生クリーム・牛乳の代用できるものは、「牛乳+バター」・「豆乳」・「練乳」。
ココアパウダーは「ミルクココア(調整ココア)」や「カカオパウダー」,「インスタントコーヒー」など。
バット・型は、「タッパー」や「食器」・「アルミホイル」・「牛乳パック」・「シリコンカップ」が使えますよ。
クッキングシートは,「ラップ」や「アルミホイル」を代わりに使ってください。
今回は,「生チョコ作りで代用できるものをご紹介。生クリーム・牛乳・ココアパウダー・バット・型・クッキングシートの代用は?」をご紹介します。
生クリーム・牛乳の代用は?
生クリーム・牛乳の代用は以下です。
- 牛乳+バター
- 豆乳
- 練乳
- コーヒーフレッシュ(少量の使用の場合におすすめ)
牛乳+バター
牛乳とバターで生クリームの代用ができるようです。
用意するのはこちら(出来上がり120ml分)。
- 牛乳 160ml
- バター 40g(料理なら有塩でもOK。お菓子を作る場合は,無塩がおすすめ。)
まず,耐熱容器に牛乳とバターを入れて,バターが溶けるまで,電子レンジ600Wで1分温めます。
バターが溶けたらよく混ぜて,温かいうちに使いましょう。
また,生チョコに加える際に,牛乳(成分無調整)を加えるだけでも生クリームの代用として使うこともできます。
その際は,無脂乳固形分8.3%以上,乳脂肪分3.5%以上のものを使用しましょう。
また,「量が多いと固まりにくくなるので,分量に注意」しましょう。
豆乳
乳脂肪分が含まれないため,ヘルシーでさっぱりした仕上がりになるようです。
ただし,「入れすぎると固まらなくなってしまう」ので,チョコレートとの比率に注意して入れるようにしてください。
練乳
練乳とココアだけで,生チョコをつくることが出来ます。
生クリームの代わりとして生チョコに加えると,ねっとりとした濃厚な生チョコをつくれるようです。
コーヒーフレッシュ
生クリームのようなコクはないので,料理の仕上げや飾りに使う時などに少量使うならば代用できそうです。
ちなみに,泡立てて使う場合の生クリームの代用品としてはこちらが使えるようです。
- 牛乳+ゼラチン
- 豆腐
- 水切りヨーグルト
ココアパウダーの代用はこちら
ココアパウダーの代用はこちら。
- ミルクココア(調整ココア)
- カカオパウダー
- インスタントコーヒー
- カカオニブ
- ミロやセノビック
- キャロブパウダー
- プロテイン
- 粉糖
- きな粉
- すりごま
- 抹茶
- チョコレートシロップ(生地に練り込むレシピでの使用がおすすめ)
- チョコレート・板チョコ(生地に練り込むレシピでの使用がおすすめ)
ミルクココア(調整ココア)
砂糖や粉末ミルクが加わっているため,ココアパウダーよりあまーい仕上がりになるようです。
また,ココアの香りが弱いという特徴もあります。
甘ったるくなるので,ココアパウダーの代わりにお菓子作りなどに利用する場合は「砂糖の量を調節」しましょう。
カカオパウダー
カカオの豆を焙煎する前に砕いて,粉末状にしたものです。
インスタントコーヒー
「粉末状のもの」か,「ミキサーなどで細かく砕いてパウダー状にしたもの」を使用します。
コーヒーの香りが際立つため,コーヒーが苦手な方はやめておいた方がよいでしょう。
ガナッシュや濃厚なチョコレート菓子に,ほろ苦さが加わるそうです。
練り込む場合は,ココアとは違った風味,仕上がりになります。
カカオニブ
カカオ豆を発酵させ,乾燥させてから,チップ状にしたスーパーフード。
少し酸味があり,溶けないのでクッキーやアイスのトッピングとして食感を楽しむことが出来るようです。
ミロやセノビック
ミルクココアと同じように仕上がりが甘くなるので,使う際(特に生地に入れる場合)は砂糖の量を調整しましょう。
ココア感が物足りなく感じる場合は,インスタントコーヒーを少し加えると,ココア感を出すことが出来ます。
キャロブパウダー
キャロブはカカオのような風味の豆で,和名をイナゴ豆といいます。
脂質がカカオよりも少ないという特徴があります。
豆なので,豆アレルギーのある人は注意。
プロテイン
ココア風味のプロテインで代用することが出来ます。
粉糖
まぶす際の代用品です。
甘さが加わるが,くどさがないので薄くまぶすとおいしいようです。
きな粉
意外にもガナッシュに合うようで,和風の,ほっこりする香ばしい味わいになるそうです。
すりごま
こちらもガナッシュに合うもので,濃厚さを引き立て合う味わいになるようです。
抹茶
生チョコなどにまぶすことで,ほろ苦さが加わるようです。
チョコレートシロップ
まぶすよりも生地に混ぜ込む際に代用できるものです。
チョコレート・板チョコ
ココアパウダーを生地に入れる場合におすすめです(パウンドケーキやクッキーなど)。
その場合は,砂糖の量を調整したり,甘さ控えめなチョコレートを使用したりしましょう。
使い方は,チョコレートを細かく刻むか,湯せんで溶かしてから生地に練り込みます。
バット・型がない時は?
バットや型がない時は、以下を使ってみてください。
- タッパー
- 食器
- アルミホイル
- 牛乳パック
- シリコンカップ
- 空き箱
- 型紙や新聞紙のような紙素材
生チョコをつくる際はあまり関係ありませんが,「極端に熱に弱い素材出ないなら,どんな形のものでも」,ほかの料理やお菓子を作る際にも代用できます。
タッパー
生チョコをつくる際には,「浅く大きめの形」のものを使うと生チョコが取り出しやすいでしょう。
耐熱素材のものを使用すれば,オーブンで焼く工程のあるお菓子のときにも代用できるでしょう。
食器
平らより「少し深い皿」を使うと,生チョコが取り出しやすいのでおすすめです。
丸い皿でも,四隅を切り落とせば四角にすることが出来ます。
アルミホイル
何枚か重ねるなどして,「折りたたんで形を整えれば」,型として使用できます。
ただし,壁が弱いとチョコレートが流れ出てしまうので注意。
牛乳パック
飲み終えた牛乳パックを,台所用洗剤でよく洗って,しっかり乾燥させてから使いましょう。
「好みの大きさにカットして」使いますが,生チョコをつくる際は,あまり深いとチョコレートが固まりにくくなるので,浅めにカットします。
使用後にそのまま捨てられるのもよいところですね。
シリコンカップ
シリコンカップはさまざまな形があるので,かわいい形の生チョコをつくることが出来る。
空き箱
中にクッキングシートを敷いて使用します。
型紙や新聞紙のような紙素材
何枚か重ねて折り込んで自立させ,中にクッキングシートを敷いて使います。
アルミホイル同様,弱いとチョコレートが流れ出てしまうので,しっかりと自立するように作りましょう。
クッキングシートの代用はこれ
クッキングシートの代用は,「ラップ」と「アルミホイル」。
ちなみに,クッキングシートは「使用場面によって」,これらを代用品として使うことが出来ます。
- ラップ
- アルミホイル
- 油脂(バターやサラダ油など)
- 厚手のキッチンペーパー
- レタス
- キャベツ
- シリコン製クッキングシート
クッキングシートの役割は,「食材と調理器具をくっつかないようにする」ことと,「落し蓋」。
この役割を含めて,代用できるものを場面ごとに紹介します。
冷やすものの下に敷くとき
冷蔵庫で冷やすものを型に入れる際に,型に敷くものとしてクッキングシートを代用する場合は「ラップ」や「アルミホイル」を使うとよいでしょう。
「シリコン製のクッキングシート」というものもあるようです。
何度も使うことが出来て便利ですね。
オーブンで焼く(焼き菓子やハンバーグ,魚料理など)とき
代用方法は以下のようになります。
- 天板に直接油脂を塗る
- 型に油脂を塗り,その後小麦粉をふるって余計な粉を落とす
- 天板や型にアルミホイルを敷いてから油脂を塗る
油脂はバターやサラダ油,マーガリンなどを使用します。
香りなどがついてほしくないものにはサラダ油を使うのがおすすめです。
フライパンで使う場合にも,アルミホイルに薄く油脂を塗ったものを使えます。
また,フライパン用のホイルもありますので,そちらを利用することも可能です。
「アルミホイルを使用する際は」電子レンジNG。
なぜなら,電子レンジにアルミホイルをかけると,「発火や発煙の危険があり,電子レンジの故障につながるから」です。
また,「オーブンでラップを使用する」のもやめましょう。
耐熱温度を超えてしまうと,天板や型,食品にくっついてしまうためです。
ちなみに,天ぷらを揚げたときに使う「天紙はクッキングシートの代用はできません」。
油を吸ってくれるので,食材をくっつかないようにする働きをすることは期待できますが,高温での加熱によって焦げる可能性があるからです。
落し蓋として使用するとき
落し蓋として代用できるものは,「アルミホイル」と「厚手のキッチンぺーパー」です。
アルミホイルを使う場合は,アルミホイルをくしゃくしゃにして,広げつつ丸い形にし,箸などで数か所穴をあけて使います。
厚手のキッチンペーパーはいつもの落し蓋の使い方で大丈夫。
同時にアク取りもできて一石二鳥です。
蒸し器での調理するとき
シュウマイなどを蒸す際に,蒸し器にシュウマイの皮などがくっつかないようにするために敷く代用品として,レタスやキャベツが使えるそうです。
一緒に蒸して食べられるので,後始末は楽ですね。
生チョコ簡単レシピ
生チョコの簡単レシピをご紹介します。
練乳を使った生チョコ風(2人分)
材料
- 練乳:100g
- 純ココア:40g
- 純ココア:大さじ2
作り方
- 純ココアをボウルにふるう
- ボウルに練乳を加えて,もったりするまで混ぜる
- ラップを広げ,その上に純ココア(大さじ2)を乗せてから,2を乗せる
- 残りの純ココアを上にかけて,8×10㎝に成形する
- 冷蔵庫に入れて1時間冷やす
- 9等分に切る
練乳とココアで生チョコ風のものができるとは,驚きですね。
材料3つでできる生チョコ(20個分)
材料
- チョコレート(製菓用がおすすめ):200g
- 生クリーム:100㏄
- ココアパウダー:適量
作り方
- チョコレートを刻む(滑らかにするためには,チョコレートを割るのではなく,細かく刻む方がよい)
- 生クリームを鍋で温め,沸騰手前で火から外す(水が入ってしまうと分離するので,しっかりと水気を取った鍋を使う)
- 刻んだチョコレートを入れて溶かす(耐熱性のヘラを使う)
- ラップを敷いたバットに流し入れ,一晩以上冷蔵庫で寝かせる
- 好みの大きさに切り,ココアパウダーをまぶす(保存は冷蔵庫で行う。食べる少し前に冷蔵庫から取り出してしばらく置いておくとおいしいとのこと)
バットがなければ,クッキングシートを好みの大きさや厚みにし,四隅をホチキスなどで留めた簡易的なもので代用することもできます。
詳しいレシピは次のリンクからご覧ください。