コンビニのゴミ箱は、「購入後すぐに消費した商品」を捨てるためのもの。
分別ルールは「燃えるゴミ」「ビン」「カン」「ペットボトル」です。(「プラスチック類」「紙くず・割り箸」「雑誌・新聞」など、細かく分別している店舗もある。)
「家庭ごみの持ち込みはNG」ですが、「車内ゴミは少量ならOK」。
ゴミ箱が店内にある理由は、「悪質なゴミの持ち込みを防ぐ」・「衛生面・防犯面の対策」もあるとか。
撤去された理由は「コロナ感染防止」・「利用マナーが悪い」。「立地やスペースの問題」が考えられます。
コンビニに関する記事はこちら。
今回は、「コンビニのゴミ箱利用方法。分別ルールや家庭ごみ・車内ゴミはOK?ゴミ箱が店内にある理由、撤去について」くわしく見ていきましょう。
分別ルールはこちら

分別ルールは「燃えるゴミ」「ビン」「カン」「ペットボトル」です。
では、「一般的なゴミの種類がコンビニで捨てられるかどうか」、表で見てみましょう。
種類 | コンビニで捨てられるかどうか | |
燃えるゴミ | 紙くず・割り箸 | ○ |
台所ごみ・生ごみ | × | |
資源ゴミ | プラスチック類 | ストロー、スプーン、弁当がらなどは○ |
カン・ビン | ○ | |
ペットボトル | ○ | |
雑誌・新聞 | △(店舗による) | |
段ボール | × | |
その他不燃ゴミ(乾電池、ビニール傘など) | × | |
その他 | 粗大ゴミ、農薬・危険物など | × |
捨ててもいいのは「紙くず・割り箸」「プラスチック類」「カン・ビン」「ペットボトル」。
店舗によっては、「雑誌・新聞」用のゴミ箱が設置されているところもありました。
捨てていいかどうか迷った場合の分かりやすい基準は、以下の2点。
- コンビニで購入したものであること
- 購入後すぐに消費された、もしくは消費されるであろうもの
例えば、乾電池やビニール傘は捨ててはいけないものに分類されています。
コンビニで購入はできますが、すぐに消費できるものではないためです。
こうした不燃ゴミは、お住まいの地域の分別方法に従って処分してくださいね。
捨ててもいいとされているものでも、コンビニで購入したものでなければ捨てるのはやめましょう。
その理由を次にお話しします。
家庭ごみはOK?

家庭ごみは、NG。
理由は、コンビニのゴミ箱に捨てていいものは「コンビニで購入した商品」で「購入後すぐに消費されるもの」だけだから。
家庭ゴミは「自宅で消費したもの」なので該当しません。
コンビニにゴミ箱が置かれるようになったのは、あくまで「コンビニ側の配慮」。
コンビニにゴミ箱がなかった頃、その場で飲み終えたペットボトルなどのゴミを、周辺にポイ捨てされる可能性がありました。
これでは不法投棄が増え、近隣住民からの苦情が来ますよね。
そのため、コンビニは「サービス」としてゴミ箱を置いてくれているようです。
ですが近年、家庭ゴミの持ち込みが問題となっています。
みんなが好き勝手に家庭ゴミを持ち込むとどうなるでしょうか。
まず、コンビニのゴミ箱はすぐにいっぱいになります。
それをこまめに取り替える店員の仕事が増え、人件費が多くかかりますよね。
さらに、ゴミ袋がたくさん必要になり、ゴミ袋代をコンビニが多く支払うことになってしまいます。
持ち込まれた不燃ゴミで店員が怪我をしてしまったり、生ゴミなどの悪臭によって客足が遠のいたりした店舗も。
こうした問題を懸念して、コンビニでは家庭ゴミの持ち込みは禁止されています。
では、家庭ゴミを持ち込んだ場合どうなるのでしょうか。
最悪の場合「不法投棄」の罪に問われることがあります。
また「家庭ゴミお断り」の貼り紙があった場合、それを無視したことになるので「営業妨害」として訴えられることも。
それだけのリスクは覚悟して、行動してくださいね。
つづいて、車内にたまったゴミはどうでしょうか?
車内にたまったゴミは?

車内にたまったゴミは、「コンビニで買った」・「すぐに消費されたもの」であれば大丈夫ですよ。
種類や量についてはきちんとした規定がなく、コンビニによって対応が違うようです。
ネットの意見でも様々でした。
まず、捨ててもOK派の意見をまとめると、
- ペットボトル、カンなど1~2本ぐらいならOK
- 弁当の空箱は、購入してすぐ車内で食べた場合はOK
- その前に寄ったコンビニのゴミは捨てさせてもらう
- 同じ系列のコンビニならいいのでは
などでした。
逆に、捨てるのはNG派の意見は
- 購入した時点で自分の所有物になるため、持ち帰りが基本
- 店舗の負担が増えるほどサービスが行き届かなくなるので、困るのはお客様側。
などでした。
どちらに共感できましたか?
どちらにせよ、大量であったり、家庭ゴミが混ざっていたりと明らかに悪質なものであれば、訴えられることがあります。
捨てる前に、一度よく考えてみましょう。
では、ゴミ箱が店内にある理由について。
ゴミ箱が店内にある理由

ゴミ箱が店内にある理由を以下にまとめました。
- 家庭ゴミの持ち込みを防ぐため
- 分別ルールを守ってもらうため
- 不審物・危険物が捨てられるのを防ぐため
- 店員がゴミ袋の交換を効率良く行うため
- カラスやねずみなどの害獣被害の対策のため
- ごみの腐敗や悪臭を防ぎ、清潔感を保つため
- 店舗の出入口のスペースを広く確保するため
店員の目が届くところにゴミ箱を置くことで、家庭ゴミを持ち込みにくくしているようです。
実際に、ゴミ箱を店内に移してからゴミの持ち込みが減ったんだとか。
また、人の目があると分別ルールも無視しにくくなりますよね。
店員がゴミの量を確認する時も、いちいち外へ出なくていいので効率的です。
大雨や雪の日に外でゴミをまとめている店員さん、大変そうですよね。
みんなが気持ちよく使えるのが一番です。
最後に、ゴミ箱がないコンビニについて、理由を考えてみました。
ゴミ箱がない・撤去された?

ゴミ箱がない撤去された店舗があるそうです。
理由は以下の3つ。
コロナ感染防止のため利用中止に
コンビニ大手「ローソン」は2020年4月28日から、全国全ての店舗のトイレとゴミ箱の利用を中止していました。
割り箸やマスクなど口に触れるものが捨てられるゴミ箱は、感染リスクが高いためです。
現在(2022年7月28日)は利用再開しているようですが、地域によっては使えない場所もあるかもしれません。
ですが、これはゴミ箱自体がないわけではなく、利用できなくなったというパターンです。
今は使えない店舗でも、いずれ使えるようになるでしょう。
完全に撤去されているとすれば、次の理由が考えられます。
利用マナーの悪い客が多いため
ゴミの持ち込みが絶えない、分別ルールが守られないなど、利用マナーの悪い客が多い店舗は、ゴミ箱を撤去することがあるようです。
一部の心ない人達の行動で、きちんと利用している人達が不便を感じてしまう状況に。
また、ゴミ箱が無いと、売上にもかかわります。
アイスなどを買ってすぐに食べたい時に、ゴミ箱がない店舗だと知っていれば、その店舗には行きませんよね。
ゴミ処分のコストはかかりませんが、撤去するのは苦渋の決断だったのではないでしょうか。
店舗の立地、スペースなどの関係上
その他の理由として、店舗の立地やスペースの関係上、設置が難しい場合もあるようです。
ゴミ箱の設置は義務ではありません。
「あったらありがたく捨てさせてもらう」ぐらいの気持ちで利用しましょう。
マナーを守って、気持ちよく使いたいですね。
イートインについてもこちらをご覧ください。
セブンスポットなどのコンビニのwifiも減ってきているようですね。