濯する機会が多い世帯は、この自動おそうじ機能がついた洗濯機を使うことをおすすめします。
カビの生えない自動おそうじ機能付き洗濯機、とても便利なので今後増えていくといいですね。