シャチハタ不可に押してしまったらバレる?不可の理由と訂正方法をご紹介。シャチハタ不可と書いてない時は押しても良いの?

シャチハタ不可に押してしまったらバレる?不可の理由と訂正方法をご紹介。シャチハタ不可と書いてない時は押しても良いの?

シャチハタ不可の書類にシャチハタを押してしまったら、印影を見慣れている人にはバレます。

必ず朱肉を使う印鑑で押印しましょう。

シャチハタ不可の理由は「時間が経つとインクが滲んだり消えてしまう」「ゴムが劣化して印面が変わってしまう」「量産されているため悪用されやすい」。

訂正方法は、訂正したい印影に定規で二重線をひき、その線に被るように訂正印を押す→訂正印を押したすぐ近くに、どこにもかぶらないように正しい印鑑を綺麗に押す。

シャチハタ不可と書いていない時は押しても良いですが、朱肉を使って印鑑を押した方が良いかもしれません。

詳しく見ていきましょう。

目次

シャチハタ不可に押してしまったらバレる?

シャチハタ不可に押してしまったらバレる?

シャチハタ不可の書類にシャチハタを押してしまったら、印影を見慣れている人にはバレます。

印鑑は朱肉を使って押印しますが、シャチハタは「ゴム印からインクがしみ出る」仕組み。

よく見ると、シャチハタで押した印影は文字が滲んでいますよ。

特に「シャチハタ不可」の書類を扱う人たちは、日々たくさんの書類に目を通し、シャチハタが押されていないかチェックしているはずです。

書類の押印欄が「シャチハタ不可」となっている場合はバレる可能性が高いので、朱肉を使って押印するようにしましょう。

シャチハタ不可の理由

シャチハタ不可の理由

シャチハタ不可の理由は「時間が経つとインクが滲んだり消えてしまう」「ゴムが劣化して印面が変わってしまう」「量産されているため悪用されやすい」が挙げられます。

時間が経つとインクが滲んだり消えてしまう

シャチハタは朱肉ではなくインクのため、時間が経つと滲んだり消えたりしてしまいます。

公的な書類は数年〜10年以上保管されることがあり、シャチハタだとその間に印影が消えてしまう可能性がありますよね。

朱肉を使うと印影が消えることがないため、インクを用いるシャチハタは推奨されないのです。

ゴムが劣化して印面が変わってしまう

シャチハタは柔らかいゴムでできているため、繰り返し使ったり、時間が経って劣化すると印面が変わってしまいます。

「銀行印をシャチハタで登録している自分の口座から払い戻しをする」という例でご説明しますね。

間違いなく同じ印だとしても、シャチハタのゴムが劣化して登録時と印面が変わっていたらどうでしょうか。

同じ印とは認められず、払い戻しができなくなってしまいますよね。

同じ印」と証明するためには、当たり前ですが「印面が同じ」でなければなりません。

このように、「同じ印影で押すことができない可能性がある」ため、重要な届出などでは特にシャチハタ不可なのです。

量産されているため悪用されやすい

シャチハタはどこでも購入ができ、ほとんど同じ印影のものが量産されているため、悪用の恐れがあります。

例えば、印鑑登録でシャチハタ印を指定したとします。

(シャチハタを印鑑登録印として指定できないことになっているので、あくまで一つの例としてお読みください。)

登録印が第三者に特定されると、印鑑や公文書を偽造されることで以下のようなトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。

  • 本人名義で勝手にローンを組まれる
  • 本人名義で勝手に家を購入・売却を行われる
  • 他人が家を購入する際の連帯保証人に勝手にさせられる

上記の理由から、大事な場面でシャチハタを使うのは不適切であることがわかりますよね。

訂正方法はこちら

訂正方法はこちら

訂正方法は、訂正したい印影に定規で二重線をひく→その線に被るように訂正印を押す→訂正印を押したすぐ近くに、どこにもかぶらないように正しい印鑑を綺麗に押す。

この訂正印は基本的に実印を使用しますが、偽造のリスクがあるため認印でも良いことになっています。

以下は認められませんのでご注意くださいね。

  • 訂正印にシャチハタを使用する
  • 修正テープで訂正する

きちんと訂正をすれば、誤ってシャチハタを押してしまった場合でも書類を書き直すことなく訂正が可能です。

印影の訂正ができないケースもありますので、提出先によく確認するようにしましょう。

シャチハタ不可と書いてない時は押しても良い?

シャチハタ不可と書いてない時は押しても良い?

シャチハタ不可と書いていない時は押しても良いですが、朱肉を使って印鑑を押した方が良いと思います。

基本的にシャチハタでOKなのは、「郵便・荷物の受け取り」「会社内での書類の確認」。

「シャチハタ不可」と明記がない場合は、朱肉を使う印鑑でなくても良いのかもしれません。

しかし、いざ書類を提出するとなった時に「シャチハタ不可」と言われて書類を突き返される可能性もゼロではないですよね。

「シャチハタ不可」と書いていなくても念のため印鑑を押すようにしましょう。

もしシャチハタを押してしまった場合には、認印(訂正印)を持って書類を提出に行く方がいいかもしれませんよ。

シャチハタがダメな書類

シャチハタがダメな書類

シャチハタがダメな書類は「行政に提出する公的な書類」「銀行口座開設時の届出印」「契約書など」です。

「重要な書類にはシャチハタは不可」と覚えておくと良いですよ。

行政に提出する公的な書類

  • 印鑑登録
  • 婚姻届など各種届出

印鑑登録の際には実印と呼ばれる朱肉で押す印鑑が必要です。

ゴム印であるシャチハタは受け付けてもらえません。

ちなみに、量産されているという理由で、100均で誰でも買えるような印鑑も避けるように言われるようです。

その他、役所に届け出る公的な書類にもシャチハタを押すのは避けるようにしましょう。

銀行口座の届出印

  • 口座開設時
  • ローン借入契約時など

銀行で口座開設時などにお届け印を指定しますが、シャチハタは不可です。

年数が経ってゴムが劣化し、印影が登録時と変わってしまうかもしれませんよね。

銀行でローンを借りることがあると思いますが、その契約の際にも実印を使用します。

「銀行の手続きにシャチハタは使えない」と頭に入れておきましょう。

契約書など

  • 住宅ローンを組む
  • 携帯電話などを契約する
  • 新しく保険に加入する

このような場合には必ず契約書を作成すると思います。

重要書類ですから、長く保管されることが考えられます。

印影が消えたり滲んだりしてしまうため、シャチハタは不可です。

便利なシャチハタですが「シャチハタ不可」の場面が多いので、状況によって使い分けるようにしたいですね。

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