コルク抜きの代用品とワインオープナーがない時の対処法は、「スクリューのついている缶切りや栓抜きを使う」や「多機能ナイフのスクリューを使う」など。
ハサミでのコルク抜きの方法は,「片方の刃を簡単に抜けないところまでさして回しながら抜く」。
缶切りの場合は,「コルク栓を抜くための,スクリューが一体となっているもの」を使って,「スクリューをコルクにねじ込んで引き抜き」ます。
ライターの開け方は、「ボトルの外側から,コルクと中身との間の空気をライターで暖めて,空気の膨張によってコルクを押し出すように開ける」という方法です。
スプーンをの開け方は,「ティースプーンのような小さくて,柄がとがっているスプーンをコルクにさした後に,90度回してコルクにスプーンを引っ掛け,ゆっくりコルクを引き抜けば」OK。
今回は,コルク抜きの代用品とワインオープナーがない時の対処法についてお伝えします。
コルク抜きの代用品はこちら
ワインオープナーがない時,コルクを抜きの代用品になるものがこちら。
- スクリューのついている缶切りや栓抜き
- 多機能ナイフ
- ネジとドライバー,ペンチ
- 釘と釘抜き
- 小さいフォークやナイフ,スプーン
- キッチンバサミ
- 鍵
- アイスピック
- バスタオル
- 底の厚い靴
- ライター
ざっと挙げましたが,「身近なもの」でコルク抜きの代用ができます。
ここで,注意点です。
代用品を使う時は,けがに注意しましょう。
なぜなら,刃物や先のとがったものなどを使うことがあるからです。
また,コルクが崩れることがありますので,その時は割りばしやマドラーなどの細長いものを使ってボトルの中に押し込んで落としてください。
その後,茶こしやコーヒーフィルターで破片を除きながら,中身を別のボトルに移し替えましょう。
ちなみに,コルクが乾燥してしまっていると,コルクを抜くのが難しくなります。
中身が出ないかを,ボトルを横にして確認してから,そのままボトルを寝かせた状態でしばらく置きます。
横にしておくことで,「中身がコルクにかかってコルクを湿らせる」ので,崩れにくくなるそうです。
ハサミの開け方
コルク抜きの代用品として,はさみを使う方法を紹介します。
- はさみの片方の刃を,はさみを引っ張って抜けないくらいのところまで,コルクにさし込む
- はさみの持ち手を持ち,少し外側に力をかけながら,回してコルクを抜く
- ある程度までコルクが抜けたら,はさみを外して手で抜く
はさみは「小さめのもの」を使うと,扱いやすいです。
また,刃物を使うので,けがに気を付けるようにしましょう。
同じようにコルクにさしこんで引き抜くという方法で,代用できるものがあります。
例えば,ネジとドライバー,ペンチです。
ネジをドライバーでコルクにさし,ペンチで引き抜く,といった具合です。
鍵やアイスピックでも同様に,コルクにさしこんで引き抜けば抜栓することが出来るでしょう。
缶切りの開け方
缶切りの開け方は以下です。
- スクリューの先端をコルクの真ん中に当てる
- スクリューをコルクにねじ込む
- 奥まで入ったら引き抜く
「スクリュー付きの缶切り」を使ってください。
スクリューがついていないと、代用出来ません。
ちなみに、キャンプなどで使う「多機能ナイフ」にもスクリューがついているタイプがあるようですね。
全てとは言えませんが、「スクリューがついていればコルク抜きの代用になる」と判断しても良いかもです。
ライターの開け方
ライターでの開け方は次の通りです。
- コルクの根元部分(コルクと中身の間の空気の部分)を,ボトルの外側からライターで1分ほど炙るように温める
- 空気が暖められることで膨張し,コルクを押し出す
「暖められた空気」によって,徐々にコルクが押し出されていくようです。
科学実験のようで,おもしろい方法ですよね。
実際にライターでボトルを開けようとする動画があったので,よかったら見てみてください。
ただし,「プラスチック製のボトルにはこの方法を使うことが出来ない」ので注意。
また,火を使うので,火傷や火事には十分に注意してください。
この他にもユニークな抜栓方法があります。
それは,「ボトルに靴を履かせて栓を抜く」方法です。
まずは,靴の片割れ(底の厚いもの)とボトルを用意。
靴のかかとの部分にボトルを入れ,その部分を固い床や壁に打ち付けます。
衝撃を与えることで,コルクを押し出す作戦です。
ただし,ボトルを打ち付けると,直接・間接に関わらず,割れる可能性がありますのでご注意ください。
ちなみに,こちらが実際に行った方の動画になります。
スプーンの開け方
スプーンでの開け方は2種類。
「刺して引き抜く」と「押し込む」です。
「押し込む」方は,コルクが崩れた際に使う方法です。
刺して引き抜く
- スプーンの柄を,「横一文字」になるように,スプーンの柄が突き抜けるまでさし込む〈水平に振りながらゆっくり刺しこむとよい〉
- 突き抜けたら,その状態のまま90度回転させ,コルクに引っ掛けるようにする
- 2の状態で「ゆっくり」とコルクを引き抜く(コルクが割れないように)
この場合,使うスプーンはティースプーンくらいの大きさで,柄がコルクより細くて薄く,先がとがっているものを使用することをおすすめします。
なぜなら,スプーンの柄が厚くて丸いと,コルクをボトル内に押し込んでしまうからです。
手順だけではわかりづらいと思いますので,以下の動画を参照ください。
コルク抜きがなくてもできる?コルクの抜き方をソムリエが紹介します
押し込む
この方法は,上記にもあるように,「コルクが崩れてしまった場合」におすすめの方法になります。
この時に用意するのは,「ボトルの中身を移すことのできる容器」と「茶こし(またはコーヒーフィルター)」,「スプーン(金属のもの)」です。
手順は次のように。
- スプーンの柄をコルクにさす
- コルクを「ゆっくりと」ボトルの中に押し込む
- 茶こしなどを使って,コルクの破片を取り除いて別の容器に移し替える
手順2の際は,「中身が吹き出す恐れがある」ので,汚れてもよい布などを敷いた方がよさそうです。