使い捨てカイロはお風呂で使えます。
再利用方法は、「消臭剤」として靴箱や冷蔵庫に、「除湿剤」としてクローゼットに、「土の改良材」として園芸用の土に。
使用期限は、未使用なら2~5年くらい。
使用済みの物は効果が薄れるまで。
捨て方は、可燃ごみや不燃ごみなど自治体によって違います。
回収場所は、「Go Green Group」という会社で再利用のため回収しています。
今回は、使い捨てカイロはお風呂で使えるのか、その再利用方法、使用期限と捨て方、回収場所について詳しく調べてみました。
お風呂で使える?
使い捨てカイロはお風呂で使うことができます。
使用済のカイロをお風呂に入れるだけで、カイロに使われている「活性炭」が塩素や汚れを吸着し、水を浄化してくれるそうです。
そして、この活性炭から出るミネラルがお湯を弱アルカリ性にしてくれ、活性炭の持つ遠赤外線効果のおかげで血行もよくなる、と良いことづくしです。
注意点は、袋から出さずに使うこと。
なぜなら袋から出して使うと、排水溝に詰まってしまう可能性があるためだそう。
再利用方法はこちら
使用済みの使い捨てカイロの再利用方法を幾つかご紹介します。
消臭剤として靴箱に、靴の中に、冷蔵庫にも
こちらもカイロに使われている活性炭の消臭効果のため。
靴にはそのまま入れればオーケーですが、靴箱や冷蔵庫に入れるなら、袋から出して容器に移して使う方がおすすめです。
その方が消臭効果が高くなるそうですよ。
クローゼットに除湿剤として
消臭効果がある使い捨てカイロですが、カイロの原料である活性炭、鉄粉、バーミキュライトには除湿効果もあるそうです。
ガーデニングに
上にも記したバーミキュライトは、もともと観葉植物用の土として使われているものなので、園芸用の土に混ぜると良いそうです。
バーミキュライトは、穴や隙間がたくさんある多層構造になっていて、それにより空気を通しやすく、保水性もアップする、という効果が期待できます。
この構造により、夏の暑い時期には土の温度が上がりにくく、寒い時期には温度が下がりにくい、というメリットもあるようです。
そして、実はカイロの他の原料である鉄粉や活性炭も、植物を育てるには適した物質なのです。
植物は、鉄分がないと光合成に必要な葉緑素を作ることができません。
なので、鉄分の補給は植物を育てるためにはとても重要です。
そして活性炭は、バーミキュライトと同じく細かい穴がたくさんあり、保水性、保温性、通気性を良くし、ミネラルを補給するなどの働きがあります。
これを知って、私も使い捨てカイロを積極的にガーデニングに使いたくなりました。
ただし、カイロの中には塩が入っている場合があるので、使う前に塩分を取り除く必要があります。
塩分を除去する方法はこちら
- コーヒーフィルター2~3枚をドリッパーにセット
- カイロの中身を入れる
- 水150から200ccを全体に行き渡るようにゆっくり注ぐ
使用期限は
使用済みの使い捨てカイロの使用期限はいつとは断言できませんが、使ってみて効果が薄れてきたタイミングで交換した方が良いようです。
また、未使用の使い捨てカイロの使用期限は購入から2~5年と、商品によって異なります。
使用期限を過ぎても使うことはできますが、時間がたつほど持続時間や温度に影響が出ることがあるので、様子を見ながら使用した方がよさそうです。
捨て方をご紹介
使い捨てカイロの捨て方は、自治体によって違います。
可燃ごみ、不燃ごみ、など、分別が様々なので自治体のホームページなどを確認しましょう。
未開封の使い捨てカイロを処分するときは、必ず袋を開封して発熱させ、熱が冷めてから処分する、というのが重要なポイントです。
カイロ単体での発火事例は報告されていませんが、条件次第では発火する可能性も…
灯油など揮発性の高いものと、「冷めていないカイロ」を一緒に捨てるのは避けた方がよいと言われています。
回収場所がある?
使用済みの使い捨てカイロの主な回収場所としてGo Green Group(株)様を見つけました。
こちらは、回収した使い捨てカイロを水質浄化剤(Go Green Cube)に加工し、汚れた水を奇麗にするために活動している会社だそうです。
「GoGreenCube」の効果
「Go Green Cube」を汚れた水に入れると、次のような効果があるそうです。
・ヘドロに含まれる硫化水素に働きかけることで悪臭を抑える効果。
・水中のリン酸に働きかけ、赤潮などのプランクトンの大量発生を防ぐ効果。
使い捨てカイロの送り先
〒490-1143
愛知県海部郡大治町砂子長田1181-1
Go Green 物流センター愛知
tel 052-444-5110
使い捨てカイロの送料は送り主負担になりますが、ただ捨てられてしまうものが環境の浄化につながるのなら、素晴らしいことですよね。
使い捨てカイロを送るときの注意点
ビニール袋に入れ、空気を抜いてから梱包してください。
また、「ホットアイマスク」は安全性の問題から、一部を除いて使用できないようです。
詳しくはホームページをご覧ください。